「校長は何を語ったか」の卒業式編である。
何度も繰り返しているが、式辞はホームページ掲載したほうがいい。そして、アーカイブ化したほうがいい。
そう思っているが、各校それぞれ考え方があっていいだろう。
ほんの一部分しか紹介できないので、ぜひ原文を当たっていただきたい。
公立・私立とも学科に関係なく五十音順である(公立は県立、市立の順)。
【公立】
●上尾南(小茂田佳郁校長)
卒業式 式辞
「現代は「時間」や「効率」が重視される時代です。しかし、最短距離でゴールを目指すことだけが正解ではありません。時にはうまくいかないこと、迷い、悩み、遠回りをすることもあるでしょう。しかし、その「道草」を食うことでしか得られない経験や、人の痛みがわかる優しさ、そして寄り道したからこそ出会える景色が、人生を豊かにしてくれます。「道草によってこそ、道の味がわかる」。人生を楽しみ、焦らずに、皆さんだけの歩みを大切にしてください」
●朝霞(伊藤孝人校長)
令和7年度卒業証書授与式
「これからの社会は、人工知能をはじめ、さまざまな技術革新の進展により生活がますます便利で効率的になる一方、自然災害の激甚化や未知なるウイルスなどの感染拡大、社会の分断や対立の深刻化など、予測困難な負の課題とも向き合わなければならないかもしれません。ですから、皆さんには、心身の健康を大切にしながら、雨ニモマケズ、風ニモマケズ、災害や感染症、想定外の出来事や不運にも負けず、人と人との絆を大切にしながら、しなやかに、そしてたくましく世の中を生き抜いていただきたいと願っています」
●朝霞西(佐藤成美校長)
3月12日 卒業証書授与式【校長室より】
「皆さん一人ひとりの力は、決して小さなものではありません。他者の心に寄り添うその姿勢こそが、地域を支え、社会を動かす原動力となるのです。どうか、自信をもって歩みを進めてください。新しい時代において、地域を支え、地域に貢献する存在となるのは、朝西の卒業生であってほしい。私は常にそのことを願い、皆さんの未来に大きな期待を寄せています」
●浦和工業(堀口真史校長)
※ラストメッセージはこの記事の最後に全文を掲載した。
●大宮(松中直司校長)
「大宮高校の財産は『人』である」
「誰かのために自分の時間を使うこと、困っている人に手を差し伸べること、自分の知識や技術で社会に貢献すること。そうした「与える」という行為こそが、単なる「生存」を超えて、皆さんの人生を「意味あるもの」に磨き上げていくのだと思います。皆さんがこれから出会う困難の多くは、自分一人では解決できません。「人と人との関わり」や「支え合い」、「他者とのつながり」が不可欠であり、その中にこそ、人生の本当の価値があります。どうか、異なる意見の人の話に耳を傾け、自分とは異なる背景を持つ人々と協力することで、新しい可能性を生み出す人になってください」
●大宮光陵(矼(いしばし) 秀年校長)
第38回卒業証書授与式 校長式辞
「皆さんには、これまでにない「生き方のデザイン」を提案し、自らが新しい仕事を生み出す担い手となって、世界で活躍することを期待しています。皆さんは、この大宮光陵高校の三年間でこれらの素養を十分に磨いてきました。持ち前の優しい心と爽やかさで、しかもたくましく、ゆるぎない意志で、光り輝く未来をきっと創造してくれるものと、私は信じています。そして、三十八期生の皆さん一人一人が、自らの力で人生の楽しみを見つけ、生きがいを見つけ、強く生きていくことを心から願っています」
●桶川西(長谷川彰則校長)
【校長室】校長式辞
「(前略)この字、最近はあまり使わず、難しいですが、送り仮名をつけて「堪える」と読みます。通常「たえる」は「耐」の字を使います。耐えるですから、我慢するとか、持ちこたえるという意味があります。両方ともその意味がありますが、「堪」にはその他に、責任や任務、負担に対応できる能力や技量があるという意味を持ちます。近い将来、社会に出て働くようになり、何かを成し遂げなければならない時には「堪える力」が必要です。我慢する「耐える」ではなく、成し遂げる「堪える」、堪えられる人になってください」
