埼玉県公立入試の出願が締め切られた。
 繰り返し言っているように、以前と異なり郵送が主流となっており、窓口持参は非常に少なくなっている。
 
 全日制高校の数字で見てみよう。
 第一日目(10日)までの出願者 40.002人
 第二日目(13日)までの出願者 40.069人

 今日出願したのは、わずか67人だ。
 普通科  54人
 専門学科 10人
 総合学科  3人
 
 大して意味のある数字ではないが、後日のため、今日の結果をまとめておこう。

◆3人増加
 朝霞     378→381
 川越     502→505
 所沢西    374→377
 坂戸 外国語 48→51

◆2人増加
 浦和西    526→528
 大宮南    435→437
 川口北    461→463
 川口東    322→324
 所沢中央   341→343
 深谷     223→225
 蕨      426→428
 市立浦和   550→552
 浦和南    461→463
 川越総合   235→237

◆1人増加
 上尾     290→291
 浦和一女   488→489
 大宮武蔵野  222→223
 小川     181→182
 桶川西    132→133
 川口     383→384
 熊谷女子   352→353
 越ヶ谷    481→482
 越谷東    305→306
 坂戸     354→355
 庄和     177→178
 草加南    232→233
 所沢     496→497
 所沢北    427→428
 南稜     412→413
 新座     232→233
 蓮田松韻   124→125
 不動岡    475→476
 三郷北    240→241
 八潮     105→106
 与野     418→419
 川口市立   544→545
 川口市立 スポーツ科学
        127→128
 市立川越   202→203
 大宮北    305→306
 越谷南 外国語45→46
 大宮 理数  113→114
 川口市立 理数
 川口工業 電気72→73
 所沢商業 情報処理97→98
 ふじみ野 スポーツサイエンス
        75→76
 岩槻 国際文化45→46 
 滑川総合   282→283

 この程度の増加であるから、倍率を大きく動かすほどではない。
 なので、倍率は省略した。

 明日一日おいて15、16日が志願先変更期間となる。
 が、ここでも劇的な変化は起きないだろう。
 と、これも何度も言ってきた。

◆注目の学校
 まだ志願先変更が残されているが、ここまでの結果を見て、注目校をいくつか挙げておこう。   
 皆さんそれぞれのお考えはあるだろうが、ここはあくまでも個人的視点であるので、さらっと読んでいただければ結構。

 4年度に欠員募集を行った学校、すなわち定員を割ってしまった学校が普通科で31校(コース含む)あった。
 この中では、岩槻のV字回復ぶりが目をひく。2年度は僅かに割れて1人の欠員募集、3年度は最終倍率1.03倍で定員割れは免れたが、4年度は15人の欠員募集。そして今回が1.28倍。前年の反動ということもあるが、この倍率の高さはそれだけでは説明できないような気がする。学校ホームページが部活情報一色になっている学校が多い中、この学校は「今日の授業風景」といった形で連日学校の様子を発信してきた。こうした広報活動の効果もあったかもしれない。

 2年度13人、3年度43人、4年度10人と、常に欠員募集を行ってきた川越初雁が、現在1.01倍となっている。この先3人以上志願者が減ると欠員補充となる。実に微妙な数字だ。学校ホームページの最新情報に、同校進路指導主事・上田祥子教諭の記事が載っている。私は、上田教諭が所沢北高在任中から、その授業に注目しており、川越初雁に移動してからも授業見学に行った。生徒たちの活動を見て、「これが万年定員割れ校の授業か」と驚き、感動した。川越初雁が定員割れから脱却できるかどうか注目している。

 新座も今のところ1.18倍となかなかの数字を出している。2年度は16人の欠員募集、3年度は定員ちょうど、4年度は15人の欠員募集だから、いわゆる隔年現象なのかと思うが、それにしては高いので、これもこの先の動きを注目しておこう。余談だが、お笑いの四千頭身の真ん中の背の低い子はこの学校の出身だね。

 2年連続で欠員補充を行っている大宮東と庄和も、今のところ1.09倍、1.11倍となっているが、これは40人減の影響が大きいようだ。

 定員割れ校以外にも、越谷北(普通科)がずいぶん低いなとか、いろいろあるが、今日はここまで。

【追記】
埼玉県教育委員会発表の入学志願者数(2月13日発表)はこちら。
令和5年度 埼玉県公立高等学校における入学志願者数