受験生の皆さ~ん! といってもこのブログを読んでいる中学生はほとんどいないと思うのだが、もし何かの拍子でここに来てしまった人に一言だけアドバイスしておこう。
倍率が気になって気になってなって仕方がない人向けだ。
皆さんは、学校や塾の先生方に、「倍率は気にするな」とか「倍率のことは忘れろ」と言われていると思う。
私もそう思う。
◆自分で倍率を上げておいて、何を言っているのだ
そもそも、自分の志望校が高倍率だったとして、その一因が自分にもあることを忘れるな。
志願するというのは倍率を上げる行為なのだ。
自分が志願すれば、その分倍率が上がるのは当然だ。
自分自身も倍率を上げる行為に加担しておいて、何を言っているのだ。
まさか、他人が自分と同じ考えや行動をするはずないと思っていたわけじゃないだろうな。
人が何も考えずに行動した場合、つまり、テキトーに行動したときは、各自の行動は結構バラけるものだ。
だが、一人ひとりが真剣に考えれば考えるほど、各自の行動は同じ方向に向かってしまうのだ。
「倍率が高くて不安だ」
そうだと思う。
でも、不安の原因を作っているのも自分なんだからね。
受け入れるしかないと思うよ。
◆「不安なのはみんな同じ」、ではない
「不安なのはあなただけじゃない」。
少しでも不安を和らげ、心を落ち着かせるために、このように言う人がいる。
私も言ってきた。
たしかに、「あなた一人だけではない」というのはその通りだ。
しかし、みんなか、全員かというと、それは違う。
模試や学校の成績からみて、むしろ自信を持って受けている人がいるだろう。
私立でも良しと心を決め、ある意味「ダメ元」で受けている人もいるだろう。
だから「みんな同じ」ではない。
そんな中、「倍率が高くて不安だ」と思っているあなたは、すでに不利な立場にある。
少なくとも優位な立場ではない。
だから、対等な戦いをするために、全力で不安を払拭しようではないか。
◆高倍率対策などない
高倍率だった時と、低倍率だった時で、戦い方に違いがあるのか。
無い。
どっちも同じ。
全力を出し切る。
とにかく1点でも多く得点する。
これが本番数か月前だったら、まだ考えようがあるが、試験は今週だ。
高倍率だろうが低倍率だろうが、それによって問題の解き方や解答の仕方が変わってくるわけではない。
対策がないのだから、対策は考えない。
あえて対策と言うなら、あなたが最後まで「戦う人」であろうとすることだ。
安心を求めてはいけない。
安心が勝因になることはない。
それは、時に過信につながり、敗因になることさえある。
以上。爺さんからの激励だ。
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