今日の話は、以下の記事を丸々引用したようなものであるから、元記事をぜひお読みいただきたい。

 なぜ受験生は「夜型になるのか」に納得の学術的根拠、最適な睡眠時間は何時間か 寝だめは不可能、入試1週間前には「朝型」に(東洋経済education×ICT)

 入試間近、そろそろ朝型に切り替えた方が良い頃だろうと思い、調べていたら見つかった。
 執筆者は江戸川大学睡眠研究所の福田一彦教授である。

◆早起きより夜更かしの方が楽だから
 なぜ受験生は夜更かしして勉強するのか。
 それは「早起きよりも夜更かしのほうが容易だから」。
 教授はそのように述べられている。

 なるほど。
 言われてみればたしかにその通り。
 夜の方が静かで集中できるなどと言うが、それは早朝とて同じこと。
 なのに、なぜ夜更かしするかというと、その方が断然楽だから。
 2時間夜更かしするのはそれほど難しいことではないが、2時間早起きするのはかなりきつい。
 そりゃあ誰だって早起きより夜更かしを選ぶわ。

◆夜更かしは認知能力を低下させる
 私たちの身体に体内時計が組み込まれているのはよく知られている。
 教授は、夜更かしは「そのリズムを乱す行為」であり、「わかりやすく言えば時差ボケのような状態」だと述べている。
 このような状態では、認知能力は低下するし、精神状態も悪化してネガティブ思考となるから、良いことは一つもないと。

 教授はまた、日本の高校生や大学生は、そもそも睡眠時間が少な過ぎると指摘している。
 米国のある機関の調査によれば、「6〜13歳で9~11時間、14〜17歳で8~9時間、18〜25歳では7〜9時間」だそうである。
 受験生なのに8時間も9時間も寝てていいのか。
 と思うが、心身の状態を考えればそのほうがいいようだ。

◆年寄りが早起きなのは
 私は紛れもない高齢者であるが、決して早起きではない。
 理由は簡単で、夜遅くまで仕事をしており就寝時間が遅いからだ。
 早く起きられるはずがない。

 年寄りが早起きなのは、やることがないので早く就寝するからだ。
 眠りを維持する力が落ちているという理由もある。
 よく「バタンキュー」などと言うが、そこまで体を酷使しないので、そうそう長くは寝ていられない。
 それやこれやで早起きになりがちなのだが、あまり早起きなのも身体のリズムを崩すという点では夜更かしと同じなので気を付けなければいけない。

◆朝型に変えるのに1週間
 私は無理に朝型に変える必要はなく、せいぜい2~3日前から変えればそれで十分かと思っていた。
 が、教授によると1週間ぐらいは必要ということだ。
 夜更かしは時差ボケ状態だとすれば、それが完全に戻るには、たしかに1週間くらいは必要だろう。

 夜の方が集中力が高まる感じがするのは気のせい。
 朝だって集中できるし、しっかり寝た後のほうが能率が上がる。
 受験生の皆さんも、試験時間を意識し、それに合わせたリズムに戻しておいたほうがいいだろう。
 
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