本日、2016年8月6日に亡くなった母の七回忌法要。
 もう6年か。
 早いものだ。
 母は長女で、私はその長男ということもあり、兄弟姉妹・従妹達の中で最年長だ。
 よって、次は順番的に私だろうと皆の意見は一致している。

 では、私に順番が回ってくるのはいつ頃だろうか。

 一昨日(29日)、厚生労働省が最新の「簡易生命表」(令和3年度版)を発表した。
 平均寿命は男性81.47歳、女性87.57歳ということだ。
 延び続けてきた平均寿命だが、前年比で女性は0.14歳、男性は0.09歳縮んだ。
 平均寿命が縮んだのは東日本大震災があった2011年以来だという。
 新型コロナ流行の影響とみられる。

◆引き算しても余命は分からん
 あと自分がどれくらい生きるか。
 平均寿命から引き算してみたくなるが、それでは分からない。
 平均寿命とは、生まれたばかりの子(0歳)の平均余命のことを言っている。
 そこで前述の簡易生命表だ。

 「簡易生命表:男」
 「簡易生命表:女」
 
 これによると、現在71歳の私の場合、平均余命は15.23となっている。
 あくまでも平均である。
 が、ゴールはそう遠くないと感じる。

 皆さんも、もし気になるのであれば、簡易生命表で平均余命を確認してみられたらよろしい。
 
 そこまでの需要はないと思われるが、より詳しいデータはこちらのページから。  
 「令和3年簡易生命表の概況」(厚生労働省HP)

◆寂しい年寄りたち
 私は未だ現役にしがみついているが、同世代はリタイア組が多い。
 彼らは皆寂しい。
 本人にその自覚はないが、私にはそう見える。

 たまには会おうかとなり日程調整しようとすると、彼らはみな「忙しい」と言う。
 えっ、何でだよ。
 無職のクセに。

 彼らは暇に耐えられない。
 孤独が辛い。
 手帳の予定が詰まっていないと不安なのだ。
 だから、人と会える機会、話せる機会がちょっとでもあれば、嬉々として出かけて行く。
 その結果が「忙しい」。

 ね、寂しいでしょう。
 会社(仕事)を卒業してしまうと、その時の関係は見事に切れてしまうのだ。
 趣味の世界でもあればいいが、それもないとホント、辛い老後になる。
 ま、他人の人生だから本人がそれで良しとしているなら別に構わんが。

◆人生40%増量時代の生き方
 私が生まれた1951年の平均寿命は60歳だった。
 つまり予定になかった20年が発生してしまった。
 人生40%増量。

 図らずも手に入れてしまった予定になかったオマケの20年。
 これを持て余している年寄りが多いんだよ。

 このブログをお読みの40代、50代、60代の皆さん。
 最近、「正解のない問題」なんていう言い方が流行っているが、年を取ってからの生き方も正にそれだ。
 究極の「正解のない問題」。
 だから答えは自分自身で探すしかないのだが、ちょっとばかり先行している私からアドバイスできるとしたら、何事も先送りしないってことかな。

 年を取ると時間はたっぷりあるよ。
 金もまあまあ。
 大金は持たなくても、子育ても家のローンも終われば、食うに困るってことはない。
 
 一番のネックは体力だ。
 これは如何ともしがたい。
 時間と金があったって体力なくちゃ遊ぶことさえできない。

 じゃあ、体力鍛えておけば。
 って、無理無理。
 どうやったって衰える。

 むしろ、仕事の方が年を取ったって出来る。
 遊ぶなら今だ。
 
 旧ブログ時代に、こんなの書いた。
 「遊び」もまた人生の目的であり生きる意味である