今日は埼玉県の「県民の日」。
 このサイトの特徴として、先生がお休みの時はPV数がぐんと下がる。
 それでいい。

 PVと言えば、今日のこのサイトは面白い動きを見せていて、1年前に書いた記事だが書いたその時より読まれている。
 「明日は埼玉県民の日、学校が休みになる都道府県 実は少数派」
 「県民の日」とか「県民の日お休み」などで検索する人が多いようだ。

 さて今日は、お休みモードなので雑談である。

◆玉木の不倫なんてどうでもいい
 ネットニュースには、やれ玉木雄一郎の不倫がバレたとか、石破首相が居眠りしたとか、しょうもないニュースが並んでいる。
 見出しはいやでも目に入って来るが、中身は読まない。
 どうでもいい話だ。
 不倫は玉木家の問題だろうし、激務の首相だから5分やそこらウトウトすることだってあるだろうよ。
 石破の顔と喋り方は性に合わないが、それはそれ。居眠りくらいは大目に見てやるよ。
 それより経済や外交安全保障問題しっかりやってくれ。

 しかし、経済や外交安全保障よりも不倫や居眠りの方が大問題という人もいるようだ。
 だがまあ、それはその人の考え方であるから否定も肯定もしない。
 マスコミがそうしたニュースを垂れ流すのは、そうした人々が一定数いて、PV数や視聴率が稼げることを知っているからだ。
 ニュースはマスコミにとって、言わば商品であるから、売れる商品である不祥事、スキャンダルを流すのは当たり前。

 と、ここまでが正にどうでもいい話。
 ここから少し真面目な話。

◆ターゲット層が望む情報を発信できているか
 高校がホームページやSNSやyoutubeで中学生に向かって情報発信する。
 で、その際、まさか全中学生に向かっては発信してないだろうな、というのが今日の話だ。

 分かりやすい話をすれば、男子校は女子中学生に向かっては発信していないだろうし、女子校は男子中学生に向かっては発信していないだろう。
 勉強に興味のない層に届くのは進学指導や進学実績の話ではない。
 かれらにとって学校は楽しい場所でなくてはならないので、そういう話題を届ける。
 一方、勉強に関心のある層は、楽しければそれに越したことはないが、それよりも授業の難易度や進度の方が気になる。だから、そういう話題を届ける。

 情報というものは、思いつくまま手あたり次第何でも発信すればよいというものではない。
 届けたい層が望んでいる情報を流さなくてはならないのだ。
 さしあたり生徒募集ということだけを考えれば、学校側が届いて欲しいと考えている層にだけ受け入れられる情報を流せばいい。

 ごく大ざっぱな話をする。
 埼玉県には6万人の中学3年生がいるとする。
 各学校が集めたいのは300人だ。
 6万人のうちの300人だから0.5%。
 ここに届けばいい。
 残りはどうでもいい。

 数字は正確性に欠けるが、今はそういう話ではない。
 ターゲット層を明確にし、その層が欲している情報を探り、戦略的に広報活動を行なえているのかという話だ。