全国高校野球選手権埼玉県大会の組み合わせ抽選会が昨日(16日)行われた。
 オリンピックに関しては、いまだに中止せよの声は止まないが、高校野球については中止論はほぼ聞かれない。
 他の高校スポーツについても、現在、全国高校総体(インターハイ)県予選の真っ最中であり、例年通り開催される見込みだ。

 わが国においてはコロナによる10代死者は出ていない。
 それに、日頃から鍛えている若者たちであるから、まあ心配ないだろう。
 年寄りの多い大会役員や観客の方が心配だ。
 
 大会は7月9日から始まり、1・2回戦は無観客で行われる。
 3回戦以降は有料(1000円)の有観客で行われ、順調に日程を消化すれば27日が決勝戦となる。

 Aシードの浦和学院と花咲徳栄、Bシードの昌平と上尾が順当に勝ち上がると、
 準決勝の組み合わせは、「浦和学院VS上尾」、「花咲徳栄VS昌平」となる。
 以下、硬式ボールを握ったこともなく、バットも振ったこともない素人の予想である。

 浦和学院ゾーンには、立教新座、細田学園がいるが、ここは順当に浦和学院が勝ち上がりそうだ。
 
 花咲徳栄ゾーンには、浦和実業、大宮東などがいるが、ここも順当に花咲徳栄。
 花咲徳栄は6大会連続の甲子園を目指す。
 
 昌平ゾーンには、埼玉栄、川口市立がいるが、今の勢いからすれば昌平の優位は動かない。
 昌平は春季大会準決勝で延長の末1点差で浦和学院に敗れた。
 
 上尾ゾーンには春日部共栄がいる。一番波乱が起きそうなゾーンだ。

 公立高校が最後に代表になったのは、平成10年第80回大会の滑川(現・滑川総合)である。
 この時は記念大会で埼玉から2校出られた(もう1校は埼玉栄)。
 上尾は昭和時代に4回甲子園に出ているが、最後の出場は昭和59年である。
 なお、その年まで埼玉では私立の優勝はなく、翌昭和60年に立教(現・立教新座)が私立として初めて優勝した。
 その後、平成の初期には、市立浦和・川越商業(現・市立川越)・大宮東・越谷西が優勝し甲子園出場を果たすが、
 前述のとおり、平成10年の滑川を最後に公立の甲子園出場はない。

 優勝まで6回も7回も勝たなくてはならないから、選手層の厚い私立が圧倒的に有利だ。
 今年もよほどのことがなければ私立のどこかが優勝するだろう。
 浦和学院や花咲徳栄あたりなら全国に出ても名前負けすることはないから甲子園での活躍も期待できる。
 なのだが、昌平の初出場とか、上尾の37年ぶりというのもそれはそれで盛り上がるんじゃないか。
 無事に大会が進むことを祈る。