朝から能登地震の情報を集めていた。
 高校入試はどうなるだろう。
 石川県の公立高校入試は、3月6・7日に一般入試学力検査が行われる。
 無責任なことは言えないが、あと2か月あれば入試そのものは実施できそうだ。
 ただ、一部の学校・学科では1月に推薦入試が行われる。こちらへの影響が心配だ。

 能登地方の高校がどうなっているのか。
 テレビや新聞では分かりにくいので学校HPを当たってみた。

県立輪島高校のホームページには校長先生発の生々しい記事が掲載されていた。
「立ち上がれ!輪高(1月3日)」
 「一日も早い学校の再開を目指します。どんな状況からでも輪高は立ち上がります」などとある。
 やはり被害は大きかったようだ。

 また、次のような記事もあった。
「避難所開設に向けて(1月4日)」
 校長・教頭は避難所開設に奔走しているようだ。
 電波事情から生徒の安否確認も思うに任せない中、なんと前生徒会長がほとんどの生徒の安否を確認していたとか。

 能登半島の先端部分、珠洲市・輪島市・能都町・穴水町あたりの被害が大きいと思われるが、いまだ被害の全貌は分かっていない。

 この地域は、おそらく高齢化も進んでいるだろう。
 お年寄りにとって長い避難所生活は辛いものになりそうだ。
 また若い力の不足は今後の復興作業においても大きなネックになる可能性がある。

 ちょっと気になったので輪島市の年代別人口について調べてみた。
 データは市のホームページからで、令和4年度とやや古いが傾向だけは分かるだろう。

 やはり高齢者の数が圧倒的に多い。
 割合を円グラフで表すと次のようになる。

 10歳刻みで表した人口割合では、もっとも高いのが70代(20.7%)、次いで60代(16.7%)、80代(14.4%)となっている。
 安否不明者の名簿に高齢者が多いことがうなずける結果だ。