ゴールが見えてきた。
あと5日。
今日を含め、あと6本記事を書けば、ブログ連続投稿10年を達成する。
飽きっぽい自分としては、まあよくやったと思う。
というわけで今日は読者がもっとも集まらない「diary」的な記事である。
◆最低からスタートする
始まりは2014年4月1日であった。
その前の2年間も気の向いたときに書いていた。
月間3本なんていう月もあった。
本気じゃなかったわけだ。
ではその日、どんなことを書いていたのか。
さあ、これから毎日書き続けるぞといった決意めいたことが書かれているだろう。
と思いきや、何のことはない、山登りで筋肉痛だとか、桜見物に行ったとか、どうしようもない話をしている。
毎日書くことは心に決めたはずだ。
それは覚えている。
が、それにしては何とも情けない始まりだ。
しかし皆さん、顧みればこれが長く続けるコツなのだ。
記念すべき第一弾はどうしたって肩に力が入る。
立派な作品を書こうとしてしまうのだ。
私の真似をしてブログにチャレンジした人が何人もいたが、全員これで失敗した。
そんな大作を書いたら後が続かんだろう。
経験も実力もないのだから、最初から上手く行くはずないだろう。
下手でもいい。
背伸びをするな。
経験や実力は最初からあるものではなく、結果として後からついてくるものだ。
これからInstagramやTwitterやYouTubeなどの定期配信を始めようと考えている学校関係者の皆さん。
どうしようもない記事、くだらん映像から始めよう。
これ以下のものは書けんな、撮れんなというところから始めれば、あとは少しずつ階段を上がって行くだけだ。
◆3打数1安打なら超一流
どんなプロにも駄作はあるものだ。
ましてやプロの書き手ではないわれわれが連日ヒット作を書けるはずがない。
野球では3打数1安打、3割打てば超一流なのだ。
2割5分でも立派。
だから1週間に1回ヒットを打てればそれで十分。
目標は高く持った方がいいのは確かだが、まずは実力に見合った現実的な目標からだ。
古いデータが失われているので記憶の範囲だが、最初の頃のPV(ページビュー)はたしか50にも届かなかったはずだ。
しかし50に到達すれば、じゃあ100を目指してみよう、100に届いたら次は200と、放っておいても目標は上方修正されるのだ。
今月(3月)の1日平均PVは5000を超えている。
10年で100倍となったわけだ。
長く続けるとはこういうことだ。
じゃあ、次は1日1万か。
たしかにこれまでもそういう記事は何本もあった。
検索からの流入で5万PVを超えた記事もあった。
だがそれは瞬間的なものだ。
それよりも継続的な読者が100人とか200人とかいてくれたほうが数段嬉しい。
◆ブログ書きは素振りである
先ほどプロの書き手ではないと書いたが、正確に言えば原稿料をいただいて記事を書いている身でもあるのでずぶの素人というわけでもない。
となれば、ギャラを貰い続けるため技術(いや、技能か)を落とすわけにはいかない。
だから仕事があってもなくても毎日書き続ける。
それによって技術の衰えを食い止めようというのだ。
野球選手に例えればバットの素振りのようなものかもしれない。
年齢によって衰えるのは体力だけではない。
頭だって体の一部だから加齢により、どんどん衰えて行くのだ。
私よりずっと若いはずの皆さんに言っておくが、この年になって伸びる、上手くなる、強くなるということは一切ないのである。
70歳超えの辞書に「成長」「進化」という語はない。
あるのは「衰退」と「退化・劣化」のみである。
ただし、そのスピードを緩めることはできそうだと分かってきた。
それにはバットならぬペンを振り回し続けることだ。
という次第で、この先も皆さんには素振りに付き合っていただくことになる。
ペンを置くその日まで。
2024-03-29 at 16:19
いつもお疲れ様です。
10年間の連続投稿すばらしいです。
これからも引き続き、体力と気力の続く限り積み重ねてください。
普通こんなことまで調べないだろうというマニアックなデータが、特に私にとっての貴重な財産となっています。
私自身も連続ブログを最高1ヶ月間ほど続けたことがあります。
それまで、私は「毎日のブログなんて大変そうだな。」と思っていたのですが、実際にやってみると逆で、毎日書いていると何でもすらすらと書けるもので、たまにしか書かないと、「久しぶりのブログでこの程度のことしか書けないのは恥ずかしいな。」という余計なプレッシャーの中で結局は書かないという悪循環に陥ったものです。
私も少しは見習って、少しは頻度を上げて行こうと思います。
2024-03-29 at 16:56
調べれば分かることはとことん調べること、そして元データを皆さんと共有することを心がけています。
一方、実際に現場(学校)に行ってみないと分からないこともあります。年をとって辛いのはこちらですね。
気力・体力が続く限り頑張ってみようと思います。