2学期始業式の校長講話を集めている。
何しろ講話全文に目を通さなければならないので時間がかかる。完全レポートはあと数日かかりそうだ。
そこで今日は、先行して一つだけ紹介しておこう。
熊谷高校、加藤哲也校長の始業式講話である。
リンクはこちら。
1学期終業式講話では、哲学者ヘーゲルが登場する一方、AKB48まで飛び出し、なかなか聞かせる話をする方だと思っていたら、今度は生成AIにからめて「ドラえもん」が登場。どうやら、いろいろなポケットをお持ちのようである。
要は、「生成AIの利便性は無視できないが、それに頼り切らない視点が必要」という話であるが、詳しくはリンクをご覧いただこう。
で、話は飛ぶが、あまり話題になっていないが熊高は埼玉県教育員会が実施する「データサイエンス・AI リテラシーを活用できる高校生育成事業」のモデル校となっているのだ。モデル校は2校あり、もう1校は熊谷女子である。
データサイエンス・AI リテラシーを活用できる 高校生の育成について(2022年9月9日 埼玉県教育委員会報道発表資料)
大学には次々にデータサイエンス学部ができている。つい数日前も宇都宮大学にデータサイエンス経営学部が新設されるというニュースが出ていた。
低迷する工業高校や商業高校も、いつまでも情報技術だ、情報処理だと言っていないで、データサイエンスを名乗ったらどうだと思うが、それはまた別の機会にしよう。
実は今週末、取材で熊谷高校を訪問することになっている。
よみうり進学メディア10月号「進学実績特集」のための取材だ。
依頼の電話をするのにちょっと迷った。
ご記憶の方もいるかもしれないが、2年前の9月、ブログにこんな記事を書いている。
これは2年経った今でも結構読まれている記事だ。
もしもこの記事を目にしていたら、断られるのではないかと心配したが、快諾を得てホッとした。
まあ、私としては「浦高・熊高」と並び称された伝統校が、定員スレスレではまずいだろうという思いで書いたわけで、熊高をディスったわけではない。
熊高はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校でもあり、データサイエンス・AIのモデル校でもあるわけだから、こうした先進イメージをもっと前面に出して欲しい。という話を取材ついでにして来ようと思っている。
念のため、熊谷女子のホームページも見てみた。
グッドタイミングで今日の新着記事にデータサイエンスがらみのニュースがあった。
相変わらずテキストに小さな写真を貼り付けただけのオールドスタイルの記事体裁なのが残念だが、この手の話題をどんどん発信するのはいい。
トップ画面に「~熊女の一歩先ゆく「ICT×学習」「ICT×進路指導」~」とあるが、これも変えて欲しいね。
今やICTという言葉では先進性をアピールできない。
DXとかAIとかデータサイエンスでしょう。
ついでだが、記事の中に「熊谷市役所の方からも講義を受け、熊谷市の課題解決について探究活動を行う予定です」とあった。
だったら一つ提案がある。
熊谷市民でもない私が言うのも何だが、通学路にある17号の醜悪な歩道橋を撤去してほしい。スクランブルにするか、エレベーターを設置する。お年寄りはどうするのよ。ベビーカーを押すお母さんはどうするのよ。世は歩道橋撤去時代なのだよ。熊女生の皆さん、よろしくお願いします。
再掲になるが、この動画。
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