塾の先生方はすでにご存知と思うが、合同説明会情報を一つ。
また、高校の先生方には、こんな枠組みの説明会もありだという情報提供だ。
「春日部市内県立高校合同学校説明会」
●令和8年2月1日(日)
●参加校:春日部・春日部女子・春日部東・庄和・春日部工業
●正和工業にじいろホール(春日部市民文化会館)
(最近、ネーミングライツがブームで、企業名などを冠した施設が増えている。ここもその一つ)
参加各校のホームページでも紹介されている。
令和7年度春日部市内県立高校合同学校説明会(春日部ホームページ)
★令和7年度 春日部市内県立高校合同学校説明会★(春日部東ホームページ)
2/1(日)に春日部市内県立高校合同学校説明会を実施します(春日部女子ホームページ)
場合によっては先生方に新たな負担を強いることにもなるが、このような取り組みが考えられてもいいだろう。
合同説明会のメリットの一つは、単独でやる場合に比べて多くの集客が期待できる点であるが、今回のケースではそこはあまり期待できない。なぜなら、今回の5校は春日部市内に立地しているという共通点があるだけで、競合関係(ライバル関係)にないからである。春日部の話を聞きに来た人に春日部女子の情報は不要だ(その逆も)。庄和の話を聞きたい人や、春日部工業の話を聞きたい人は他の4校の情報は要らない。
(ちなみに私のような立場の人間や、塾の先生方などは、一度にいろんなタイプの学校の情報が入手できて有難い)
学校側としては、競合関係(ライバル関係)にある学校との合同は乗り気ではないだろうが、お客の側からは、いろんな意味で近い学校(場所が近い、学力が近いなど)同士が一緒にやってくれたらこんなに有難いことはない。
東部地区では、春日部共栄・獨協埼玉・花咲徳栄・開智未来・昌平・叡明らが合同説明会を開いている。お互い受験生を取り合っている関係だが、受験生側からすれば比較検討したい学校の情報がいっぺんに得られる絶好の機会だ。
そんなわけで、一緒にやることの意味を見出だしにくいのだが、それでも私はこの手の試みは評価するし応援したいと思っている。
今や高校の生徒募集は学校間競争でなく地域間競争の時代でもある。特に、高齢化が尋常ではないスピードで進む春日部市は、都市そのものの衰退が始まっている。そんな中で、高校だけが、しかも1校だけがぽつんと生き残るはずがないではないか。
春日部市内で教育を受けた小中学生が、どんどん他市へ、他地域へと流出して行く状況を食い止めなければならない。その一点のために市内校が校種の枠を超えて団結するというのはありだろう。そしてそれをさらに強化するなら私立の春日部共栄の参加があったほうがいい。
会場のキャパなどの問題はあるが、保護者の参加は一人までなどと言わず、ご家族でどうぞとすればいい。弟や妹がいるならどうぞご一緒に。
なお、今回の合同説明会とは別に、春日部は2月7日(土)、春日部女子は3月27日(金)、春日部東は1月24日(土)にそれぞれ中学2年生以下対象の単独説明会を予定している。

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