●春日部(角坂清博校長)
【校長ブログ】第78回卒業証書授与式
「目の前の課題に誠実に向き合ってください。一見無駄に見えるものにも価値の芽を見つけてください。そして、違和感を大切にし、常識を疑い、自分の目で真実を見極めてください。皆さんには、世界を変える力があります。理系であれ文系であれ、その力は必ず未来のどこかで必要とされます。そして、どうか恐れずに挑戦し、逆境を乗り越え、自らの手で未来をつくってください。皆さんのこれからの歩みに、心から期待しています」
●春日部工業(齋藤 潤校長)
【校長のブログ】3/10 第60回卒業証書授与式を挙行しました。
「皆さんは本校で3年間「技を磨き心を育む」というスローガンのもと、専門技術の習得と心の修養に励んできました。人の役に立つ、優れた工業製品を作るためにはこの2つの要素が大事であり、だからこそ本校で学んだ皆さんには、無限の可能性があると確信しています」
●春日部女子(加藤 元校長)
式辞・講話
「皆さんは、すでに立派な挑戦者なのです。ぜひ、3年間育んだ友情を糧に、本校で培った春女スピリットを生涯忘れることなく、一つ一つの課題や難問に真摯に向き合い、「多様性を享受」し、お互いをリスペクトし合える人間性や、物事の真理を常に追究し続ける姿勢、思いやりあふれる「利他の心」をもった社会のリーダーとして、そして、新たな時代の先駆者として、これからも挑戦者であり続けることを願っています」
●川口(上原一孝校長)
【校長ブログ】常に「当事者」としての想像力を持とう~卒業式を挙行しました~
「皆さんには、社会の出来事を決して「他人事」とせず、常に「当事者」としての想像力を持って関わってほしいと思います。人権侵害や不条理に対し、勇気を持って「それはおかしい」と言える良心と、弱い立場にある人に寄り添う優しさを忘れないでください。第78期生の皆さん。皆さんが県立川口高校の3年間で培った「高く正し」の精神と、共に歩んだ仲間との絆は、正解のない未来を照らす確かな灯火となります。自分の可能性を信じ、この学び舎を誇りとして、堂々と歩んでいってください」
●川口東(井上一也校長)
【校長室】第46回 卒業証書授与式
「その夢の実現に向けて必要なことの一つは「素直な心」を持つことであると思います。先生、上司、先輩、友達から言われたことを謙虚に聞き、その中に自分を成長させるヒントがないかよく考える。そしてヒントを見つけたら、それを生かして自分を成長させていく、その姿勢を忘れないでください。皆さんが、これからも「素直な心」を持ち続け、多くのことを学び、吸収していくことが、夢の実現に近づくものとだと思います」
●川越女子(西野 博校長)
校長日誌 卒業証書授与式
「中野先生のように、社会全体に思いを巡らせ、そして自らの良心に照らして判断する――その日々の選択の積み重ねが、やがて社会の姿をかたちづくります。明るい未来は、遠い彼方にあるものではなく、私たち一人一人の内に芽生える意思から始まるのです。川女での三年間、皆さんは知性を磨き、感性を育み、互いを認め合いながら高め合ってきました。その積み重ねは、皆さんの内に確かな力となって息づいています。その力を持つ皆さんならば、自らの能力を存分に発揮し、人々がより安心して暮らすことのできる未来を築いていくことができるはずです」
※中野先生=九州大学助教・中野知香(はるか)氏。同校卒業生。「第七回輝く女性研究者賞(ジュン・アシダ賞)」を受賞。
●川越初雁(服部 修校長)
第41回卒業証書授与式 校長式辞
