昨日も今日も春の陽気。暖かさに誘われて人々はドッと街に繰り出した。といった映像がテレビのニュースで流れている。
 まあ、そういう場所もあるだろう。
 そこを敢えてクローズアップして、みんな弛んでるぞ、こんな状態ではコロナは一向に収まらんぞと煽りたてるのが新聞やテレビのお仕事。

 上のアイキャッチ画像は今日の午後、新幹線京都駅上りホームから下りホーム(大阪・博多方面)を撮影したものだが、見事に人がいない。
 下の写真は新幹線八条口コンコース。
 日曜日の午後なのにこんなに人がいない風景は見たことない。
 閉店している飲食店や土産物店もチラホラ。
 土日に店を閉めるなんて有り得ない。
 
 と、まあこんな場所もありました、ってことだ。

◆厳島神社で扁額の特別展示を見る
 昨日は広島まで足を延ばし、宮島に行ってきた。
 私が現役教員時代、埼玉県の高校修学旅行は広島がブームだった。
 その後、飛行機の利用が解禁となり沖縄が主力となったが、当時は広島で平和学習、奈良・京都で歴史学習というパターンが多かった。
 宮島を訪れるのはその時以来だ。

 今回の目的は厳島神社で扁額(へんがく)を見ること。
 扁額というのは、神社仏閣などで高い所に掲げられている額のことだ。
 表札みたいなもの。
 現在、海に浮かぶ大鳥居が改修工事中で、その間、扁額は取り外され本殿に特別展示されている。
 工事が終われば元の場所に戻されるので、間近でみられるのは今だけ。
 
 沖側の扁額は「厳島神社」、手前(本殿側)の扁額は「伊都岐島神社(いつきしま)」となっている。
 高さ約2.6m。
 これを見ると大鳥居がいかに大きいかが分かる。
 
 改修工事中の大鳥居。工事終了日は未定となっていた。

 せっかくここまで来たのだから正式な参拝作法を、ということで御祈祷は受けて来た。
 ただし観光が主目的というわけでもないので名物の牡蠣もあなごも食さず、昼飯抜きで京都にとんぼ返り。

◆受験にも関係ありそうな白峯神宮
 翌日(つまり今日)は、午前中にお仕事打ち合わせ終了し、一路東京へ。

 なのだが、比較的近いところに白峯神宮があったので、大急ぎで参拝する。
 以前にも書いたと思うが、ここは「蹴鞠(けまり)」で有名で、スポーツの守護神ということで売っている。
 
 
 
 絵馬を見ると、サッカーやバスケやバレーがうまくなりますようにとか、試合に勝てますようにというのが多いが、中に入学試験に受かりますようにというのもある。
 蹴鞠は鞠(球)を落としてはいけないので、そこから「落とさない」「落ちない」ということで受験にもご利益のある神社となったようだ。
 それほど大きな敷地をもつ神社ではない。むしろ道を歩いていても見過ごしてしまうような小さな神社。
 そこに10分か15分くらい滞在したが、その間一人の参拝者も訪れず。

 国内外からの観光客で成り立っている京都が、この閑散ぶりではねえ。
 コロナがどれほど地域経済に打撃を与えているかがよく分かった二日間だった。

 ちなみに今回の打ち合わせは学校関係ではなく、法人のホームページ制作に関わるものである。