昨日のブログで深谷第一高校の学校説明会について書いた。リンクを貼っておいたので同校のサイトを訪問された方もいるだろう。
そして、トップページを見た方は、たぶん目がチカチカして、場合によっては頭が痛くなった。
いや、その前に読む気が失せた。
では、どんな様子かというと、これだ。
明らかに文字色の使い過ぎ。
黒、青、薄い青、赤に加えて黄色のマーカー。
そして、これらの色使いにルールのようなものが見いだせない。
何となくありそうにも見えるが私にはよく分からない。
書体や級数(文字の大きさ)に統一感があるのが救いだが、これで大文字、小文字、強調文字、下線など使っていたら目も当てられない。
更新頻度はきわめて高く、9月1日以降今日までに14本の新着情報を発信している。
名前を出して恐縮だが、近隣の深谷高校や深谷商業高校が同じ期間にそれぞれ1本ずつしか新着情報を更新していないことを考えれば、この学校の担当者がいかに熱心か分かるだろう。
それだけに、この目がチカチカする文字色使いは、いかにももったいないのである。
ぜひ改善してもらいたい。
では、どう改善するか。
文字(テキスト)を構成する要素は、書体と級数と色の3つである。
書体はゴシック系を基本とし、強調したい場合は太字とする。
級数(文字の大きさ)は、大・中・小の3つまで。できれば2つ。
色は黒を別とすれば、他に2色まで。
書体・級数・色をそれぞれ2つまでに絞ったとしても、2×2×2で8パターン出来るという計算だから、これで十分。
特に写真付きの記事などの場合は、文字(テキスト)をカラフルにすると、せっかくのカラー写真が生きない。
とにかく、絞って、絞って、絞り抜いて書いてみる。
太文字や赤文字で目立たせようということなのだろうが、それらは、ここぞという場面で使ってこそ意味がある。
実際にやってみよう。
まず、現状のニュースはこんな感じ。
優勝 放送部 《全国大会》 2021年度第68回NHK杯全国高校放送コンテスト
令和3年7月29日(木)、2021年度 第68回NHK杯全国高校放送コンテスト の決勝が行われました。
本校の創作テレビドラマ部門への出品作品「いつの日か 君に」は、準決勝を経て3作品枠の決勝に進出しました。
夕方に審査結果が発表され、本校の創作テレビドラマ部門への出品作品「いつの日か 君に」が、「優勝」となりました。
決勝に進出した4部門全12作品が、NHK杯全国高校放送コンテスト公式サイト の 第68回決勝進出作品 で視聴できます。
では、色使いなどを少し絞ってみよう。
こんな感じになる。
優勝 放送部 《全国大会》 2021年度第68回NHK杯全国高校放送コンテスト
令和3年7月29日(木)、2021年度第68回NHK杯全国高校放送コンテスト全国大会が行われ、本校の創作テレビドラマ部門への出品作品「いつの日か 君に」は、準決勝を経て3作品枠の決勝に進出しました。
夕方に審査結果が発表され、本校出品作品「いつの日か 君に」が、優勝となりました。
決勝に進出した4部門全12作品が、NHK杯全国高校放送コンテスト公式サイト の第68回決勝進出作品で視聴できます。
まあ、好みの問題もあろうが、これで十分伝わるし、この方が読みやすいのではないか。
見出しで赤文字で「優勝」とやれば、記事本文の中で重ねて赤字を用いる必要はない。
場合によっては見出しの「全国大会」は赤字でもいいかもしれない。
NHKの公式サイトの部分は、リンクを貼っているので、ここは青字で構わない。
色が変わったり、下線が引いてある部分はリンクであるというのが暗黙の了解だ。
最新情報と言いながら古い情報を平気で載せていたり、下手したら去年の情報が更新されていないサイトも多い中、これだけ熱心に情報更新されているのは、実に立派。
新着情報には部活関係が多いが、中に進路指導関係や校内風景なども掲載されており、バランスに配慮していることも分かる。
同校は人口減に悩む県北部地区にあって、毎年県平均を上回る倍率をたたき出している、いわば募集の優等生だ。
その裏には、こうした積極的かつ継続的な情報発信がある。
担当の先生のお仕事ぶりには頭が下がる。
であれば、もっと多くの人に読んでもらいたいと思うのは当然で、私なりの応援メッセージだと理解してもらえれば幸いだ。
ただ、マイナーがブログが担当者の目に触れる確率は極めて低い。
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