昨日の地味な記事、「令和7年度卒業式 校長式辞集【埼玉県公私立高校】」は、予想外に読まれており、表示数は5千まで伸びている。書くのに丸一日要したが、報われた気分だ。
さて突然だが、先生方は、自校ホームーページ(WEBサイト)を、近隣住民視点で見たことがあるか、あるいは就活中の大学生視点で見たことがあるか。このあたり、特に管理職の先生方、募集広報の担当の先生方に問いたい。
学校ホームページは広範なステークホルダーに向けて開かれた学校の玄関である。リアルな校門から入って来る外部者は僅かだが、学校ホームページという世界に開かれたゲートからは、日々何万、何十万という人々が学校に入ってくる。学校側が好むと好まざるとにかかわらず、そうなる。これが今日の学校ホームページである。
最近はかなり減ってきたが、「受験生さえ見てくれればいい」、「生徒募集につながりさえすればいい」とばかりに、まるでECサイトかオンラインストアのようなホームページを展開している学校もある。
公私立高校がホームページを募集ツールとして活用するのは戦略上当然だが、そこに終始してしまうと、本来の「教育機関としての信頼性」や「中長期的なブランド価値」を損なうリスクもある。
ここで、改めて学校のステークホルダー(関与者)を整理してみる。
●受験生・保護者
●在校生・保護者
●卒業生
●地域住民・自治体
●企業・大学
●採用候補者
主なものは以上であるが、これら以外にもまだある。
得たい情報は立場や関係性により異なるので、すべてのステークホルダーを満足させるのは非常に難しいことであるが、情報戦が重要な時代であるから、SNSも併用しながら、学校としての生き残りをかけて全教職員が一丸となって取り組む必要がある。
このブログでは以前から、校長講話や式辞を取り上げている。
正直に言うが、最初は個人的興味からだ。
「みんな何を言おうか、頭を悩ませてるんだろうな」
次に考えたのは情報共有。
誰かがまとめ資料を作っておけば、お互い参考資料として使えるのではないかという余計なお世話、または勝手な思い込み。
そして今は、「地域連携」と「中長期的なブランド戦略」という二つの観点から、ホームページ掲載の必要性を訴える。
よく学校の校門には、「関係者以外立ち入り禁止」の看板が掲げられている。
これは学校の安全上、物理的な門には必要であるが、この雰囲気がホームーページにそのまま出てはいけない。
「いや、それでいいんだ」とお考えの学校は、そのまま続けられたらいいだろう。
しかし私は、これからの学校は、地域という応援団の役割がますます増大するだろうと予測しているし、少子化時代には人材(先生)の争奪戦がますます激化するだろうと考えているので、「受験生以外立入禁止」といった雰囲気から脱してもらいたいと思うのである。
年度末は、否が応でもホームページを書き換えなければならない。
この際、広範なステークホルダーから歓迎されるページ作りに挑んでもらいたいものである。

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