まだまだ続く教育関係者対象説明会(塾説明会)。
今日の訪問校は杉戸高校である。
塾説は今日と明日、同内容で2日間設定され、ご都合の良い日にどうぞという方式。
同じご町内の昌平高校もこの形なので、いわば「杉戸方式」。
◆校長は不在だったが
中村修二校長は不在であった。
私的な(ご家庭)の事情でということなのでそれ以上は問うまい。
校長は世間の皆さんが想像する以上に校外での仕事が多いので、何か月も前に予定していた塾説明会当日に別の用件が入るのはやむを得ない。
ただ、主催側の責任者で自らの名前でお客を迎えているのだから、たとえやむを得ない事情だったとしても何か一言くらいあっても良かろう。その方が感じがいいだろう。
という話は先週書いたばかりだが、そのせいもあってか、校長メッセージがプリント配布され、「お詫び+挨拶」の短い動画が流された。
何度も言うように、説明会というものは印象が大事なのである。
相手が受験生だろうが塾や中学校の先生だろうが同じことだ。
そういう点では、この学校、受付から感じがいい。
下足箱に参加者の名札が貼られていた。
これは杉戸高校オリジナルではなく、これまでもいくつかの学校で見かけている。
私立で、100人単位の塾長が来るような学校では無理だが20人か30人くらいまではこれができる。

◆スライド枚数、県高校記録を更新
文字も画像として扱う、杉戸高校独自のパワポスライドは今年も健在だ。
下のブログ記事はちょうど1年前に書いたものだ。
「塾説史上初、読まなくていいスライド」と書いたが、スライド枚数は去年の130枚から138枚に増えていた。県高校記録を更新。
◆伝えたいのは安心
どの程度意識しているかは不明だが、この学校のプレゼンには、随所にキラーワードが散りばめられている。
キラーワード。
日本語に訳せば「殺し文句」。
他の学校にそれが無いとは言わない。
特に私立の場合には、各校に募集広報のプロみたいな先生がいらっしゃるので、受験生や保護者の心をつかむのがうまい。
一方、公立高校の先生方は、無難な表現やワードに終始することが多い。
誤解なく、正しく伝えようとするあまり、説明が長くなったり、用語が難し過ぎたりもする。
その点、杉戸高校のプレゼンでは、おそらく他校ではあまり耳にしなかった言葉を聞くことになるだろう。
したがって印象に残りやすい。
たとえば。
「杉戸高校は、光る原石を見つけ、育てる学校です」
「杉戸高校は、普通の生徒が、普通の青春を過ごせる学校です」
こういう言い方は、この学校に来ない限り聞けない。よって、印象に残りやすい。
9年度入試に関する説明も分かりやすい。
「できるだけ昨年までの形に近くなるように設計しました」
「面接は、その子の良いところをこちらが(面接の先生が)引き出すようにしますから安心してください。うちの学校の面接に関しては過度な練習はしなくても大丈夫です」
多くの学校は、良かれと思い、面接について細かく丁寧に説明する。
むろん、学校として間違った姿勢ではないのだが、「自己評価資料」だの「マイボイス」だのと、細かく正確に説明すればするほど実は受験生を不安に陥れる。
「MyVoice(マイボイス)」。
いや、だからそれって「自己紹介」だろう。
そんなに難しく考える必要ないんだよ。
と、まずは安心させ、落ち着かせる。
今日は、塾の先生相手だったが、大人だって「そうか」と納得し、ちょっと安心したのだから、受験生だったらなおさらだろう。
この学校の、受験生向け説明も何度か聞いているが、このあたり非常に巧みだ。ここ数年安定した倍率が出ているのもうなずける。
◆夏季講習で面接対策やってくれるんですか
今日は塾説なので、塾長先生とも情報交換。
ある塾長先生曰く、「保護者から、夏季講習で面接対策はやっていただけるんですかという問い合わせがありました」。
ほらね、こういうことなんだよ。
親からそう言われてしまうと塾としては対策をせざるをえない。すべての学校が面接を実施し、すべての受験生に面接を課すということは、すべての塾に面接対策講座の開設を求める結果になる。
面接練習を何回も何時間もやる暇があったら、その分英単語の一つも覚えてもらったほうがいいと思うんだが、どうやらそれは古い人間の古い考え方のようだ。
最後は話が別の方向にそれたが、明日も塾説を行う杉戸高校にお願い。
たぶん受検者、合格者の学力検査点や調査書点(内申点)は去年より上がっていると思うので、そのあたりも可能な範囲内で数字的なものを示してもらえると塾の先生としても指導がしやすいと思う。

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