高校生がなりたい職業ランキングというのが出ていたので、さてどんなものかと見に行ってみる。
 ベネッセ教育情報サイトである。
 
 高校生がなりたい職業ランキング 一挙公開!【2021年度版】

 第1位 看護師
 第2位 地方公務員
 第3位 プログラマー
 第3位 システムエンジニア
 第5位 保育士
 第6位 薬剤師
 第7位 管理栄養士・栄養士
 第8位 心理カウンセラー
 第9位 高校教諭
 第10位 歌手、ミュージシャン
 第10位 ゲームクリエイター

 なるほど。さすが高校生ともなれば、スポーツ選手とかお笑い芸人とかユーチューバーなどは上位から姿を消すわけである。
 まだまだ夢見る世代ではあるが、かなり現実的なものになっているという印象だ。

 看護師
 数ある資格の中でも最強の部類に入るんじゃないか。
 かなり年齢が行ってからも仕事が見つかるという意味で最強。
 病院だけでなく介護施設などでも需要がある。
 今はコロナで大変な思いをしている人も多いと思うが、長い目で見れば、いい資格だし、いい職業だ。

 地方公務員
 私も教員と言う名の地方公務員だった。
 景気に左右されない。
 突然リストラされる心配もない。
 無茶なノルマが課せられない。
 ほぼ定時に終わる。
 まあ、欠点を探すのが難しいくらいだ。

 プログラマー・システムエンジニア
 いかにも今どきの若者が好みそうな仕事だ。
 当分需要は減りそうもない。
 ただ私の身近な人たちを見ると、年をとるときつそうだ。
 常に最新、最先端を求められるから、若いもんについていけないと嘆いている。
 中年以降はマネジメント職に転向する人が多いようだ。

 保育士
 夫婦共働きが増えれば、ますます需要が高まる。
 最近は英語を教えるなど保育内容も変化しているので、単に子供が好きというだけでは務まらないかもしれない。

 薬剤師・管理栄養士・栄養士
 身の回りにこういう職業の人がいないのでよく分からない。
 専門性の高い資格なので、仕事に困るということはなさそうだ。

 心理カウンセラー
 心理系の資格を目指すなら、国家資格の公認心理師とか臨床心理士がいい。
 ただし大学院まで行く必要がある。
 単なる心理カウンセラーなら、ちょっと講習を受ければ誰でも名乗れてしまう。
 よく調べたほうがいい。

 高校教諭
 目の前に実物がいるから分かりやすい。
 生徒の立場から見れば楽しそうな仕事かもしれないが、先生の仕事は授業だけじゃないからね。

 歌手・ミュージシャン
 好きなことを仕事にできれば、こんな素晴らしいことはない。
 マスコミやテレビに登場する人たちは、ほんの一握りの成功者だけ。
 過酷な競争社会だと思うが、だからやめとけとは言わない。

 ゲームクリエーター
 創造する楽しみがありそうだ。
 一生食っていけるかという不安はあるが、その時はその時のことだ。

 職業選びというのは、憧れから始まることが多い。
 小中高校生が夢みたいなことを言うのは、かれらの特権みたいなものだから、それは許そう。
 なりたい職業はと問われて「別に」と返されるよりはずっといい。