5月27日、令和4年度(2022年度)埼玉県公立高校に入試における学校選択問題実施校が発表された。
 県発表の資料はコチラ。
 令和4年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における学校選択問題実施校

 昨年度(2021年度)と違いは、新たにさいたま市立大宮北高校が加わったことで、実施校は22校となった。
 念のため22校は、浦和・浦和一女・浦和西・大宮・春日部・川口北・川越・川越女子・川越南・熊谷・熊谷女子・熊谷西・越ヶ谷・越谷北・所沢・所沢北・不動岡・和光国際・蕨・市立浦和・市立大宮北・川口市立である。

 塾関係者の皆さんも、昨今の大宮北の倍率の高さやレベルの上昇から、当然あり得ることと受け止めておられるだろう。
 この結果、さいたま市立高校は、浦和南を除き3校中2校が学校選択問題実施校となった。
 また理数科を設置する学校は、松山を除き7校中6校が学校選択問題実施校となった。

 参考までに大宮北の2021年度入試結果は次のとおりである。
 【普通科】
  募集人員    280人
  実受検者    369人
  入学許可候補者 280人
  倍率 1.32倍
 【理数科】
  募集人員    40人
  実受検者    93人
  入学許可候補者 41人
  倍率 2.27倍
 理数科は大宮(2.28倍)と並ぶ高倍率だったが、理数科不合格となった52人のうち33人は第二希望で普通科に合格している。
 
 2022年度は、学校選択問題実施校となっても理数科志願者数にはさほど影響しないだろう。普通科志願者は若干減るかもしれないが、回避するのは下位層となるのでレベル低下にはつながらないと予想する。

 なお、同日、出題の基本方針と出題範囲も発表されたが、別記事とする。