本日は早朝より埼玉県内私立中学校入試の取材に出かけた。
 その話もしたいところだが、ちょうど3学期が始まり多くの公立高校で始業式が行われたタイミングでもあるので、定番記事となった「校長は何を語ったか」をお送りする。

 原則として全文が読めるもの。
 リンクの下に「  」でくくられた文言があるが、要約ではなく本文からピックアップしたものである。

●上尾(嶋村秀樹校長)
令和5年度第3学期始業式講話より
「人の身体は、流れに乗ることは得意であり悪循環に遭遇するようにできているのです。一方で、流れを変えるのはとてもは苦手なのです」

●上尾南(秋元俊一校長)
負けてたまるか【始業式講話概要】
「準備や対策なしでは、口先だけになり良い結果は得られません。努力をしていない自分自身にも納得ができないでしょう。奇跡はそう簡単にはやってきません」

●伊奈学園(浅賀敏行校長)
堂々と胸を張って
「世間を恨み、うまくいかないことを世間のせいにして日々暮らすことなく、先人の知恵を励みにして自己内対話を重ねながら、自らの信ずる道を歩んでください」

●浦和工業(堀口真史校長)
令和5年度 3学期始業式
「私たちが社会を変えるには、自分ができる、身近なところから変えることです。気に入らないといって暴力を振るうことはもちろんですが、人の心を傷つけるような言動を見つけたら、「止めようよ」と言える勇気です」

●浦和商業(内田 靖校長)
本当のコミュニケーション能力とは
「自分の主張を明確な理由とともに述べられる、あるいは他人の主張やその根拠を整理して理解できることが、本当のコミュニケーション力です。口数が多いことをコミュニケーション能力と勘違いしている人がいますが、本当のコミュニケーション能力とは相手の話を整理して理解し、自分の主張を筋道立てて説明できることです」

●浦和西(加藤 元校長)
令和5年度第3学期 始業式校長講話
「「できるかできないかじゃない。やるかやらないかだ。」どんなに苦しい状況であっても、最後までやり抜く力は、社会のリーダーにとって必要不可欠な能力の一つです。皆さんには、西高でのあらゆる教育活動を通じて、どのような逆境の中であっても、最後までやり抜く強い信念と覚悟をもって挑戦し続ける、そんな社会のリーダーに是非育っていってほしいと本気で思っています」

●越生(吉澤 修校長)
3学期始業式挨拶
「先の事や相手の心を読み、自らの学びをどのように社会に生かすかを考え、勢いよく活気に満ちた高校生活を過ごし、大きな成果が得られる年にしてください。期待しています」

●春日部工業(齋藤 潤校長)
第3学期始業式あいさつ
「人間は一人では生きていけません。どうか相手へのリスペクトを忘れず、周囲に配慮できる、人に寄り添える、そんな優しさをもつ人になっていただきたいと思います。今年の皆さんの成長に大いに期待しています。共に頑張りましょう」

●春日部東(竹本 淳校長)
3学期始業式校長講話
「これからの時代、生成AIを如何に有効活用するかは論を待つまでもありませんが、安易にそれに頼りすぎると、変化の激しいこの時代を生き抜くために必要な力の1つ、「思考力、判断力、表現力」を育むことへの妨げに繋がるのではないだろうか」

●川口北(高松健雄校長)
全校集会校長講話「災害への対応と新年に期待すること」
「2年生は3年生に向けての「いわゆる0学期」のスタートです。「先んずれば人を制す」とも言います。1年生は、自分の苦手科目を克服するなどして、進路選択の幅を広げてください。出来ないことの「愚痴」や「言い訳」、周囲の環境に対する「不満」や「不平」は非生産的です」

●川越南(石川良夫校長)
校長日誌 1月全校集会
「2人のエピソードを聞くと基礎研究の発想の転換の大切さや研究の継続の大切さが伝わってきます」
(注:2人とは昨年のノーベル生理学・医学賞受賞者、カタリン・カリコ教授とドリュー・ワイスマン教授)
「本校は現在2期制を行っていますが、来年度から3学期制に戻ることが決まっています。行事等が大きく変わることはなく、年間3回成績が出される点が変わります」

●熊谷(加藤哲也校長)
令和5年度3学期始業式
「課題解決能力、特に、前例のない課題を解決する能力は、技術や語学のように、勉強すれば身に付くものではありません。(中略)課題解決能力を向上させるには、常に探究心を持って日常生活を送ること、そして、トライ・アンド・エラーを繰り返していくしかありません」

