前回の続き。
 志願先変更のための参考資料の後編である。
 今回は、出願1日目で倍率が1.10倍台以下の学校だ。

◆出願倍率が1.10倍以上
 1.10倍以上だった学校は次のとおり。

 新座(1.17)
 与野(1.17)
 川口東(1.16)
 越谷北(1.16)
 春日部女子(1.15)
 久喜(1.15)
 草加西(1.15)
 熊谷(1.14)
 鳩ヶ谷(1.14)
 鶴ヶ島清風(1.13)
 深谷(1.13)
 川口青陵(1.12)
 狭山清陵(1.12)
 朝霞(1.11)
 熊谷女子(1.11)
 熊谷西(1.11)
 坂戸(1.11)
 庄和(1.11)
 深谷第一(1.11)
 松山女子(1.10)
 越谷東(1.10)
 松伏・情報ビジネスコース(1.10)
 
 ここからは、出願1日目時点で、普通科平均倍率(1.17倍)以下の学校となる。
 1.20倍以上校の場合、基本的には志願先変更後は下がる傾向が見られる。
 しかし、1.10倍以上校になると、上がる学校と下がる学校が半々という状態になってくる。

【東部】
 春日部女子は、3年度(1.24→1.20)、4年度(0.98→1.01)
 久喜は、3年度(1.06→1.09)、4年度(1.12→1.09)
 越谷北は、3年度(1.34→1.36)、4年度(1.50→1.45)
 越谷東は、3年度(1.12→1.13)、4年度(0.99→1.00)
 庄和は、3年度(0.94→0.96)、4年度(0.87→0.90)
 草加西は、3年度(1.03→1.06)、4年度(1.05→1.04)
 松伏・情報ビジネスコースは、3年度(0.98→0.98)、4年度(0.55→0.60)

【西部】
 朝霞は、3年度(1.23→1.20)、4年度(0.96→0.98)
 坂戸は、3年度(0.99→1.01)、4年度(1.08→1.07)
 狭山清陵は、3年度(1.12→1.11)、4年度(1.14→1.13)
 鶴ヶ島清風は、3年度(0.94→0.95)、4年度(1.07→1.01)
 新座は、3年度(1.02→1.03)、4年度(0.90→0.93)
 松山女子は、3年度(0.96→0.97)、4年度(1.06→1.08)

【南部】
 川口青陵は、3年度(1.10→1.08)、4年度(1.03→1.04)
 川口東は、3年度(1.01→1.03)、4年度(1.00→1.02)
 鳩ヶ谷は、3年度(1.27→1.21)、4年度(1.27→1.26)
 与野は、3年度(1.16→1.16)、4年度(1.24→1.23)

【北部】
 熊谷は、3年度(1.00→1.03)、4年度(1.07→1.10)
 熊谷女子は、3年度(1.13→1.13)、4年度(1.07→1.08)
 熊谷西は、3年度(1.13→1.12)、4年度(1.15→1.13)
 深谷は、3年度(1.09→1.04)、4年度(0.93→0.94)
 深谷第一は、3年度(1.13→1.13)、4年度(1.17→1.15) 
 
◆出願倍率が1.00倍以上
 1.00倍以上だった学校は次のとおり。

 大宮東(1.09)
 川越西(1.09)
 越谷西(1.09)
 大宮北(1.09)
 鴻巣(1.08)
 所沢中央(1.07) 
 上尾南(1.06)
 朝霞西(1.06)
 坂戸西(1.06)
 日高(1.06)
 ふじみ野(1.06)
 本庄(1.06)
 鷲宮(1.05)
 桶川(1.04)
 所沢西(1.04)
 飯能(1.04)
 宮代(1.04)
 上尾鷹の台(1.03)
 春日部東(1.03)
 入間向陽(1.02)
 川越初雁(1.01)
 三郷北(1.01)
 大宮光陵・外国語コース(1.00)
 志木(1.00)
 杉戸(1.00)

 1.00倍台となると、上昇する学校の方が多くなってくる。
 4年度の場合、1.00倍以上校は28校あったが、志願先変更で上がった学校が17校、変化なしが4校、下がった学校が7校だった。
 上がった場合も下がった場合も、0.01~0.03ポイント程度であった。

【東部】
 春日部東は、3年度(1.13→1.14)、4年度(1.05→1.06)
 越谷西は、3年度(1.03→1.02)、4年度(1.17→1.16)
 杉戸は、3年度(0.86→0.91)、4年度(1.05→1.04)
 三郷北は、3年度(1.11→1.11)、4年度(1.03→1.03)
 宮代は、3年度(1.04→1.04)、4年度(0.97→0.95)
 鷲宮は、3年度(0.99→0.99)、4年度(0.94→0.98)

【西部】 
 朝霞西は、3年度(1.25→1.23)、4年度(1.17→1.13)
 入間向陽は、3年度(1.03→)、4年度(1.29→1.23)
 川越西は、3年度(0.88→1.01)、4年度(0.92→0.97)
 川越初雁は、3年度(0.75→0.80)、4年度(0.95→0.97)
 坂戸西は、3年度(1.21→1.13)、4年度(1.05→1.05)
 志木は、3年度(1.29→1.22)、4年度(1.08→1.08)
 所沢中央は、3年度(1.25→1.19)、4年度(1.09→1.14)
 所沢西は、3年度(1.05→1.08)、4年度(1.07→1.10)
 日高は、3年度(0.96→0.96)、4年度(1.03→1.03)
 ふじみ野は、3年度(0.94→0.99)、4年度(1.12→1.07)
 飯能は、統合による新規開校のため過去データなし。

