昨日に続きホームページ関連の話題だ。
 赤字の濫用を避けるべきだという話。

 まず皆さんには、赤字・太字・下線は文章を読みにくくするという認識を持ってもらいたい。

 確かに赤字は目立つ。
 だから、授業の板書などでも重要な箇所を赤字で表記し、生徒に注意を喚起する。
 そして、ホームページでもこの手法を用いようとする。
 ここまでは良い。
 
 が、使い過ぎると何が重要なのかがかえって分かりにくくなる。
 個人差はあるが、目がチカチカして読みにくい。
 また、あまり上品とは言えないと思う。
 学校は「信頼」が大事であるから、ド派手よりも落ち着いた色使いを目指したほうがいい。

◆公立に多い赤字濫用
 なぜか公立は赤字を使いたがる。

 いくつか事例を見る前に、私立の例を見てみよう。
 慶応志木のトップページである。
 文字は読みにくいと思われるが、ここでは全体の雰囲気を見てもらうのが目的だ。
 
 赤字は一切使われていない。

 では、もう一つ。
 大宮開成である。
 トップからやや下の「新着情報」に当たる部分。
 
 ここも赤字は基本使わない。

 では公立。
 まずは県立浦和から。
 
 いきなりのレッド攻撃。
 少し下に行くとさらに加速する。
 
 ちなみにライバル横浜翠嵐はこんな感じだ。
 
 こっちの方がスマートだ。
 ついでに都立日比谷も。
 
 何か役所のホームページみたいだが、落ち着いた感じではある。

 埼玉公立をもう少し見てみよう。
 県を代表する女子校の一つ川越女子だ。
 
 赤字だけでは飽き足らず、黄色のマーカーまで使う徹底ぶり。
 他が良く出来ているだけに、このトップページがいかにも、もったいない。
 訪問者が最初に目にするトップページだけ変えれば、他は全く問題ない。
 
 もう一つ公立。
 人気低迷からの脱出を図る羽生第一だ。
 
 これが板書なら、生徒が暴動を起こしそうなレベル。
 (関係者の皆さん、申し訳ない)
 せっかく特進クラスまで作って頑張っているのに、これでは進学イメージが伝わらない。

◆赤字はここで使う
 「重要→目立たせたい→赤字」ということで、このような現象が起きるのだろう。
 だが、全部が赤字では強調の意味をなさない。
 ポイントで使ってこその赤字だ。

 複数人が関わるホームページでは、一定のルール作りが必要だ。
 私の考えでは強調の度合いは次のような順序となる。
 5 ベタ白抜き
 4 太字(色)
 3 太字(黒)
 2 下線
 1 通常
 番号が大きいほど強調の度合いは高い。
 これにマーカーとか、【 】とか、●▼※などの記号も加わるが、それらを省き単純化すれば1~5の5段階だ。

 どうしても赤字にしたいというなら、赤字を使うケースを決めておこう。
 例えば。
 一刻を争うような緊急情報。
 間違えると学校や読者が大きな損害を被るかもしれない情報。
 間違えると修復困難な事態に陥るかもしれない情報。

 仮に上記のようなルール(基準)を設けたとしたら、「国公立何人合格」とか「県大会優勝」「全国出場決定」などは、赤字である必要はない。

◆色数も出来るだけ抑える
 最後に色使いについても簡単に触れておこう。
 文字色や背景など、あまり多くの色を使わないことだ。
 たとえ、あなたの学校がパレットスクールであったとしても、である。

 スクールカラーにこだわりのある学校が、その色を取り入れるのは問題ない。 
 その上で言えば、学校は勉学の場であるから、寒色系を用いたほうがいい。
 そのほうが落ち着いたイメージ、信頼できるイメージが伝わる。
 あまり濃いと暗いイメージになるので、そこは注意が必要だ。
 青系統や、成長のイメージということから緑系統がよく使われる。

 暖色系を使う時は、原色を避け、やや薄めの色にする。
 火傷しそうな赤よりも、暖かい(温かい)ピンクなどの方が好ましい。

 カラフルな色使いは、楽しさも伝えられるが、高校や大学だと幼稚なイメージとなってしまう。
 
 これらについても、学校なりのルール作りをしておくと良い。
 担当者の個人的な好みに左右されないようにすることが大切だ。