埼玉県公立入試、出願1日目(2月15日現在)の普通科全校(コース含む)の志願者数・倍率を調べた。
 慎重に調べてはいるが、数字に若干の誤りがある可能性も否定できないので、詳細は県発表のデータを当たっていただきたい。

 表は倍率順である。
 校名に〇印は市立高校。



◆2倍超えは消滅
 第2回進路希望調査(12月15日現在)では2倍超えが3校あったが、これらは消滅した。ただし、市立浦和(1.99)、川口市立・普通(1.81)、川越南(1.77)、市立川越(1.64)、大宮・普通(1.55)などは引き続き高い水準にある。

◆春日部は1.28倍まで上昇
 第2回調査で1倍を割っていた春日部は1.28倍まで上昇し、ほぼ例年に近い倍率となった。隣接県協定に基づく千葉県からの受験者が倍率を押し上げたとみられる。
 川口北は第2回調査の0.89倍からは上がったが、現時点では受験生の動きは予想外に鈍く、1.00倍にとどまっている。
 熊谷も第2回調査の0.93倍からは上がったが、1.00倍にとどまっている。志願先変更により川口北・熊谷の志願者がどこまで増えるかが注目される。
 熊谷女子も第2回調査では0.99倍だったが、1.13倍と比較的大幅な上昇をみせた。
 伝統校松山松山女子も第2回調査では、それぞれ0.88倍、0.92倍と低倍率だったが、松山が0.90倍、松山女子が0.96倍とあまり上がっていない。松山は理数が1.78倍なので、第2希望で普通科に回る受験者がいると想定すれば、学校全体としてはちょうど1.00倍というのが現在の状況である。

◆坂戸、大宮南など1倍下回る
 今後、志願先変更で上昇の可能性があるが、現時点では坂戸(0.99倍)、大宮南(0.97倍)など比較的堅実な人気を維持して学校が1倍を割っている状況である。坂戸は外国語科も0.70倍となっている。
 草加南(1.03)、草加西(1.03)、大宮光陵・普通(1.03)・浦和北(1.03)など、前年同期では1.10~1.20倍だった学校が現時点では辛うじて1.00倍をキープしているといった状況で、これらの学校の今後の動きにも注目したい。
 

 専門学科も調べてあるが、表の作成が追いつかない。
 完成次第アップする予定である。
 本日(16日)午後に2日目の状況が判明するので、それらも合わせてお伝えする予定である。