さて、学校も新年度・新学期を迎え2週目が終わろうとしている。
 そろそろ落ち着いたか。

 では、ボチボチ学校訪問を再開しよう。
 年度初めは先生方も何かと忙しいだろうと電話やメールさえ遠慮気味だったが、もういいだろう。
 手始めは明日、浦和一女の教育関係者対象学校説明会(いわゆる塾説)に参加。「第1回」と称しているところを見ると、秋にでも「第2回」をやるつもりか。

 それにしても、塾説シーズンのトップを切るのが浦和一女とは時代も変わったものだ。ちなみに、翌週4月25日には、浦和の「第1回教育活動説明会」(教育関係者OK)と川越の「教育関係者対象土曜公開授業」が行われる。

 公立トップ校の動きの早さ。
 背景にあるのは公立高校の倍率低下、別学校の人気低下であろう。
 遅きに失した感がなくもないが、浦高・一女、川越・川越女子、春日部・春日部女子は、ここで踏ん張れば男子校・女子校のまま生き延びることも不可能ではない。
 熊谷・熊谷女子は定員減で一息ついたが、その効果は長くは続くまい。共学化、中高一貫化(中等教育学校化)など大外科手術のみが残された延命策だろう。執刀医は熊女卒業生の石川薫教育長。
 松山・松山女子、久喜、鴻巣女子なども気持ち的には残ってほしいが道は険しい。

 公立の動き出しの早さが目立つが、私立の方は従来通りだ。
 塾説案内も武南高校(6月3日開催)から来ている程度だ。
 授業料実質無償化が定着することにより、私立への流れは今年以上に強まると予想されるが、のんびり構えている場合ではない。
 私の見るところ、埼玉県の場合、公立(特に上位校)が沈没すると、巻き添えを食って私立も沈没するという構造になっている。つまり、公立希望者が減ると、その分自動的に県内私立希望者が増えるという構造にはなっていない。公立から離れた受験生は都内私立に向かう。特に成績上位層ほどその傾向が強くなる。これが埼玉の構造だ。

 北辰頼み。確約付きの単願・併願制度。事実上の無試験入試。学業特待やスポーツ特待。
 一時代を形成してきたこれら埼玉特有の制度は引き続き一定の機能を果たすだろう。しかし、「超少子化時代」「授業料無償化時代」における入試制度のあり方が平成時代と同じでいいはずはなく、令和モデルの構築が急がれるところである。