必要あって県内各高校のHPを片っ端から見ている。主に今年度の説明会日程をチェックしているのだ。
しかし、この時期にまだ去年の情報を流している学校って、どういうつもりなんだろう。
「令和2年度の説明会日程はすべて終わりました」って、当たり前でしょうが。入試が終わって何か月経ってるのよ。
HPの情報書き換えなんて、かかっても数十分でしょう。
こういう簡単なことが出来ないのは、その学校の業務システムにどこか問題があるんだね。
「忙しい」は言い訳にならんよ。どこの学校も暇人なんてかかえてないからね。
業務多忙の中、何とかやり繰りしている。
募集面で心配のない学校がのんびりというなら分からないでもないが、定員確保に汲々としている学校が、説明会日程すら更新していないとなぜか怒りがこみ上げてくる。
「やる気あんのかよ」。
と、まあ、こんなツッコミを入れつつ閲覧しているのである。
さて、他人の仕事に対する文句はこれくらいにして、今日は私がよく見ている「校長ブログ」を紹介しておこう。
どこの学校のHPにも「校長挨拶」というのは固定ページとして存在する。
その他に、学期末や学期初めに「校長講話」、入学式・卒業式等式典があった場合は「校長式辞」が掲載されることもある。
私は、そういうのも結構見ている。
校長は会議その他で外出の機会が多い。来客も多い。
授業は無くても校長は多忙なのである。
そんな中、継続してブログを書くのは大変なことだ。
毎日書いている私にはよく分かる。
比較的更新頻度が高いものに、正智深谷高校・加藤慎也校長の校長ブログがある。
以前にも紹介したが、加藤校長は修行中の身である。
本職の僧侶でさえ逃げ出すような厳しい修行と多忙な校務の両立させている。
私などには到底真似できないことだ。
この間会ったときに「死ぬことが怖くなくなった」と言っていた。
一体どんな修行をしているんだ!
まあ、そんな背景を知って読むとなかなか興味深い。
それと、「Mind Charging」という世界の名言を綴ったコラムがあって、これも勉強になる。
更新頻度は月一だが、大宮開成中高・山中克修校長の校長コラムも読みごたえがある。
山中校長は大変な読書家である。
コラムでは毎回、ご自身が読んだ本を生徒に紹介している。
6月のコラムでは、浅場なつ「神様の御用人」シリーズを紹介している。
5月の紹介本は以下の10冊。
2021本屋大賞ノミネート作品である。
一番のおすすめは、青山美智子「お探し物は図書室まで」だそうだ。
読んでみよう。
ご自身の趣味嗜好ではなく、生徒が読んでどうかが選ぶ基準となっているようだ。
たぶん学校図書館にある本が中心なのではないか。
生徒が巻末の読書記録を見てみると、そこに先生の名前がある。
「あれっ、校長先生も読んでるんだ」、「〇〇先生も読んでるんだ」となる。
こういう読書指導の形があってもいい。
他の学校でも校長ブログや校長コラムは結構見かけるが、今回はご本人に断りなく名前出ししているので、お付き合いの長いお二方を紹介した。
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