「皆さんの前には、多様な道が拡がっています。時には「自分には向いていないのではないか」「自分には才能がない」と壁を感じることもあるかもしれません。しかし、そこで歩みを止めないでください。諦めてしまったらそこで終わり。多くのことに関心を寄せ、学び続けることで、自らの可能性は後からいくらでも拡がっていきます。本校の校訓である「健康・勉学・自律」の精神を胸に、自分の手で未来を塗り替えていく強さを持ってください」
●川越南(石川良夫校長)
校長日誌 第49回卒業証書授与式
「新しい生活が始まったら、まずは多くの人との出会いを大切にしてください。自分と異なる価値観に出会ったなら、決して顔をそむけずに、まずは関心を持ってください。価値観が多様に存在する中で全ての人が幸せで持続可能な生活を営むことができる社会を創ること、これはとても難しいことですが、これが将来の日本を支える皆さんに求められている命題の一つであると思います。様々な分野で未来を創るリーダーとなるための、広く強い土台をつくってください」
●北本(本城千晶校長)
49期生の晴れやかな旅立ち
「今皆さんは、問いと希望を携えて、長く自由な人生の入り口に立っています。デジタル化が加速する現代ではすぐに差し出される答えがあります。けれどどうか、与えられた答えに、思考を預けてしまわないでください。すぐには形にならない問いに、自分の言葉で、時間をかけて向き合うこと。その重みが、やがて皆さんを支える力になります。あなたの助けを待っている誰かのためにもどうか、自分が大切だと思うものを、問い続け、守り続けてください」
●熊谷(市川 京校長)
令和7年度卒業証書授与式式辞
「未来が不確かで答えのない時代をどう生きるべきか。多くの迷いや試行錯誤を繰り返しながら、自ら状況を見極め、新たな道を切り開くことが求められます。他者の意見にただ従うだけでなく、自身の思考を尽くし、失敗を恐れず、新たな発見へ挑戦していくことが必要です。論理的思考と挑戦を恐れぬ勇気。この二つの調和こそが、激動の世を渡る礎となります。本校において培われた学びは、単なる知識の蓄積にとどまらず、物事の本質を捉え、自らの道筋を見出す力であると確信しています」
●熊谷女子(栗藤義明校長)
第78回卒業証書授与式・校長式辞
「“To boldly go where no one has gone before.”(誰も到達したことのない場所へ、勇敢に進め。)皆さんが歩む先々で、その個性の花が新しい誰かの心と重なり合い、まだ誰も見たことのない未来の景色を創り出していくことを、私は確信しています。苦しときや辛く悲しいときは、この熊女で過ごした時を思い出してください。そこには、「かざさん花の冠を」という合言葉の下で、頑張った確かな足跡が残されています。皆さん一人ひとりの個性の花が、これからの社会を彩り、やがて豊かな花の冠となって輝くことを、心から願っています」
●鴻巣女子(秋元俊一校長)
卒業証書授与式
「これからの人生で、前向きに進んでいったとしても、思い通りにいかないこともあるはずです。滅入ってしまうこともあるでしょう。しかし、「やらなかったことを後悔するより、やったことを後悔する方がいい。」失敗を恐れて挑戦しないことよりも、挑戦した経験こそが人を成長させます。どんなに社会で成功している人も、挫折や迷いを経験しながら、自分の道を切り拓いてきているものです。どうか自分を信じ、諦めずに歩み続けてください」
●越谷西(橋本 淳校長)
第45回卒業証書授与式・校長式辞
「本日お渡しする卒業証書には、二つの日付が書いてあります。その意味をかみしめてください。一つは誕生日。この日、母は命がけで皆さんを産み、その日、父は「生まれてきてくれてありがとう」とささやき、はじめて皆さんを抱いた時、父も母も「この子を守りたい」と思ったにちがいありません。皆さんが生まれた日は、皆さんだけに特別な日ではなく、皆さんの家族にとっても大切な日です。人生を振り返った時に、最上の幸福とは自分の幸せではなく、家族の幸せであることを、いずれ皆さんもわかります。60年以上生きてきた私が言うのだから間違いありません」
