令和9年度の埼玉県高校入試。
明日は、いよいよ第1回進路希望調査の結果が発表される。
というのは個人的な予想である。
令和2年度入試から8年度入試まで7回の入試を振り返ってみると、27・28・29・30日が各1回、31日が3回あった。曜日は月曜日が3回、木曜日が4回。この二つの要素を合わせると、明日29日の木曜日が有力。ただし昨年、30日(木)だろうと予想したが、近年ではもっとも早い27日(月)だった。この日はないという前提で取材を入れていたので大変な目に遭った。
昨日、学校の先生方に対して、「数字(志願者数や倍率)に振り回されてはいけない」と説いた。
仮に、突然倍率が低下したのであれば、急きょ手を打つ必要はあるだろう。
しかし、すでに兆候が見られていた学校や、定員割れが常態化しているような学校の場合、原因はもっと深いところにあるのだから、今さらじたばたしたところでもう手遅れだ。
今年はもういいから対症療法ではなく本質的な課題解決に目を向けよう。
と、まあ、非常に乱暴にまとめればそういう話をした。
では、今日は受験生へ。
「倍率を直視せよ。ただし、倍率に振り回されるな」とでも言っておこうか。
塾の先生方と違って、受験生と接することはないので、何を言っても伝わらない可能性が高いが。
確かなことを言っておけば、「今回発表されるのは、あなたの合格可能性ではなく、10月1日時点における自分以外の他の受験生たちの希望だ」ということである。
早とちりして、受かるだろうか、落ちるだろうかと、話をそっちに持って行ってはいけない。
倍率は合否を左右する要素の一つではあるが、学力検査の得点力とか調査書の持ち点の方がよほど重要なのであって、それらがほぼ横並びの場合に、倍率の持つ意味が大きくなるだろうという程度の話だ。
倍率とはそういうものであるから、小数点以下の数字まで気にして、高いだの、難しいだの言ってどうする。
と、「ごりごりの昭和世代」は思うわけである。
私からのアドバイスは、
「高倍率だからといって、すぐに志望校を変えてはいけない」
いずれ下がるからとか、そういう話ではなく、さっき言ったように、これ(倍率)は他人様(ひとさま)の考えを数量的にまとめたものなんだな。だから、これで志望校を変えるということは、自分の意見じゃなく、他人の考えで変えるということになる。だから、それはやめてほしい。
「低倍率だからという理由だけで、志望校を決めない」
定員割れだから入りやすいというのは確かで、作戦としては間違っているとは言わないが、「好きじゃない」ことは3年間続かんよ。
入口だけ見て、入りやすそうだからと選んだが、中に入ったら地獄ってこと(自分にとって)こともある。
地獄じゃなく天国を選びなさい。
「もう一度見に行く」
数字(倍率)を見て変更する前に、もう一度学校を見に行くのもいい。
果敢に挑戦か、あるいは撤退か。
家の中で、頭の中で、考えていないで、現地へ行って考えろってことだ。
もう一度言うが、倍率から得られる情報は、他人がどう考えているか、なのだ。
倍率をいくら眺めたって、自分の本心は見えて来ない。自分の将来も見えて来ないぞ。
という話を直接中学生にする機会は滅多にないが、来週(11月7日)、杉戸高校の学校説明会で、入試講演をすることになっているので、ちょとはそんな話もしてみようかと思っている。

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