先日、越ヶ谷高校に取材に行ったとき、以前からの疑問をぶつけてみた。
その日の取材目的とはまったく無関係だが、「越ケ谷高校」と「越ヶ谷高校」、どちらが正しいのかという問題についてだ。
個人的には「越ヶ谷高校」、つまり、小さい「ヶ」を使うことが多い。
ところが、ある時、県の高校教育関係者から正しくは、大きい「ケ」の「越ケ谷」であるとの指摘を受けた。
「たとえば、県の学校設置条例を見てみよ」。
はい、見ました。
確かに「越ケ谷高等学校」でした。
だが、当の「越ケ谷高校」のホームページを見てみると、小さい方の「ヶ」が使われている。

学校案内パンフレットも小さい方の「ヶ」が使われている。
一体、正解はどちら。
これはもう本人に聞くしかない。
で、その答えは、「どちらも正解です」。
というわけで、呆気なく終了。
指摘にあったとおり、厳密には正式名称は「越ケ谷」(大きい「ケ」)であるため、学校側も県に提出する書類等では「越ケ谷」(大きい「ケ」)を使用することが多いそうである。
しかし、今から100年前、学校ができた当時の自治体(行政地名)は「越ヶ谷町」であり、今の学校住所も「越谷市越ヶ谷」であるから、通常は「越ヶ谷高校」を使っているとのことだ。
越谷市内には、越谷北・越谷東・越谷西・越谷総合技術という県立学校があるが、「ケ」も「ヶ」も入っていない。それは、自治体名が「越谷」に変更された(1950年代)後に創立された学校だからだ。
JRも東武も駅名は「南越谷」「新越谷」「越谷レイクタウン」であり、「ケ」も「ヶ」も入っていないのは同じ理由だ。
旧日光街道の宿場町に由来する「越ヶ谷町」をそのまま校名に冠した「越ヶ谷高校」は、その点で他校とは一線を画しているのである。
もしかしたら、受験生の中にも、「ケとヶどっち?」と迷う人がいるかもしれない。
どっちでもOKだが、「越谷高校」はまずい。なぜなら「ヶ」と「ケ」の中に同校の100年の歴史と誇りが詰まっているからだ。

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