埼玉県公立高校入試の願書受付が始まった。
今年度のスケジュールは次のとおり。
2月 9日(木) 郵送による出願(配達日指定)
2月10日(金) 各校窓口持参による出願
2月13日(月) 同上(ただし正午まで)
2月15日(水) 志願先変更1日目
2月16日(木) 志願先変更2日目
本日は2月9日であるから、大半の願書はすでに各校に届いていることだろう。
明日10日は、何らかの事情で郵送のタイミングに間に合わなかった人が各校に持参することになる。
週明け13日も窓口受付はあるが時間が朝9時から正午までと限られているので、1日目に持参する人が多いと予想される。
志願者数及び倍率は随時発表される。
発表は「彩の国 さいたま公立高校ナビゲーション」を使って行われる。
発表スケジュールは次のとおり。
【出願】
2月10日(金)16:30現在の状況 → 10日(金)18:30~
2月13日(月)12:00現在の状況 → 13日(月)14:30~
【志願先変更】
2月15日(水)16:30現在の状況 → 15日(水)18:30~
2月16日(木)16:30現在の状況 → 16日(木)19:00~
以上だが、詳しくは「令和5年度埼玉県公立高等学校入学者選抜に関するお知らせ」をご覧いただこう。
◆志願先変更を考えるなら10日のデータで
倍率によっては志願先を変更しようと考えている受験生もいるだろう。
初志貫徹も尊いが、確実に合格を手にするための作戦もまた重要だ。
今日ここでお伝えしたいのは、志願先変更は最初に発表される10日のデータをもとに考えていいだろうということだ。
昨年度(2022年度入試)の例を見てみよう。
出願1日目までの総志願者は4万249人。
出願2日目までの総志願者は4万453人。
その差204人。
2日目に窓口出願したのは、普通科が177人、専門学科が22人、総合学科が5人だった。
全体倍率には変化がなかった。
学校別に見ておこう。
数字は左側が1日目まで、右側が2日目まで。
与野 437人 → 444人 プラス7人
豊岡 391人 → 396人 プラス5人
浦和 499人 → 503人 プラス4人
川口北459人 → 463人 プラス4人
川越 534人 → 538人 プラス4人
大宮 488人 → 491人 プラス3人
所沢西379人 → 382人 プラス3人
蕨 465人 → 468人 プラス3人
3人以上の増加があった学校をピックアップしても、この程度である。
(所沢、坂戸、松山女子は大きく数字が変化していたが、これは集計上の手違いがあったためと思われる)
以上のように、2日目に窓口持参で出願する者はごく僅かであり、それによって倍率が大きく変動することはない。
したがって、倍率によって志願先変更を検討しようという場合、1日目である10日、つまり明日のデータをもとに考えて差し支えない。
そうすれば、土日を含めてやや余裕をもって考えたり相談したりする時間が生まれるだろう。
志願先変更するためには、先に出願した学校に「志願先変更願」を持参し、「志願先変更証明書」の交付を受けた上で、新たに出願する学校に願書を持参するという面倒な手続きが必要だ。
その点も考えて、2日目である13日の発表を待たず、1日目である10日の発表で動き出したほうがいいだろう。
明日は、やや遅い時間になるが、1日目の志願者数、倍率についてのまとめ記事を掲載する予定だ。
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