さすがにダウンジャケットは大げさかと思ったが、もう着ちゃったからしょうがないか。
 と思いつつ外に出てみるとちょうどいいじゃないか。
 みんなも冬物着てるし。
 という寒い一日だった。

 会社員でも公務員でもない私にとって3月31日や4月1日は特別な日ではない。
 「明日から4月か。もう1年の4分の1が終わっちまったんだ。はやいな」という程度。
 だが、会社員、公務員の皆さんの中には、今日を境に、身分や勤め先や役職や、いろんなものがガラッと変わる人も多いだろう。
 私も人生前半はそういう世界にいた。

 昨日は異動に関わる記事を書いた。
 勤め人を辞めてから分かったが、人事異動というのはなかなか良い制度である。
 長く一つの学校に勤めたり、一つの部署にとどまるのが必ずしも悪いとは思わない。
 が、適当なサイクルで学校を変わったり、担当部署を変わったりするのは、変化があって面白い。

 適度な緊張感を味わうこともできる。
 専門性が育ちにくいというマイナスもあろうが、その分、職業人としての幅が広がる。

◆2年で出来なきゃ5年でも無理
 公立高校の場合、一般教員は5.6年あるいは7.8年程度で異動があるようだが、校長の場合は2年か3年だ。
 2年というのは結構多いようだ。
 もう少し長くてもいいんじゃないかと思う。
 実際、「2年じゃ何も出来ない」という声も聞く。

 だが、これは言い訳だ。
 2年で何もできないやつは5年やらせたって同じことだ。
 これは校長経験のない私でも分かる。
 なにせ半世紀以上、社会人やってるから。
 いろんな仕事をして、いろんな人を見てきているから。

 試験が終わって「時間が足りなかった」と言う生徒がいる。
 そんな時、先生方、心の中でどう思ってます?
 「足りなかったのは時間じゃない。オマエの実力だ」
 そう思ってますよね。

 2年でしっかり結果を残す仕事人校長が二代、三代と続いたら学校はガラッと変わるだろう。

 と、まあ、こんな偉そうなことが言えるのは自分が年を取ったからだ。
 この世界に入ったのは50歳ちょっと手前。
 その時、すべての校長は年上だった。人生の先輩だった。
 だが、今や全員がはるか年下になったので、偉そうに言ってみるのである。

 明日から新しい学校、新しい役職、新しい部署に変わる皆さん。
 大した力にはなりませんが応援させてもらいます。