「早苗ちゃん、やるじゃないか」
 と言ってから思い出した。
 大人の女性を「ちゃん付け」で呼ぶのはセクハラなんだっけ。
 いけねえ、いけねえ。
 これだから昭和の親爺は嫌われるのだ。

 高市早苗首相、なかなかの外交力を発揮しているようで結構なことだ。
 笑顔ふりまいて、自分から近づいて積極的に話しかけて、一気に距離を縮めてしまう。
 国際会議の場で、一人スマホをいじくり回していた石破茂前首相とはえらい違いだ。

 それはそうと、近ごろ感心したのは下の動画(ショートムービー)。

 首相官邸 X(エックス)動画

 出すタイミングが素早い。
 そして何より首相や大統領がカッコいい。
 (そういう演出になっている)
 だから映画の予告編のようだ。

 動画に被せる形でスピーチ音声を流す。
 スピーチはテロップでも。
 BGMはやや低め、小さめ。
 適度にスロー映像を織り交ぜる。
 全体で83秒と長すぎず短すぎず。
 18カットくらいで1カット平均4~5秒でこれも長すぎず短すぎず。
 アップは多用せず全体の雰囲気を伝える。
 等々。

 毎度この手の映像を見せられても困るが、たまにはいいだろう。
 この際、学校の校長先生もこの手の動画を1本くらい作ったらどうだ。
 何なら教育長が率先して。

 カメラに正対して堂々とビジョンや哲学を語るのは、それはそれでいい。
 と言うか、これも欠かせない1本だ。
 だが、動きのある映像と組み合わせてスピーチを聞かせるのもいいではないか。

 高市早苗。1961年3月生まれ、64歳。
 校長先生は基本それより若いね。
 だったら行ける。

 首相官邸の動画もいいが、ほぼ同じ題材であるこちらも。
ホワイトハウス X(エックス)動画