草加アコスで開かれた埼玉東部進学フェアに行ってきた。
 第20回ということだ。
 はっきり記憶していないが、見に行くのは10年ぶり2回目といったところか。

 埼玉県東部の公立高校をはじめ、埼玉・東京・千葉・栃木の私立など約80校が参加。
 埼玉県内公立では、春日部・春日部女子・春日部東・川口東・久喜・栗橋北彩・越ケ谷・越谷北・越谷西・越谷東・杉戸・草加・草加西・草加東・草加南・三郷・三郷北(以上、普通科)、杉戸農業・春日部工業・久喜工業・越谷総合技術・三郷工業技術・誠和福祉(以上、専門学科)、幸手桜・吉川美南(以上、総合学科)が参加していた。

 埼玉県内私立では、浦和学院・浦和実業・叡明・浦和麗明・開智未来・春日部共栄・国際学院・埼玉栄・昌平・獨協埼玉・花咲徳栄・武南などが参加していた。

 埼玉県北部や西部の方々には草加といってもピンと来ないだろう。
 鉄道路線で言うと東武スカイツリーライン(伊勢崎線)沿線で、上り急行に乗ると次は東京都足立区の西新井、その次は北千住と、東京に近い町である。
 そのため人口も急増し、さいたま市・川口市・川越市・所沢市・越谷市に続き県下6位となっている。

 こうしたロケーションであるため、参加校は東武スカイツリー線(伊勢崎線)沿線校と、新越谷(=南越谷)で接続している武蔵野線沿線校が中心となっているようだ。

◆曲がり角の進学フェア
 以前から繰り返し言っているが、こうした大中規模のフェアは曲がり角に立っている。
 基本、箱(会場)を用意し、出展校を募り、あとは受験生に参加を呼び掛けるだけというシンプルなビジネスモデルであり、比較的参入障壁が低い。
 したがって乱立しやすい。
 現にそうなっている。
 いずれいくつかが淘汰されるだろう。

 淘汰が進む一番の要因は、いわゆる「教員の働き方改革」であると見ている。
 これだけ教員の長時間労働が問題になっている時代だ。
 校外であれ校内であれ、土日祝日に先生方を動員することがますます困難になりつつある。

 そうすると、先生方に無理にお願いしてでも出展しておきたいイベントと、そうではないイベントとがはっきりと分かれてくる。
 こうして出展校(ブース参加校)が減って行けば、受験生側から見ても魅力のないイベント(行く意味のない)となり、徐々に淘汰が進む。

◆微妙に減っている学校説明会
 諸々必要あり、各校の学校説明会実施計画を調査している。
 その中で気づくのは、実施回数が微妙に減っている学校が増えてきたことだ。
 回数が増えている学校もあるが、どちらかと言うと減らしている学校の方が多い。

 これもまた「教員の働き方改革」を背景として出てきたものだろう。

 興味深いのは、比較的募集が上手く行っている学校がむしろ増やし、苦戦している学校が減らしていることだ。
 どうせやっても無駄と諦めているのだろうか。
 
 回数を減らすことは否定しない。
 だが、その分一回一回の参加者を増やす工夫をしなければならないのだが、どうもその様子が見えない。
 大丈夫か。

◆新パンフレット、デビュー
 かつてこの時期のイベントだと前年版の余りを配っている学校も少なくなかった。
 だが、今日見たところでは、多くの学校が新版を配布していた。
 これはいいことだ。
 とっくに賞味期限切れの廃棄物(ゴミ)を平気で配る学校が減ってきたのはいいことだ。

 学校案内パンフレットにはいくつかの機能(役割)がある。
 その中の一つが、大規模イベントの陳列コーナー(自由にお取りください)で手にとってもらうことがあるだろう。
 思わず手に取ってしまう斬新なデザイン、あるいはインパクトのあるデザインを目指したいところだ。
 それと、もっとも重要なのは校名アピール。
 表紙に要素を盛り込み過ぎると、肝心な校名がかすんでしまうので注意が必要だ。