●越谷南(相原博和校長)
旅立ちの日(第50回卒業証書授与式)
「卒業証書授与に続いて行った校長式辞では、卒業生への餞の言葉として次の2つの話をしました。一つは「生涯学び続けよ」ということ。(中略)もう一つは「他者から必要とされる人物を目指せ」ということ。(中略)そして、どちらも「南の風」の一員として日々自己研鑽に取り組んできた皆さんであれば、必ず実現できるはずだと伝えました」
●坂戸(久住 毅校長)
【校長だより】卒業証書授与式 式辞
「。社会の中で生きていく上でより大切なのは、人とつながり協働して、「私たちの最適解」を求める力です。自分の能力を差し出すとともに、仲間の協力を求め、利害を調整し、力を合わせて課題を解決していく力です。探究活動、学校行事、部活動などを通じて、皆さんはこうした「非認知能力」を培ってきました。人とつながり協働する。その中で、皆さんが持つ素晴らしい力を生かしてください。この先所属する組織の中で、地域社会で、家庭で。そうして実り豊かな人生を歩んでほしいと思います」
●狭山工業(田中克典校長)
令和7年度 第62回卒業証書授与式 式辞
「皆さんの持つ技術と情熱で、ぜひ「社会に貢献できる技術者」となってください。生成AIやロボット技術を使いこなし、あるいはそれらを生み出す側として、皆さんの工夫や努力が、誰かの生活を豊かにし、社会全体をより良い方向へと導く力となるはずです。「社会のレギュラー」として、それぞれの持ち場で存分に活躍してくれることを心から期待しています」
●狭山清陵(小久保 守校長)
第42回卒業証書授与式
「感謝の気持ちは人だけに向けるものではないと感じています。私たちが毎日を生きてこられたのは、食べ物としての植物や動物、きれいな空気や水を与えてくれる自然の存在があったからであります。当たり前に思えるこれらの恵みも、実は多くの“いのち”のつながりによって支えられています。そのことに気づき、感謝する心を持つことは、これからの私たちの生き方にとって大切なことだと思います。今日の卒業を新たな出発点として、お世話になった人への感謝とともに、自然の恵みにも感謝しながら、よりよい未来をつくる一員として歩んでいってほしいと思います」
●庄和(渡辺秀行校長)
【校長講話】令和7年度卒業証書授与式 校長式辞
「南桜井駅から本校へ向かう、16号の交差点に、大凧のオブジェがあります。(中略)大凧は保存会の方が3か月もかけて、和紙と竹で作ります。大凧を揚げるのは引手と呼ばれる百数十人。見物客は約10万人。江戸川河川敷を埋めた人々が見守るなか、大凧が空へ舞い揚がる姿は、まさに勇壮です。(中略)大凧も風を受けて、悠々と舞い揚がるときもあれば、上手く揚がらないこともあります。凧が揚がらない時こそ、引手は、風を読んで、挙げる方向を変えたり、引く強さ、走るスピードを変えたり、揚がらない時の創意工夫、努力が後の成功へとつながるのです」
●杉戸(中村修二校長)
校長日誌】第47回卒業証書授与式
「杉戸高校での3年間の学びを通じて、皆さんは5つの大切な力を育んできました。「主体性」・「協調性」・「発信力」・「共感力」・「継続力」。これらの言葉は単なるスローガンではなく、皆さんが日々の学びや部活動、学校行事、仲間とのかかわりの中で、確かに身につけてきた「生きる力」です。これら「5つの力」を携えた皆さんは、「VUCAの時代」にあっても、しなやかに、仲間と支え合いながら、そして主体的に生き抜いていかれることを確信しています」
●杉戸農業(田口 剛校長)
第78回卒業証書授与式
