不動岡高校食堂にカレーを食いに行ってきた。
というのはもちろん冗談で、ちゃんと目的はあった。
午前中、他の学校での重要案件を済ませて、その足で不動岡高校に向かった。
今日から2年生の修学旅行(行き先は台湾)で校長先生は引率のため不在だった。
前日、電話連絡したところ、「私(校長)は不在だが、教頭先生や広報担当の先生が対応できる」とのこと。
◆不動岡大学になってくれませんか
今日はこの一言を言いたいがために行ったようなもの。
不動岡高校には、加須を中心とした北埼地域の知の拠点となってもらいたい。
だから不動岡大学。
地域の教育力を高めるために、公立私立の枠を超え、また学校種(小中高大)を超え、学校間で協力する。
不動岡高校がその研究拠点となる。
本来このような役割は本物の大学が担ったほうがいいのかもしれない。
加須市には平成国際大学がある。
しかし、如何せん歴史が浅い。
もちろん平成国際大学にもこの輪に加わってもらいたいが、センターの役割は130年の歴史を誇る不動岡高校に担ってもらいたい。
すぐに出来そうなのは、授業公開、授業研究。
花咲徳栄の先生、開智未来の先生、みんなで不動岡の授業を見に行く。
もちろん都合がつけば中学校の先生が来てくれてもいい。
そして次は不動岡の先生が、花咲徳栄や開智未来の授業を見に行く。
幸い花咲徳栄も開智未来も授業公開にはオープンな学校だから問題ないだろう。
もちろん将来的には羽生や行田など周辺地域を巻き込んで行く。
◆競争と協調は両立できる
公立と私立は生徒募集上のライバルという側面がある。
しかしこれは、激しく対立することだけを意味するものではない。
地域の生徒の流出を防ぎ、また、地域への流入を増やすという点においては協調・協力関係が必要だ。
たとえば加須地域の場合で言えば、他地域に攻めて行くときは3校合同で戦う。
すでに不動岡高校は、さいたま市や熊谷市に遠征している。
これに広報活動やICT教育優れた花咲徳栄、開智未来が加われば強力な軍団が形成される。
そうやって人々の目を加須地域に向けさせる。
◆ポツンと一校は滅びる
ポツンと一軒家ならぬ「ポツンと一校」は独占状態となるので有利と思われるかもしれないが、これは絶対的に不利な戦いなのだ。
前後から、左右から攻められ、あるいは四方を囲まれたら一巻の終わり。
攻めるにしても守るにしても、数校がまとまったほうが強力なのは明らかだ。
戦果を分け合うのは後でいい。
このように考えると、たとえば東部地区だと越谷軍団がなかなか強力だ。
公立で越谷北、越ヶ谷、越谷南、越谷西、越谷東、越谷総合技術があって、私立で叡明、獨協埼玉がある。
春日部軍団には、公立で春日部、春日部女子、春日部東、庄和、春日部工業、私立で春日部共栄がある。
これだけあると他所に目を向けなくてもそこそこ市内で完結できる。
ポツンと一校で苦しい戦いを強いられている学校は、隣接市町や沿線の学校と組んで軍団を形成したほうがいい。
これからの戦い方だ。
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