12月13日、埼玉県が令和6年度埼玉県私立高校等の初年度納付金を発表した。
高校や塾の先生方にとっては常識であるが、この種のデータは埼玉県教育委員会のホームページにはない。
このブログには、たまに受験生や保護者の方もやって来るので念のため解説しておくが、私立学校を管轄しているのは、教育委員会ではなく埼玉県総務部学事課というところであるから、そちらのホームページを参照してもらいたい。
◆初年度納付金とは
ここで初年度納付金としているのは、以下の費用の合計である。
1 入学金
2 授業料
3 施設費
4 その他
「1入学金」は初年度のみであるが、それ以外は2年目以降も発生するであろう費用である。
◆県平均額
各費用及び合計額の平均は次のとおりである。
1 入学金 23万5708円
2 授業料 40万2658円
3 施設費 18万1071円
4 その他 3万0425円
初年度納付金合計の平均は84万9862円である。
また、入学検定料の平均は2万4375円である。
◆初年度納付金の高い学校
初年度納付金合計が高いのは次の学校である。
1 慶応志木 132万0000円
2 立教新座 130万2000円
3 早大本庄 118万3000円
4 昌平(IBコース)116万9280円
5 浦和明の星女子 102万8000円
6 東邦音大東邦第二 99万0800円
7 自由の森学園 98万1200円
8 大妻嵐山 93万0000円
9 秀明 91万6000円
10 西武文理 89万2000円
◆初年度納付金の低い学校
初年度納付金合計が低いのは次の学校である。
40 埼玉平成 75万0600円
41 星野女子部 74万2900円
42 山村学園 74万0000円
42 山村国際 74万0000円
44 本庄第一 73万8000円
45 細田学園 72万5600円
46 西武台 72万0000円
47 武南 70万2000円
48 正智深谷 69万3200円
49 東京成徳大深谷 69万2400円
50 本庄東 64万4000円
◆授業料の高い学校
授業料については、2年次・3年次も確実に必要になる費用なので、これについても調べてみた。
1 昌平(IBコース) 79万2000円
2 慶応志木 77万0000円
3 早大本庄 68万4000円
4 立教新座 62万4000円
5 武蔵野音大附属 50万0000円
6 東邦音大東邦第二 49万2000円
7 栄東 45万6000円
8 自由の森学園 44万1600円
9 独協埼玉 43万2000円
10 大妻嵐山 43万0000円
(昌平IBコースの授業料はIBコース費分を含む)
なお、ほとんどの学校は、この他に第二の授業料とも言うべき「施設費」を徴収している。名称は学校ごと様々であり、徴収の仕方も学校ごとに異なる。
以上は県発表に基づくデータであるが、詳細については各校ホームページや募集要項等で確認してもらいたい。
コメントを残す