「本校は、地域とともに歩んできました。農業という本校の特長を生かし、積極的に地域とかかわりを持ち、地域産業の活性化に貢献をし、信頼を得てきました。その背景には、百年を超える歴史と、多くの卒業生の活躍があります。 そして、若い皆さんへの大きな期待があります。これからは、皆さんが地域で活躍し、後輩たちの良き手本となってください。 小さなことでも構いません。 自分にできることを、社会に返していく人であってほしいと願っています」
●草加東(佐藤智明校長)
卒業生へ最後の授業(校長式辞)
「本校が大切にしてきたのは、知識の習得だけではなく、総合的探究の授業や学校行事など、問いを立て、仲間と協働し、解を創り出す力です。失敗を恐れずに試し、振り返り、次へ活かす——この「学び続ける力」は、進学先でも、職場でも、社会のどの場面でも、皆さんを確実に支えていくことでしょう。そして、地域に根ざし、他者を思いやる姿勢を身に着けました。多様な価値観を尊重し、対話から新しい道を拓く姿勢は、これからの時代にこそ求められる力です」
●常盤(鴨志田新一校長)
第20回修了証書授与式
「人類がこれからも繁栄を続け共存できる豊かな国際社会を築くためには、自分を大切にすると同じくらいに他者を思いやり行動できることが大切です。国境を越えて人と人との絆を築いてください。そして平和を築く担い手となってください。新しい世界に飛び出す 皆さんの未来に幸(さち)がありますように! 絶対に幸せになりましょう。 新しい世界へいってらっしゃい!」
●所沢(内田正俊校長)
全日制卒業式 式辞:「自主自立」の灯を、不透明な時代の道標に
「本校の伝統である「自主自立」。それは、単に自分の好きなように振る舞うことではありません。自分たちで問いを立て、異なる意見に耳を傾け、納得がいくまで対話を重ねる。たとえ効率が悪くとも、自らの手で「納得解」を導き出していく。行事や部活動、そして日々の学習の中で皆さんが見せた、あの粘り強い姿こそが、混迷する社会において最も必要とされる「知性と寛容さ」に他なりません」
●戸田翔陽(鈴木 健校長)
3/16 卒業式 & 天変地異? &「こんなもの」42
「皆さんはこれまで、戸田翔陽高校という一つの学び舎で共にすごしてきました。しかし、これからは、企業等へ就職する人、大学や専門学校へ進学する人、あるいは今しばらく次へ進む準備をする人など、様々な道に分かれます。明日からは、人生の次のステージに向けて、力強く一歩を踏み出してください。その皆さんにあらためて、卒業のはなむけとして申し上げます。「身を立て 名をあげ やよ励めよ 今こそ 別れめ いざさらば」」
●蓮田松韻(鈴木紀幸校長)
【校長】誇りをもって!!
「誠実に努力する人、挑戦を続ける人、そして周囲への感謝を忘れない人の周りには、必ず「良い風」が吹き、人と人とのつながりが生まれていきます。皆さんにはぜひ、そのような「良い風」を周りに起こせる人になってほしいと思います。自分自身の努力によって、職場や学校、地域の中に新しい活力を生み出す存在となってください」
●羽生第一(仲山嘉彦校長)
第48回卒業証書授与式を終えて
「皆さんは可能性の塊です。だから、自分の可能性を、自ら狭めないでください。未来は不透明です。しかし、だからこそ、様々な可能性を試すことができます。そして、そのこと全てが「あなたをつくる大切な時間」になります。滲まず、染まらず、薄まらず、自分を見失うことなく、自らの思いや願いを大切に、人生を歩んでください」
●不動岡(関根憲夫校長)
3月14日(土)進取の気風No.488「第138回卒業証書授与式」
「Anything essential is invisible to the eyes.「一番大切なことは目に見えない」と訳される言葉ですが、このessentialはEssenceという単語から派生しています。Essenceは「本質」という意味です。物事の奥に隠されている本質的なもの、核心的なものは「心で見なくちゃよく見えない」と、キツネを通してサン・テグジュベリが私たちに伝えています。(中略)自分の人生をしっかり生きている人間は本質を見極め、ブレることのない自分軸を持っています。この「先行き不透明で答えがなかなか見つからない時代」であっても、「理想を指して進みゆく」には、この本質を見極める目が必要です」
