滅多に行かない東京都葛飾区に行ってきた。
 行かない理由の一つは私立中学・高校が少ないからだろう。
 区内にある私立は、女バレが強いお花茶屋の共栄学園中高と、サッカーなどが強い青戸の修徳中高の2校だ。
 ついでに言えば、台東区(上野学園と岩倉)、足立区(足立学園と潤徳女子)、荒川区(開成と北豊島)、中央区(開智日本橋)が、23区内では私立中高が少ない地域だ。

 われわれ埼玉県民から見た葛飾区は、何となく近くにありそうだが、どうやって行くのかが分からない所だ。
 確かに地図で見ると埼玉県三郷市や八潮市と接しているから、近いと言えば近い。
 だが、鉄道では直接つながっていないから、上野や日暮里、あるいは千葉県松戸あたりを経由しないとたどり着けない。

 そんな近くて遠い葛飾区に行ってきたのは、ラジオ番組に出演するためだ。
 同区役所に隣接してかつしかFMというコミュニティFM局がある。
 わが埼玉の「NACK5(ナックファイブ)」などは首都圏全域をカバーする大きなFM局だが、かつしかFMは葛飾区及びその周辺のみで視聴可能な地域密着型の極小放送局だ。

 さて、その番組だが「私と一緒に喋りませんか?」という1時間の生放送で、それに私の友人が出演することになり、私はゲスト出演を頼まれたのだ。
 ちなみに、友情出演なのでノーギャラだ。

 主役である私の友人のことは、以前このブログで書いた。
 「齢70にして走りに目覚めた爺さん、80にして著書刊行に挑む」
 
 そうそう、ここで重要な報告をしておかなければならない。 
 せっかく仲間が書いたのだから、少しでも売り上げに協力しなくてはとブログで紹介したわけだが、この記事を読んでAmazonから注文してくれた方が何と15人もいらしたのである。
 有難いことだ。
 どこのどなたかは分からないが、この場を借りて御礼申し上げる。

 そこで調子に乗って再びプロモーションするが、この本の中に、私が書いたコラムが掲載されているのである。
 ページ数にして約8ページ。
 コラムタイトルは「奇跡のウッチー、ホノルルマラソンをゲットする」。
 三浦半島でのマラソンに出場した際、ほとんどビリでゴールしたにもかかわらず、副賞であるホノルルマラソン出場権を抽選でゲットしてしまった顛末を冗談半分に書いたものである。
 仲間内での酒のつまみにでもなればと書いた駄文だが、是非にと頼まれたので掲載してもらった。
 活字に(本に)なると分かっていたら、もうちょとちゃんと書いたのにと、今にして思う。

 今日の番組では、主役のウッチーさん(本名、内田安弘さん)との交流について話をしてくれということだった。
 生放送ということもあり、特にリハーサルのようなものはなく、開始30分前に半ば雑談的に打ち合わせをして、はい本番。
 が、さすがにプロだなと思ったのは、番組MCの佐々木啓子さんは、そうした雑談の中からもしっかりネタを拾っていて、本番ではそれを投げてくる。さすがベテランアナだ。後で聞いたことだが、佐々木さんの叔父にあたる方は、植草貞夫さんという朝日放送の名アナウンサーである。高校野球やプロ野球の実況でお馴染みの方だから、野球ファンであれば一度は耳にしたことがあるだろう。

 テレビやYouTubeも面白いが、ラジオも捨てたもんじゃない。
 ウッチーのおかげで楽しい時間を過ごせた。
 

中央がウッチーこと内田安弘さん(80歳)