●熊谷女子(佐藤智明校長)
自分にはできないと思うことに挑戦しよう(校長講話)
「「自分にはできない・無理だ」と思っていたことは、実は自分を目に見えない型や枠にはめてしまっているからできないと感じるだけで、できないと思うことにチャレンジすることが未来を広げるのだと実感しています」

●越谷西(石塚貴久校長)
令和5年度第3学期始業式
「人間性こそ皆さんが将来社会に出るときに最も求められる力であると思っています。いつの時代も社会は主体的にがんばれる、仲間を大切に協働できる、伸びる人材を求めます。是非、参考にしていただき、自らの人間性を磨いて欲しいと思います」

●越谷南(井上一也校長)
3学期始業式校長講話
「どのような立場の人でも、この世の中を自分一人で生きていくことはできません。人生に必要なものは、感謝と思いやりだと思います。夢・目標をかなえるためには必要なことだと強く感じます」

●庄和(水石明彦校長)
【校長講話】第三学期始業式
「勉強を覚えることと勘違いしてはいけません。知識は、本来考えて身に付けていくものです。ただ暗記するという手法は、時間のないときの緊急手段です」

●草加南(谷ヶ﨑 覚校長)
校長講話
「チャンスは人から与えられるものではなく、自分から掴みに行くものであり、待っていても来るものではないと思います。または、チャンスが来ているのかもしれませんが、後ろ向きな人には、それがチャンスであると気づかないまま通り過ぎてしまったり、それを掴む準備ができていないのだと思います」

 細かい話だがこれは直しておこう。平和は何よりだが

●秩父農工科学(服部 修校長)
令和5年度第3学期始業式 校長講話
「「夢」と「目標」は同じでありません。その違いはどこにあるかわかりますか? それは達成の「期限」が明確かどうかです。言い換えるなら、「いつかこうなりたい」、「いつかこれをやりたい」という夢は、期限を決めた時点で「夢」ではなく「目標」になるのです」

●鶴ヶ島清風(井上正明校長)
第3学期始業式行われる 3学期始業式講話
「皆さんには限りない可能性があります。高校時代の今こそ、夢を追いかける時期です。皆さんも、新たなに迎えたこの令和6年、高い目標を持って、自分の夢の実現に向け努力してください」

●所沢(内田正俊校長)
「もっとリスクを減らせないか」3学期始業式校長あいさつ
「身の回りで起こるリスクには回避できるものもあれば、突然起きてしまうものもあります。交通機関や繁華街などでの事故では、たまたまその場に居合わせた人々がどういう行動を取るかが、自分の生死も分けると思います」

●南陵(掛川達雄校長)
【3学期始業式】校長の言葉
「苦しいことから逃げてばかりでは真の成功はありません。時には歯を食いしばって苦しいことに立ち向かう勇気が必要な時もあります。令和六年が皆さんにとって、光り輝く年となるよう祈念しています」

●新座総合技術(佐久間博正校長)
3学期始業式
「甲と辰が合わさる今年は、時代が動き、大きな出来事が起こる年と予想され、皆さんにとっては、これまでの努力が実って夢が叶う年になるかもしれません」

●新座柳瀬(伊藤孝人校長)
校長講話 第3学期始業式
「、(小さくてもよいから)夢や目標を持ち、疲れたら休んでエネルギーを蓄え、元気になったら、その実現(達成)に向けて前向きに取り組んでいただきたいと思います」

●羽生第一(相模幸之校長)
第3学期始業式
「他者と関わる際に「積極的、肯定的、前向きな言葉かけを、笑顔で、優しく、受容的な態度で」という姿勢を持つことは、自分への「メリットがあろう、なかろう」に関わらず大切なことなのではないかと考えています」

●三郷北(石井和男校長)
校長あいさつ・校長式辞・講話
「成功する年とするためにも、「今、何をすべきか」という優先順位をつける習慣を身に付けてください。優先順位をつける習慣イコール自己管理能力だと思います」

●和光国際(鈴木啓修校長)
第3学期始業式校長講話
「よくないことをしている大人を見たときに、「大人がああなら、俺たちもああでいいんだ。」とは思わないでください。「反面教師」として見て「ああいう大人には絶対にならない」と思ってほしいのです」

 とりあえず公立ホームページだけ一周してみた。
 見落としもあるかもしれない。
 私立は校長式辞や講話などを掲載する習慣、ないしはそういった文化がないようなので、申し訳ないが調べていない。