本日は県内私立高校のWEBサイトを片っ端からチェックしてみた。
 むろん各校全ページを見るのは不可能なのでテーマを決める。

 本日チェックしたこと。
 1 更新頻度
 「最新情報」「お知らせ」「ニュース」などトップページの記事が6月1日から本日(24日)まで何本掲載(更新)されているか。
 また、もっとも新しい記事はいつのものか。
 2 これらの中に動画による発信が何本あるか。
 記事や伝えるべき内容にもよるが、「テキスト(文字)のみ」や「テキスト(文字)+画像(写真)」から、「映像(動画)」を効果的に使う時代だろう。
 3 授業や学校生活を伝える記事があるか。
 入試関連情報や部活関連情報が多いのが普通だが、何度も指摘しているように放っておくとこれらばかりで埋め尽くされてしまう。授業や学校生活を伝える記事がどれだけあるか。

◆秋草学園   14本 6/21
 図書館の記事が目立つ。図書館司書が熱心なのだろう。

◆浦和学院   7本 6/22
◆浦和実業学園 4本 6/21
◆浦和ルーテル学院 5本 6/18
◆浦和麗明   5本 6/23
◆叡明     6本 6/21
◆大妻嵐山   10本 6/23
注目記事! 駐車場整備完成しました!~おやじの会~
 女子中高生のお父さん、いつも力仕事で学校に貢献。

◆大宮開成   18本 6/23
注目記事! 「次の挑戦は大学で」―Mさん、Aスイミングで再び"銀"
 勉強イメージ強い学校だけど、こういう子もいるんだ。

◆開智・高等部 14本 6/24
 記事の大半が「校長Journal」。ニュース更新は校長の仕事なのか。

◆開智未来   4本 6/19
注目記事! 2022年度吹奏楽部創設
 県内私立で吹奏楽と言えば埼玉栄と春日部共栄が双璧。同じ加須市内の花咲徳栄も金賞常連組だ。実績ある指導者を招聘し旋風起こすか。

◆春日部共栄 13本 6/24
注目記事! 放送委員会 全国大会出場!
 水泳・野球・バレー・吹奏楽に続けってところかな。

◆川越東   18本 6/22
 すべて部活関連記事。大学進学でも結果を出している学校なんだから、もっと学習関連の記事が欲しいね。

◆慶応志木  2本 6/4
 情報をあまり流さない学校。

◆国際学院  7本 6/22
◆埼玉栄   5本 6/24
 部活記事が意外に少ない。みんな強すぎるから最低でも県で優勝するレベルじゃないと記事にしないのかな。学習関連の記事を積極的に配信しようという姿勢はうかがえる。

◆埼玉平成  9本 6/22
◆栄北    4本 6/21
◆栄東    9本 6/23
◆狭山ヶ丘  9本 6/23
◆自由の森学園 4本 6/22
◆秀明    3本 6/17
◆秀明英光  7本 6/11
注目記事! 水球部 東京オリンピック代表に12名選出
 水球の五輪日本代表選手は男女24人だから、その半分ってことか。これはすごい。

◆淑徳与野  2本 6/21
◆城西大川越 2本 6/21
◆正智深谷  11本(部活関連記事除く) 6/23
注目記事! オナイウ阿道選手(卒業生)W杯アジア2次予選で大活躍
 W杯日本代表とは楽しみだ。

◆昌平    23本 6/23
注目記事! 検診
 ここはほぼ毎日更新と決めているようだ。そのためには、こういう何気ない記事も必要という意味でご紹介。「今日は特にないな」と思ったら校内ぶらぶらして、何なら花の写真でも撮って気の利いたコメント付けて掲載する。簡単そうにみえて意外に大変なんだ。
 記事本数では、花咲徳栄や正智深谷と並んで県トップクラスだろう。

◆城北埼玉  13本 6/22
 部活関連記事以外も載せて欲しいね。

◆西武文理  15本 6/23
◆西武台   4本 6/16
◆聖望学園  6本 6/24
◆東京成徳大深谷 5本 6/21
◆東京農大三  15本 6/23
注目記事! サイレント・アクティブラーニング(世界史)
 なるほど。そういうやり方もあるんだ。

◆独協埼玉  5本 6/21
◆花咲徳栄  14本(部活関連記事除く) 6/24 
注目記事! 第40回徳栄高祭 ~黒板アート制作・52クラスの完成作品~
 これは実物を見てみたかった。かなり高頻度で動画で最新記事を配信している。今回調べた中で断トツ。というか唯一かもしれない。

◆東野  6本 6/19
◆武南  10本 6/24
注目記事! 世界の檜舞台で舞う夢を叶える チェコ国立バレエ団
 世界で活躍する先輩を紹介すると後輩たちの励みになるね。

◆星野  3本 6/22
◆細田学園 3本 6/24
◆本庄第一 15本 6/22
◆本庄東  5本 6/22
◆武蔵越生 4本 6/15
◆山村学園 9本(部活関連記事除く) 6/23 
◆山村国際 6本 6/23
◆立教新座 10本 6/23
◆早大本庄 13本 6/23

 以上。調査おわり。
 6月に入って記事配信2回という学校から、毎日更新に近い学校までさまざまだが、ほとんどの学校は最新記事が今週になっている。
 入試説明会関係の記事は、受験生・保護者の関心が非常に高いので、繰り返し発信したほうがいいだろう。
 
 どこの学校も部活顧問の先生が熱心なようで、どんどん記事を入れてくる。
 それはそれで結構なのだが、全体のバランスを考えたほうがいい。
 1週間分の記事が全部部活関係というのはさすがにまずい。
 学校行事、進路関係行事、学習(授業)の様子、生徒の普段の生活の様子、卒業生情報など多彩な情報を発信して欲しい。

 記事が読まれるかどうかは「見出し」にかかっている。
 私が今回注目記事として挙げたのも、ざっと見て、目をひいた記事だ。
 見出しが「生徒総会」とか「中間考査」では、まず誰も見ない。
 「医療従事者の皆様への感謝の気持ちを紡いだ「メッセージモザイクアート」を全校生徒で作製、加須市中田病院・騎西クリニック病院・加須市本庁舎に展示」
 まあ、ここまで長くするかという感じだが、このやり方は新聞のテレビ欄の手法だね。

 「バスケット部インターハイ予選結果」
 「残念!バスケット部1点差で惜しくもインターハイ逃す」
 どっちが読まれやすいか。

 「生徒総会」
 では読む気はしないが、
 「大荒れ生徒総会、議論白熱し乱闘寸前!」
 って、そんなわけないが、
 「生徒総会、校則改正など意見出る」
 だったら、ちょっと読んでみたい。

 ぜひ、見出しに一工夫してほしい。