2025彩の国進学フェア第1日。
 先週までは猛暑を覚悟していたが梅雨が戻ってきたようで涼しい一日だった。
 来場者にとっても先生方にとっても有り難い。

◆先生方、入場30分待ち
 先生方用の開場時間は8時30分だった。
 私は8時20分に「さいたま新都心駅」に着いた。
 すでにスタッフ用入口には列ができていた。
 入口は予定通り8時30分には空いたようだ。
 が、列が前に進まない。
 新都市のデッキから見ていたが、先生方が少しずつ中に入って行く様子が見えるが、列は長くなる一方だ。

 一体、会場入口でなにが起こっているのか。
 原因はほぼ予想できた。
 入口でやることといったら、名札を配布することだけだ。ここに何か問題があるのだろう。
 自分の順番が来た。
 やはり予想通りの事態が目の前で起こっていた。

 人の流れをせき止めるようにテーブルを配置し、そこで一人一人に名札を手渡していた。
 こりゃあダメだ。
 
 両サイドにテーブルを配置し、そこにどんどん名札を並べる。
 別に記名が必要なわけではないから、先生方はマラソンの給水所のごとく各自名札をピックアップして会場に入ればいい。

 この常識外れのオペレーションのおかげで駅到着から入場まで30分もかかってしまった。
 涼しかったから良かったものの、そうでなければ暴動が起こるレベルだ。
 それにしても文句ひとつ言わず順番を待つ先生方はエライな。

 明日は「堰」を撤去する。

◆相談待ち時間解消に知恵を絞る
 もう一つ、待ち時間ネタ。
 各学校は、相談の順番待ち時間を短縮しようと様々な工夫をしている。

 これは以前から行われている整理券配布方式。
 この方式の採用校は多い。
 お客様はずっとその場で待っている必要はない。
 時間が近づいたら予約したブースに戻ってくればいい。


 こちらは一対一の個別相談をやめてしまった蕨高校の例。
 説明の先生が3人ほどいて、それぞれが数組の親子にプレゼンする方式。
 個別に話をしたい人には不満が残るかもしれないが、これなら比較的短時間で多くのお客をさばける。
 大宮科学技術高校も、一対一の個別相談ではなく、説明会方式を採っていた。

 相談時間の長さは、顧客満足度の向上につながる可能性はある。
 (熱心に、あるいは丁寧に説明してくれた)
 しかし、このようなフェアの場でいくら相談に乗っても、結局は実際にその学校の説明会や個別相談に来てもらわないと受験(出願)にはつながらない。
 であれば、少なくともこのような大規模イベントの場合、丁寧さにこだわり過ぎず、コスパならぬタイパ(タイム・パフォーマンス)重視の方法が考えれていいだろう。

 明日は、今日よりはやや暑くなるようだ。