高校野球に関心がない方、申し訳ない。
野球ネタ連投である。
が、野球のことなんてどうでもいいという方にも多少は興味を持って読んでもらえるように書いたつもりだ。
本日は、今回出場の公立高校11校について調べた。
(緑文字は当該サイトにリンクしている)
◆秋田県立能代松陽
あまり聞かない学校だが、平成25年に能代商業と能代北(女子校)が統合してできた学校だ。
能代商業時代に3回甲子園に出ているため、11年ぶり4回目出場と言う扱いになっている。
秋田県は私立強豪校と言えば明桜ぐらいしかなく、秋田商業や金足農業など公立校が代表になることが多い。
公立は資金集めをどうするのか。
学校HPに募金趣意書が載っていた。
全国高等学校選手権大会募金趣意書
募金目標額を見てビックリ。
甲子園出場って、そんなに金がかかるのか。
◆市立船橋
スポーツ強豪校として関東地方では有名だ。
いや、全国的に有名だ。
普通科・商業科・体育科の3学科構成。
寄付については、通常の銀行振り込みのほか、クラウドファンディングによる寄付も募っている。
甲子園で市船の校歌を歌いたい!市立船橋高校野球部応援プロジェクト!
目標額は3千万円で、今日現在160万円弱が集まっている。
【クラウドファンディングによる寄付金集め】
伝統的な寄付金集めのほか、クラウドファンディングによる寄付金集めが行われているのが近年の状況だ。
明秀学園日立高校野球部|初出場!2022夏の甲子園応援プロジェクト!
目標額は1千万円で、今日現在650万円弱。
横浜高校硬式野球部|2022夏の甲子園応援プロジェクト!
目標額は1千万円で、今日現在150万円弱。
県勢初の優勝を目指す”近江高校硬式野球部”夏の甲子園応援プロジェクト
目標額1千万円で、今日現在170万円強。
「心」と「人間力」で甲子園に臨む! 聖光学院高校野球部応援プロジェクト
目標額500万円で、今日現在3万円弱。
◆県立岐阜商業
2年連続30回目出場。
今大会参加校で出場回数が多いのは、
1 県立岐阜商業 30回
2 仙台育英 29回
2 天理 29回
4 智弁和歌山 26回
5 明徳義塾 22回
5 高岡商業 22回
ということで今大会参加校は最多出場を誇る。
鍛治舎巧さんという監督が有名だ。
以前は熊本の秀岳館で監督をやっていた方。
40代、50代の監督さんが多い中、この方は71歳だ。
今回の監督最高齢は興南(沖縄)の我喜屋優監督(72)だ。
我喜屋監督は、興南の理事長兼校長でもある。
◆富山県立高岡商業
富山県はいわゆる公立王国だ。
今夏富山県大会はベスト4のうち3校が公立で、私立は富山第一(過去2回出場)のみだった。
他競技では、私立の高岡第一が今夏インターハイでバドミントン男子ダブルスで全国優勝した。
◆兵庫県立社
春の選抜には1回出場しているが夏の大会は初出場。
普通科・生活科学科・体育科の3学科構成。
私立では神戸国際大付や報徳学園、公立では市立明石商業とか強そうな学校があるが、よく勝ち抜いた。
◆県立鳥取商業
11年ぶり3回目出場。
鳥取と言えば米子東だね。昨年も含め15回出ている。
近年のしてきているのが私立の鳥取城北(過去5回出場)だ。相撲部が強い学校で照ノ富士や逸ノ城の母校だ。
◆島根県立浜田
18年ぶり12回目というから結構出ている。
普通科と理数科の2学科構成だし、国公立合格者も78人ということだから、今回出場の公立の中では一番の進学校と言える。
◆高松商業
3大会連続22回目出場の名門だ。
商業高校ではあるが「英語実務科」という外国語に関する学科がある。商業高校も情報関係や国際関係に活路を求める時代ということか。
◆徳島県立鳴門
3年ぶり14回目というから、なかなかの実績だ。
中堅の普通科校といったところか。
◆佐賀県立有田工業
9年ぶり2回目。
工業高校野球部が強い時代もあったが、今回公立11校中、唯一の工業高校だ。
セラミック科という学科があるのが、いかにも磁器の産地有田らしい。
◆宮崎県立富島
3年ぶり2回目。
商業マネジメント科・情報ソリューション科・生活文化科の3科構成。
商業マネジメント科はいわゆる商業科で、情報ソリューション科はいわゆる情報処理科だろう。ネーミングで新しさを出そうということか。だったら生活文化もライフカルチャー科とかすれば良かったのに。
寄付金集めについては、こんなページがある。
特別後援会より支援活動のお願い
今回出場のための特別後援会を組織し、そこに宮崎県知事や宮崎市長、延岡市長、それに県商工会議所会頭などの名が列挙されている。オール宮崎で応援しようぜという体制だ。これが宮崎県の伝統なんだろうか。
他県の公立高校のホームページを見る機会は滅多になく、勉強になった。
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