本日(令和4年3月1日)は、神奈川県公立高校入試・共通選抜と東京都立高校入試(学力検査に基づく選抜)の合格発表日である。
 神奈川県は専用サイトでの閲覧にID/パスワードが必要なようだが、東京の方はネット出願以外の学校については一般公開されているようである。
 都立高等学校合格発表サイト(3月1日~6日)
 

 神奈川は2月15日~17日が試験日だったので、発表まで10日以上かかっている(間に追検査をはさんでいるが)。
 東京は2月21日が試験だったので8日目。
 埼玉は2月24・25日が試験日、合格発表が3月4日なので7日目。
 千葉は埼玉と同じ24・24日が試験日だったが、間に追検査をはさみ発表は3月7日で11日目。
 だいたい、こんな流れだ。

 以下、埼玉県公立入試、発表までのスケジュール
 2月24日(木)学力検査
 2月25日(金)採点 一部の学校は実技検査・面接
 2月26日(土)
 2月27日(日)
 2月28日(月)採点
 3月 1日(火)一部の学校は採点
 3月 2日(水)
 3月 3日(木)選抜会議
 3月 4日(金)発表

 学校により日程は異なるが、昨日までで採点は終わっている学校が多いだろう。
 採点は先生全員で行うが、その後の資料作成(選抜会議用)は、一部の先生で足りる。
 なので、今日明日は在校生(1・2年生)の学年末考査などにあてている学校も多いと思われる。
 3月3日は全員で選抜会議を行い、ここで合格者(入学許可候補者)が決定し、翌4日に発表。
 このような流れとなる。

 受験生のことを考えれば、できるだけ早く発表してあげたい。
 が、試験に2日、採点に2日、資料作成に1日、選抜に1日で計6日、これに土日祝日等が加わる。
 そうすると、7日後か8日後の発表になってしまう。
 まあ、やむを得ないところか。

 このブログでも過去に何回か書いたと思うが、選抜会議というのはある意味事務的と言うか機械的に行われる。
 事務的、機械的というのは、どうも言葉の響きとしてよくないようにも思うが、私情をはさんだり、学校としての特別な思惑が入り込んだりする余地がないというほどの意味だ。
 すでに選抜方法や基準、手順などは公表されているところであるし、それに沿って粛々と行われる。
 選抜資料には受験生氏名も出身中学校名も記載されていない。
 5教科の得点内訳も、調査書(内申書)の細かな内訳も無し。
 分かっているのは受験番号と合計得点だけ。
 それを上から順に合格者として行く。

 余談だが、親が勤務している学校に、その子弟が受験してくるケースが何度かあった。
 その場合、受験生の親であるその先生は、入試業務から一切外されていた。
 そういう決まりがどこかにあったのか、それとも慣例なのか。
 よく分からないが、私の勤務校ではそうだった。
 校長や教頭の息子や娘だろうが、忖度無し。
 なのだが、いろいろ憶測を呼びかねないからノータッチとしていたのだろう。

 埼玉の公立受験生の皆さん、あと3日。もう少しの辛抱だ。