先週に続き、説明会情報の更新状況調査である。
 5月17日(金)12:00現在における更新校、未更新校の割合は次のとおりだ。


全体では122校(68.2%)が更新済み、57校(31.8%)が未更新である
1週間前(5月10日)と比べ、更新校は18校増えた。

◆動きが早い東部地区
 前回も報じたが東部公立の動きが早く、普通科更新校の割合は76.9%に達した。
 専門高校・総合高校も残るは久喜工業のみ。
 また、私立6校(叡明・開智未来・春日部共栄・昌平・獨協埼玉・花咲徳栄)もすべて更新済みである。

 東部地区の動きはなぜ早いのか。
 一つの要因は、県中央・南部地区に次ぐ激戦区であるからだと思われる。
 この地域は県中央・南部へのアクセスが良い。
 JR武蔵野線、東武アーバンパークライン、JR宇都宮線の3ルートがある。
 その分、県中央・南部へ生徒が流れやすい。
 また、東武スカイツリーラインが東京メトロ日比谷線及び半蔵門線と相互乗り入れしており都内に流出しやすい。
 加えて上記3路線などで群馬・栃木・茨城・千葉といった隣接県への流出もある。
 つまり、大げさな言い方をすると、東部地区各校は神奈川を除く「1都5県」と戦わなければならないのである。
 もちろん、流出の一方、流入もあるわけだが、アンテナを高くし、広く情報を集めなければならないのが東部地区の特殊事情である。
 こうした地域事情も動き出しの早さと関係していると考える。

◆意外に早い専門高校
 専門高校・総合高校も始動が早く75.8%が更新している。
 工業では大宮工業、商業では深谷商業がその伝統からして県を代表する専門高校だと思うが、この2校が未だ更新されていないのが残念だ。
◆更新校、未更新校まとめ
 以下、5月17日現在の更新状況である。

 【追記】
 以下のデータについては5月31日付の最新版があります。
 「説明会情報が更新されている学校 5/31最新版【2025埼玉県高校入試】」  
 
 前回同様、公立については前年度入試(令和6年度入試)で定員割れを起こし、欠員募集を行った学校を赤字で表示してある。

◆東部地区(普通科校)
【更新済み】 20校
春日部 春日部女子 春日部東 久喜 栗橋北彩 越ケ谷 越谷北 越谷西 越谷東 越谷南 杉戸 草加西 草加南 蓮田松韻 羽生第一 不動岡 松伏 三郷北 八潮南 鷲宮

【未更新】 6校
庄和 白岡 草加 草加東 三郷 宮代

◆西部地区(普通科校)
【更新済み】 17校
越生 川越 川越女子 川越南 坂戸 狭山清陵 志木 鶴ヶ島清風 所沢 所沢北 所沢西 新座 新座柳瀬 飯能 松山 松山女子 和光国際

【未更新】 14校
朝霞 朝霞西 入間向陽 小川 越生 川越西 川越初雁 坂戸西 所沢中央 豊岡 日高 富士見 ふじみ野 市立川越

◆南部地区(普通科校)
【更新済み】 20校
上尾 上尾橘 上尾南 伊奈学園 岩槻 浦和 浦和一女 浦和西 大宮 大宮光陵 大宮東 大宮南 川口 川口北 南稜 鳩ヶ谷 蕨 川口市立 市立浦和 浦和南

【未更新】 10校
上尾鷹の台 浦和北 浦和東 大宮武蔵野 桶川 桶川西 川口青陵 川口東 与野 ※大宮北
※大宮北は1学期中の土曜公開授業については更新されている。

◆北部地区(普通科校)
【更新済み】 7校
北本 熊谷 熊谷女子 熊谷西 深谷 深谷第一 妻沼

【未更新】 5校
鴻巣 鴻巣女子 児玉 秩父 本庄

◆専門高校・総合高校
【更新済み】 25校
熊谷農業 杉戸農業 秩父農工科学 羽生実業 春日部工業 川越工業 川口工業 越谷総合技術 狭山工業 進修館 新座総合技術 三郷工業技術 岩槻商業 浦和商業 大宮商業 熊谷商業 狭山経済 所沢商業 常盤 いずみ 川越総合 久喜北陽 幸手桜 吉川美南 寄居城北

【未更新】 8校
大宮工業 久喜工業 熊谷工業 深谷商業 ※芸術総合 誠和福祉 小鹿野 滑川総合

※芸術総合は一部日程が更新されている。

◆私立
【更新済み】 33校
秋草学園 浦和ルーテル 叡明 大妻嵐山 大宮開成 開智 開智未来 春日部共栄 川越東 国際学院 埼玉栄 栄北 栄東 狭山ヶ丘 秀明 淑徳与野 正智深谷 城西川越 昌平 城北埼玉 西武文理 聖望学園 東京農大三 東邦第二 独協埼玉 花咲徳栄 武南 星野 細田学園 本庄第一 武蔵野音大附 立教新座 早大本庄

【未更新】 14校
浦和学院 浦和実業 浦和麗明 慶応志木 埼玉平成 自由の森学園 秀明英光 西武台 東京成徳大深谷 東野 本庄東 武蔵越生 山村学園 山村国際