来週末7月11日(土)、12日(日)は夏の恒例イベントとなった「彩の国進学フェア」である。
さいたまスーパーアリーナが改修工事中のため会場を大宮ソニックシティに移しての開催となる。同会場での開催は第1回以来四半世紀ぶりである。
あの時中学3年生だった皆さんは40歳になっている計算だから、今回は保護者として参加という方もいらっしゃるだろう。
2日間で5万人が来場する大イベントを狭い大宮ソニックでやろうというのだから、いろいろと制約を設けなければならず、出展される高校にも、来場される中学生・保護者の皆様にも、いろいろとご不便をおかけすることになるだろう。
さて、ここからは、お客様を迎える立場である高校の先生方にいくつかアドバイスをしておこう。アドバイスとはずいぶんと上から目線なのだが、そう思われる方はここでストップしていただこう。
◆アドバイス① 1・2年生を「未来のお客様」にしない
1・2年生対策をしておこう。
かなり前からの傾向だが、このイベントには1・2年生の来場が多いのである。
たぶん多くの先生方はメインは受験生、つまり3年生と考えているだろうが、この時期になってようやく高校について考え始めたという生徒より、1・2年生のうちから進路や高校について考え始めましたという生徒のほうが、ある意味貴重なのである。
3年生と1・2年生、どちらも同じ重さを持ったゲスト。1・2年生は決して「オマケ」ではない。
ただ、年齢も経験も違う。となれば、1・2年生には1・2年生向けの資料を手渡そう。1・2年生向けの説明をしよう。そのくらいの心の準備と資料の準備をして臨んだほうがいい。
◆アドバイス② 「その場限り」で終わらせない
この種のイベントは、その瞬間、その場で完結させてはいけない。
この出会いが最初で最後であってはいけない。必ず次のアクションにつなげなければいけない。
「次回は部活動体験で」「今度は体験授業で」「秋には文化祭で」と、もう一度接触する機会を作らなければならない。
中には学校案内パンフレットのコレクターも来場しているが、「そろそろ学校を決めなければ」と考えている親子も多い。
9月には中学校で進路希望調査が行われ、志望校を1校書かなければならない。
もちろん最終決定ではないが、せっかくここで出会いがあったのだから、その調査では、まずはわが校の校名を書いてもらいたいではないか。
◆次の一手を用意できる学校が選ばれる
そのためには、あともう一押しが必要なのだ。
次のイベントの申し込みをしてもらってもいい。可能なら文化祭の招待チケットを渡してもいい。場合によっては個別相談の予約を入れてもらってもいい。
この手のイベントは、単なる学校紹介の場ではない。受験生や保護者との「最初の出会い」の場である。
そして、その出会いを次につなげられるかどうかが、学校広報の実力であり、各校の腕の見せ所なのである。

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