●松山女子(黒田勇輝校長)
令和7年度 第78回卒業証書授与式 校長式辞
「「学びは、自ら主体的に取りに行く、受け身ではダメ」と始業式や終業式でも話したことがあると思います。そして、それを「好きこそものの上手なれ」と言い換えたと思います。好きになったことなら、いくらでも時間を費やせるし、また、苦労を感じないし、むしろやっていて楽しい。この境地が学びの真髄なのです。今から七百年以上も昔の吉田兼好の言葉です」
●三郷北(橋 功校長)
令和7年度第44回卒業証書授与式 式辞
「卒業生の皆様には皆さんには社会に出て、この「守破離」を実践してもらい、人生の成功を勝ち取ってほしいと思います。決して、「形無し」となることのないように努力を続けてほしいと思います。改めまして、ご卒業おめでとうございます。これからの皆様の活躍を心より祈念しております」
●宮代(松本剛明校長)
【校長日誌】第42回卒業証書授与式
「人間誰でも、他の人には決して負けない良いところを持っています。良いところがゆえに、自らは気づいていない場合も多々あります。たとえどんな小さなことであっても、自分自身の良いところはこれだとしっかりと認識し、その上で、これから先もその良いところを生かしたり、伸ばしたりしてもらいたいのです。一つと限らず、あればあるほど、有形無形の力を発揮してくれます。皆さん一人一人がそれぞれ持つ良さを大きな武器として活用し続けてください」
●妻沼(有賀弘一校長)
令和7年度卒業証書授与式式辞
「皆さんが入学するとき、先生方は、このように考えていました。「妻沼高校では、中学校ではなかなか経験できなかった、充実した学校生活を、存分に送ってもらって、社会に巣立ってもらいたい。」そのために、先生方が様々な工夫を凝らしてきたのは、言うまでもありません。(中略)そうした妻沼高校で積み上げてきた様々な「経験」を大切にしてください。ここにいる全ての卒業生、保護者の皆様が「本校に入学して良かった」と思えること、そして、これからも「母校となる妻沼高校を誇りに思う」こと、「経験」から、そのように実感することを心から願います」
●八潮南(福島 聡校長)
第40回卒業証書授与式 式辞
「皆さんには、この一年、特別なお願いをしてきました。それは、八潮南高校最後の卒業生として、部活動、資格取得、委員会・生徒会活動、進路実績、様々な面で模範となる「背中」を下級生に見せてほしい、というお願いであり、期待することでした。皆さんはその期待どおり「昭和59年の開校以来、先輩方が守り続けてきた良き伝統、何事にも全力で取り組む姿、これが八潮南高校の最上級生の姿なのだ」という八潮南高校イズムを示してくれました。皆さんの思いは、下級生を通じて新校の新入生へとしっかりと受け継がれていくことでしょう。卒業生の皆さん、八潮南高校の「有終の美」を飾ってくれて誠にありがとうございました」
●寄居城北(新井康之校長)
第16回卒業証書授与式 校長式辞(令和8年3月11日)
「皆さんにこの話をするのは、誰かの力で自分を幸せにしてもらって味わう喜びよりも、自分の力で誰かを幸せにすることができたときに味わう喜びの方が深い、と私が思っているからです。小さなこと、と思う人もいるかもしれませんが、皆さんは、私を幸せにしてくれました。皆さんは、周りの人を幸せにする力も、自分自身を幸せにする力も、お互いを幸せにする力も、みんな持っているのです」
●和光国際(堀 尚人校長)
卒業証書授与式を行いました
