本日、仕事始め。午前中ひとっ走りして午後から出社。
 旧中山道に面した事務所ビルから見下ろすと、調神社に向かうと思われるスーツ姿が目立つ。
 いつもながらの光景だ。

 私は昨日(1月3日)、谷中七福神めぐりに行ってきた。
 今年で16年連続だ。
 午前10時、JR山手線「田端駅」から出発。
 総勢6人。うち3人が70歳オーバー。

 東覚寺(福禄寿)
 青雲寺(恵比寿)
 修性院(布袋)
 長安寺(寿老人)
 天王寺(毘沙門天)
 護国院(大黒天)
 不忍池弁天堂(弁財天)
 と、巡る。

 駅で言うと田端駅から上野駅まで4駅。
 区で言うと北区、荒川区、台東区の三区。

 毎年同じコースを辿るので、少し変化を持たせようということで、今年は6番目の護国院から不忍池弁天堂の間に根津神社(文京区)を加えてみた。
 谷中七福神はすべて寺院で構成されているので、一つくらい神社も入れてみようという趣向だ。

◆神社でお願い事をしない
 根津神社はさすが有名神社なので、参拝客が長蛇の列をなしていた。
 少なく見積もって30分待ち、いや、もしかしたら1時間以上か。

 私はいつも思う。
 お願い事をする人と、しない人の列を分けてくれないか、と。
 私は神社仏閣でお願い事というのをしないので、あっさり終わる。
 神社であれば二礼二拍手一拝で終了。
 その間5、6秒といったところか。
 むろん正式に参拝するときは昇殿し御神楽奉納や玉串奉納となるわけだが、普段は二礼二拍手一拝のみ。

 ところが、何を念じているかは分からないが、拝殿前での滞在時間がやたら長い人がいる。
 人それぞれの流儀ががあるから別に文句を言うようなことではない。
 だが、私のような「お願い事無し派」からすると、列を分けてくれないかなと思うわけである。
 
 もしくは、賽銭箱の真正面で参拝したい人の列と、そこからちょっとずれた位置でもいい人の列を分ける。
 私は必ずしもど真ん中にはこだわらない。
 端っこで結構。
 お賽銭はあげられないが、その分、お札やお守りを求めれば神様に十分伝わるだろう。

◆誰を拝んだのか
 根津神社の主祭神は須佐之男命である。
 大宮の氷川神社も同じ。
 あと有名どころでは京都・八坂神社。

 人にもよるだろうが、私はご祭神が気になる方だ。
 寺院だったら宗派やご本尊。

 「今日は誰と遊んだの?」
 「人間」
 とはならず、
 「誰々さんと」
 となるように、神様・仏様をいっしょくたにせず、神社だったら天照大神とか伊弉諾・伊弉冉とか、寺院だったら釈迦如来とか大日如来とか、どなたを拝んでいるのかをはっきりさせたい方なのだ。
 皆さんの中にも、受験だったら湯島天神とか北野天満宮とか太宰府天満宮みたいなものが多少はあるでしょう。
 ご祭神が菅原道真だからだね。

 面倒なことを言うつもりはないが、どうせお願い事をするなら、ご祭神やご本尊をちょっとは気にしたほうが、叶いやすいんじゃないかと思う。