締め切り間近の原稿もなく、ややのんびりの一日だ。
 調べたいことがあって、学校WEBサイトを片っ端から閲覧した。
 これ年中やっているが、時間がかかり目が疲れ肩が凝る。
 その成果は後日記事にするとして、気になったことをいくつか記しておこう。

◆放っておくと部活の記事ばかりになる
 多くの学校がホームページ(トップページ)に「新着情報」を掲載している。
 ありがちな問題点?は、放っておくと部活記事のオンパレードになることだ。
 部活顧問に更新(掲載)権限を与えているのだろうか。
 それは別に構わないのだが、かれらはとても熱心に部の情報発信するものだから、気づけば新着が部活情報だらけになる。

 いや、部活情報はあったっていいんだよ。
 ただ、他にも情報あるでしょう、ってことだ。
 WEBサイトに載せるような学校行事は毎日あるわけじゃないが、分掌(教務や進路指導や生徒指導)や学年や教科から何かないのかね。
 スポーツ紙じゃないんだから、いろんなニュースを発信しないと。
 (もっとも昨今のスポーツ紙は政治・経済・社会・文化と多分野を扱っているが)

◆色の使いすぎだろう
 私自身、他人にああだこうだ言えるほどのプロじゃないが、素人にありがちなミスだと思うね。
 これでもかと文字色を使ってしまう。
 さらに、書体も級数もいろいろと使いまくる。

 基本的には、見出しはゴシック系、本文は明朝系だよ。
 まずそれで書いてみよう。変化をつけるのはそれからだ。

 級数(文字の大きさ)は、大・中・小三つまで。
 それ以上は素人の手に負えない。

 文字色も2色までかな。
 ブラックとレッド。
 とりあえずそれで書いてみて、どうもいまいちと思ったら、あと一色。
 これも多すぎると素人の手に負えない。
 一応プロと名乗るデザイナーの中にも、意味なく多色を使ってくる人がいるが、そういう人にはあまり仕事を頼みたくない。

◆見出し(タイトル)はもう少し工夫してみたら
 たとえば部活記事だと「〇〇部、関東大会結果」みたいなのが多い。
 「結果」じゃ分からんだろう。
 「〇〇部、〇年ぶり関東大会出場決める」ぐらいは言わないと。
 「〇〇部、〇年ぶり初戦突破」とか、
 「〇〇部、強豪相手に善戦するも惜しい1回戦負け」とか、
 いろいろあるでしょう。

 読んでもらいたいんでしょう。
 だったら、本文書くのに要したのと同じくらいの時間を見出し(タイトル)考案にかけないと。
 もちろん学校が発信する情報だから品位は保たなければいけないが、ちょっと工夫なさすぎ。

◆いい加減に前年度情報は消したら
 新年度が始まって1か月以上経っているんだから、そろそろ前年度情報は書き換えましょうよ。
 人事異動があったのに前校長の挨拶が載っている学校もある。
 説明会情報も去年のまま。
 進路実績も去年のまま。
 何のためにWEBサイト開いてんのよ、という感じ。

 まあ事情は分かる。
 生徒第一、授業第一。
 サイト更新しようと思っていたところに、生徒が「先生!」って、やってきたら、そっち優先に決まってるでしょう。
 「先生、今忙しいですか」って聞かれたら、「いや、そうでもないよ。で、何?」ってことになるでしょう。
 優先順位としてはそれほど高くないのは分かる。
 が、「それにしても」というところだ。
 先生方、お願いします。