【南部】
 上尾鷹の台は、3年度(1.17→1.14)、4年度(1.05→1.05)
 上尾南は、3年度(1.09→1.00)、4年度(1.11→1.05)
 大宮光陵・外国語コースは、3年度(0.78→0.78)、4年度(0.65→0.68)
 大宮東は、3年度(0.92→0.94)、4年度(0.83→0.88)
 桶川は、3年度(0.87→0.90)、4年度(1.00→1.00)
 大宮北は、3年度(1.35→1.33)、4年度(1.10→1.11)

【北部】
 鴻巣は、3年度(1.09→1.09)、4年度(1.11→1.08)
 本庄は、3年度(1.27→1.27)、4年度(1.15→1.13)
 
◆出願倍率が0.90倍以上
 0.90倍以上だった学校は次のとおり。

 草加(0.97)
 草加南(0.97)
 八潮南(0.97)
 松山(0.96)
 日高・情報コース(0.95)
 大宮武蔵野(0.93)
 富士見(0.93)
 小川(0.91)
 鴻巣女子(0.91)
 松伏(0.91)
 
 ここまで来ると、さすがに低下する学校はなくなる。と、言いたいところだが、4年度は18校(コース含む)のうち、3校が低下した。
 基本的には上がると考えていい。
 あと僅かであるが、18校中、定員割れを解消したのは4校で、それも1.00倍が2校、1.01倍と1.02倍がそれぞれ1校という状態だった。定員割れを解消したのは、0.98倍と0.99倍からで、0.97倍以下で定員割れを解消できた学校はなかった。

【東部】
 草加は、3年度(0.99→1.05)、4年度(1.07→1.04)
 草加南は、3年度(1.03→1.02)、4年度(1.09→1.09)
 松伏は、3年度(0.97→1.02)、4年度(0.97→0.99)
 八潮南は、3年度(0.78→0.94)、4年度(0.90→0.99)

【西部】 
 小川は、3年度(0.76→0.81)、4年度(0.91→0.92)
 日高・情報コースは、3年度(1.43→1.28)、4年度(0.88→0.93)
 富士見は、3年度(1.02→1.00)、4年度(0.92→0.96)
 松山は、3年度(0.90→0.90)、4年度(1.01→1.01)

【南部】
 大宮武蔵野は、3年度(1.02→1.04)、4年度(1.06→1.06)

【北部】
 鴻巣女子は、3年度(0.85→0.85)、4年度(0.68→0.68)
 
◆出願倍率が0.80倍以上
 0.80倍以上だった学校は次のとおり。

 秩父(0.89)
 羽生第一(0.89)
 八潮(0.88)
 栗橋北彩(0.87)
 白岡(0.87)
 岩槻北陵(0.86)
 和光(0.86)
 北本(0.84)
 桶川西(0.83)
 妻沼(0.82)

 4年度は7校あった。そのうち1校は変動なし。残り6校は上がった。
 ただし、この倍率から定員割れを解消した学校は無かった。
【東部】
 岩槻北陵は、3年度(0.83→0.86)、4年度(0.75→0.75)
 栗橋北彩は、3年度(0.78→0.81)、4年度(0.97→0.97)
 白岡は、3年度(0.79→0.81)、4年度(0.81→0.82)
 羽生第一は、3年度(1.00→0.98)、4年度(1.00→1.04)
 八潮は、3年度(1.17→1.12)、4年度(0.97→0.94)

【西部】
 和光は、3年度(0.87→0.92)、4年度(0.86→0.86)

【南部】
 桶川西は、3年度(0.96→1.00)、4年度(0.77→0.81)

【北部】
 北本は、3年度(0.92→0.94)、4年度(0.95→0.95)
 秩父は、3年度(1.01→1.01)、4年度(1.05→1.05)
 妻沼は、3年度(0.75→0.76)、4年度(1.01→1.02)
 
◆出願倍率が0.79倍以下

 三郷(0.79)
 児玉(0.77)
 蓮田松韻(0.63)
 上尾橘(0.60)
 越生(0.51)
 鳩山(0.49)
 八潮・体育コース(0.45)

 4年度は、0.79倍以下校が13校(コース含む)があった。そのうち5校が変動なし。8校が上がった。もっとも上がった学校でも0.05ポイントであり、ここから定員割れを解消した学校はない。
 
【東部】
 蓮田松韻は、3年度(0.58→0.60)、4年度(0.68→0.68)
 三郷は、3年度(1.07→1.01)、4年度(0.59→0.62)
 八潮・体育コースは、3年度(0.45→0.58)、4年度(0.98→1.00)

【西部】
 越生は、3年度(1.03→1.00)、4年度(0.59→0.61)
 鳩山は、3年度(0.47→0.49)、4年度(0.41→0.42)

【南部】
 上尾橘は、3年度(0.81→0.87)、4年度(0.75→0.80)

【北部】 
 児玉は、統合により新設のため、前年データなし。
 
 志願先変更により、どの程度の志願者増減があり、倍率変化があったか。
 全日制普通科に関して、令和3年度、4年度の動向を示した。
 多少は参考になるかもしれない。

 明日(13日)は、出願2日目の状況が発表される。
 一日目とさほど変わらないと思われるが、一応レポートする予定だ。