何度か書いているが、今年はこの時期の塾対象説明会(塾説)がほとんどない。生徒・保護者対象の学校説明会も中止・延期するか、オンライン化するかで、対面式はない。
 しかし、中学校・高校共に通常登校に戻ったのであるから、ぼちぼち対面式も解禁していいだろう。

 三密を避ける。
 これは今や絶対条件だ。
 時間短縮。
 これも絶対条件に近いが、元々そんなに長時間やっている学校はない。
 個別相談。
 アクリル板を立てるか、フェイスシールド・マウスシールド着用。完全予約制。ついでだが、お洒落にこだわる学校は、先生方お揃いのオリジナルマスク着用し、遠目にも先生だと判別できるようにする。

 三密を避けるには、1日数回(午前・午後・夜など)時間帯を複数設定して、出席者の分散化を図る。人数調整のため事前予約制とする。
 施設に余裕がある学校は、同時間帯に複数会場を用意する方法もある。

 いっそ体育館という発想を捨て、教室分散型開催も一つの手だ。教室にモニターがあれば、校長の挨拶や入試説明など統一が必要な一部だけ放送して、あとは教室ごとに先生が付いて細かく説明する。保護者会スタイルだね。この方が質問もよく出るだろう。
 よく分からん質問が出たら、学校を知り尽くしたベテランがフロアーごとに遊軍として待機しているから、すぐにスマホで援軍要請する。曖昧に答えるんじゃなく、詳しい専門家を呼ぶという誠実な態度で好感度アップ。

 どうしても人の集まるところには行きたくないという人のために、ライブ配信してあげるのも一つの手だが、そこまで手間をかける必要はないか。

 以上は、誰が考えてもそうだよな、の話。

 以下、オリジナル。

 屋外開催。
 説明会を野外イベント化してしまおうという企画だ。コンサートやってんだから説明会ぐらい出来るだろう。ただ、真夏は厳しい。水着での参加も可、って、まさか。
それと雨天中止というのも厄介だ。
 屋外だったら校舎をスクリーン代わりにプロジェクションマッピングっていうのはどうだ。どっちかというと、これは夜だな。
 
 で、ここまで来るとドライブシアター方式はどうだという話になってくる(ならないか)。
 これなら感染リスクは限りなくゼロに近い。

 話がだんだん現実から逸れていきそうだが、要は「できない」とか「難しい」とばかり言っていないで、「できる」、「やれるんだ」の方向で議論してほしいということだ。
 休校中だって、なんだかんだ言いながら、今まで出来なかったこと、たくさんやってきたじゃない。説明会だって、相談会だって、体験入学だって、授業見学だって、同じことだよ。