「四月から本校は、和光高校と統合し、新校となります。最初このことを聞いたときに皆さんは、戸惑いと不安があったと思います。しかし、皆さんはすぐに前を向き、新校のことを考えてくれました。昨年十一月の和光高校の文化祭では生徒会の人たちを中心に、展示を行い、和光高校最後の文化祭に華を添えてくれました。私は、和国生の他人を思いやる気持ちや温かさに感動しました。これから、在校生・職員一同、今まで築いてきた和光国際高校をさらに発展させ、より充実した学校になるよう努めていきます。皆さんが過ごした和光国際高校は永遠にここにあります」
●鷲宮(相模幸之校長)
第46回卒業証書授与式
「これからの人生 生きるのが嫌になるほどつらいことがあっても投げ出さず、あきらめず、希望を失うことなく、人生を歩んでください。鷲高の「宝」である皆さんは未来の日本の「宝」です。高校卒業の日が 三月十一日「いのちの日」と重なったことをどうか忘れず、これからも自分を大切に、勇気と希望を持ってたくましく生きてください。そして、自分自身を大切にするとともに、皆さんを支えてくれる家族や友人、周りの人、これから皆さんと出会う人のことも、同じように大切にしてください。皆さんを取り巻くすべての人と、ともに協力し、支え合い、絆と信頼を築きながら、皆さんには豊かで幸せな人生を歩んで行ってほしいと願っています」
●蕨(小川 剛校長)
【教務広報】第67回卒業証書授与式
「充実した高校生活の背景には、みなさんの本校での文武両道の実践をはじめとする日々の努力があってのことだと思います。そこで改めて「努力の積み重ね」が大事であることを卒業にあたっての贈る言葉とします。(中略)引き続きそれぞれの道で弛まぬ努力を重ね未来を切り拓いていくことを願います。そして皆さんの未来が、努力の輝きと出会いの温かさに満ちた、素晴らしいものとなることを心から願っています」
●浦和南(相坂賢将校長)
令和7年度 第61回卒業証書授与式 校長式辞
「浦和南高校では、「解のない課題に立ち向かう、21世紀に輝く南十字星として」、これからの勉強は、何が問題か分からない場合もあれば、問題が分かったとしても誰も答えを知らないという状況に遭遇します。21世紀を生き抜く皆さんは、この「解」のない課題に立ち向かう能力を身に付けることが必要と教えてきました。南高での教えが役立つ日が、必ず来るはずです。明日からは、自分だけの正解を探してください」
●大宮北(関田 晃校長)
卒業式式辞
「これから皆さんは、それぞれの進路へと歩みを進めます。それは、より専門性の高い新たな学びへの挑戦の道です。どの道を選んでも、皆さんは学び続けることを求められます。そこで大切なことは3つです。自ら考え行動すること、他者と協働すること、困難に直面しても諦めないこと。北高で手に入れた宝を活かして、さらなる高みへと自分自身を押し上げていきましょう。花咲く未来をつくり出せるよう、覚悟と志を抱き続けましょう」
【私立】
★大宮開成(松﨑慶喜校長)
(3/2)591名よ、たった一杯の土でも……令和7年度卒業式
「皆さんはこれからも、投げ出したくなる困難に出会うことがあるかもしれませんが、一度や二度、いや百度の失敗にも決してあきらめてはいけません。それ以前に、皆さんはまだ、失敗というほどのことさえしていないのです。校訓「愛 知 和」のもと、大宮開成で学びを重ねてきたように、地道に、一歩一歩進めば、必ず目標に近づく、どんな道でも開けると信じて、これからの人生を歩んでいってください」
★昌平(加藤慎也校長)
LAST MESSAGE①
LAST MESSAGE②
「当たり前の反対は「有り難い」です。当たり前にあることが「有ることが難しい」から、「有り難い」なのです。そういう意味からすると、皆さんが今この場所にいられること、そしてお父様、お母様、ご家族の皆さんに支えられて 3年間を過ごせたこと、これはとっても「有り難い」ことですよね。今なお平和が脅かされる、あるいは健康が脅かされる国々もたくさんある中、今こうして皆さんと一緒にいられることがどれほど有難いことなのか。その有り難いことへの思いを皆さん、お父さま、お母さま、ご家族の皆さんに「ありがとう」と伝えてください」
