映画を一本見終わって、さあ寝ようかと思ったのだが、ついうっかりネットニュースを見てしまった。
「東京の新たな感染 40代以下が6割超 経路不明33人」(テレ朝ニュース)
―以下記事本文引用。
東京で新たに感染が確認された97人のうち、60人が40代以下でした。
感染者を年代別にみると、最も多いのが40代で20人、その次が20代の19人、30代の15人と6割以上が40代以下となっています。10代は4人、10歳未満は2人でした。
―以上引用おわり。
問題は見出しですよ。
「40代以下が6割超」。これ、普通に読んだら、若い世代の感染が多いと思うでしょう。少なくとも私の読解力だとそうなる。
でも、2日前にデータを調べてグラフまで作ってみたばかりだったので、えっ、そうなの?と思った。
要は、一番のボリュームゾーンである40代をどっちに持って行くかだ。つまり、40代を若者に分類するか、オッサンに分類するか。
10代以下 6人
20代 19人
30代 15人
40代 20人
50代以上 37人
40代を若者のほうにくっつければ、(60人÷97人)で、見出しのように61.9%となる。
しかし、オッサンの方にくっつければ、(57人÷97人)で、58.8%となるから、この場合、見出しは「40代以上が約6割」でいいわけだ。
だが、ニュースとしては、若い世代に感染が広がっているという見出しのほうがインパクトが強いと判断したのだろう。
まあ、記事本文には、ちゃんとした数字が書いてあるから、あとは読む側の判断だ。
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