★東野(平井廣治校長)
第39回卒業証書授与式を挙行いたしました
「いよいよ旅立ちの時が近づいてきました。これから先の皆さんの人生には、無限の広がり、多くの人とのつながり、そして可能性に満ちた未来が待っています。「守破離」を意識しながら歩んでいく中で、もし進むべき道に迷ったときには、この東野高等学校の「建学の精神」を是非思い出してください。「知識は第一の宝、品行は最高の美、忍耐は無上の力」この「建学の精神」は、これから先も常に皆さんの進むべき道を指し示してくれるはずです」
以下の学校は再編に伴い、この3月に学校が閉じられることになっている。最後の卒業式を記録に残しておくため式辞全文を掲載する。
●浦和工業(堀口真史校長)
令和7年度 第62回卒業証書授与式 & 閉校舎セレモニー
「本日ここに、埼玉県立浦和工業高等学校閉校舎セレモニーを卒業生そして多くの関係する皆様の御臨席の下、執り行えることに感謝申し上げます。また、永きにわたり本校を支えてくださった多くの皆さまに、心より感謝を申し上げます。
本校は、地域の期待に応え、昭和36年4月に開校しました。以来65年の歴史の中で、ものづくりで社会に貢献する多くの若者を育ててまいりました。これまで本校を巣立った卒業生は 15.227名。その一人ひとりが、各界で技術を磨き、信頼を築き、社会の発展へ大きく寄与しました。本校の歩みは、まさに卒業生の努力と活躍によって築き上げてきたものです。
そして、令和8年3月31日をもって、本校はその長い歴史に幕を下ろすこととなります。長年親しまれた学び舎に別れを告げることは、私たちにとって寂しさであり、胸に迫るものがあります。2月の家庭研修以降、多くの思い出の品々が解体されていく様子を悲痛な思いで見つめていました。
しかし、本校が築いてきた教育の精神、技術への誇り、地域に支えられてきた歴史、そして15.227名の卒業生の示した軌跡は、今後も確かな財産として生き続けていきます。
PTA後援会の皆様が用意してくださったプリントクッキーには「永志不忘」が書かれています。「永志不忘」とは、心に深く刻み、いつまでも忘れずにいることを意味します。噛みしめながらも浦和工業高校で過ごした日々のことを忘れないと誓ってください。
地域の皆様には、創立より本校を温かく見守り、支えていただきました。行事への協力、生徒への心遣い、そして浦和工業高校を地域の学校として大切にしてくださったそのお気持ちに深く感謝申し上げます。
卒業生ならびに保護者の皆様、これまで家庭より学校に送り出してくださった保護者の皆様、学ぶ生徒の皆さんがいての学校です。ありがとうございました。
また、今日まで本校の教育を支えてくださった教職員の皆さんに、心より敬意を表します。生徒の成長を願い、寄り添い、励まし続けてくださったその姿勢こそが、本校の教育そのものであり、浦和工業高校をたらしめました。
最後学年の生徒が卒業した今日、私たちは一つの歴史に区切りをつけます。しかし、ここで学んだ生徒たちの時間、出会い、挑戦、そして技術への思いは、これからも未来へとつながっていきます。本校の精神は、卒業生と関係者の皆さまの心の中で、これからも受け継がれます。
埼玉県立浦和工業高等学校は令和8年3月31日をもって校舎を閉じ、埼玉県立大宮工業高等学校と統合し、令和8年4月1日に埼玉県立大宮科学技術高等学校として開校いたします。
結びに、埼玉県立浦和工業高等学校に関わってくださったすべての皆さまに、改めて深く感謝申し上げます。長年にわたり、本当にありがとうございました。令和8年3月7日 埼玉県立浦和工業高等学校 校長 堀口真史」

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