今日は、レスポンスの遅いやつとは仕事はしないという話である。
私の人生の持ち時間は残り少なくなってきた。
あと5年、上手く行って10年か。
時間を無駄にしたくない。
そこで生活や仕事でいくつかの決め事を設けた。
生活のことはここではどうでもいいので仕事の話だ。
仕事面での決め事の一つは冒頭の「レスポンスの遅いやつとは仕事はしない」である。
別に付き合いをやめようとまでは思わない。
会えば挨拶もするし、一緒に飯を食ったり酒を飲んだりするのは構わない。
仕事上のパートナーにはしないということだ。
電話をかけても一向に返事がない。
メールは届いたのか届いてないのかも分からない。
いつまで経ってもノーレスポンス。
むろん、すべての人が私の都合で動いてくれるわけがないのは分かりきったことだ。
電話に出られない状況はいくらだってある。
会議、打ち合わせ中、電車で移動中。
休暇中なんていうのもある。
メールも然り。
だが、どう考えても私よりずっと多忙であろうと思われる人ほどレスポンスが速い。
待ち構えていたって、こんなに速く反応できないだろうというほどの超絶スピードでレスポンスがあったりする。
実に不思議だ。
一方、年齢や経験や地位などから、そこまで多忙と思えない人ほどレスポンスが遅い。
「スミマセン、仕事が立て込んじゃって」
中には、「バタバタしてまして・・・」なんていうのもいる。
オマエが鰻屋なら分かるよ。
それとも鳥人間か。
独立して仕事を始めて四半世紀。
今思えば、レスポンスの遅いやつと組んだ仕事は全部失敗している。
我慢して続けるんじゃなかった。
そう思っても後の祭り、駆け出しの自分にはそこが分からなかった。
だが、今なら分かる。
レスポンスの遅いやつをパートナーにしてはいけない。
レスポンスの遅い会社や学校と付き合ってはいけない。
と、こんな言い方をすると、こっちにも事情があるのになんと身勝手な、と思われる人もいるはずだ。
だが最初に言ったように私は持ち時間が少ないから、3日後に返信とか、催促しないと返信がない人と付き合っている暇はないのだ。
つい最近も4人に一斉メールを送った。
同報と言うのかな。
このうち3人からは24時間以内にレスポンスがあったが、一人はなしのつぶてだ。
読んでいるのか、届いているのか、生きているのか。
こういう人物には大事な仕事は頼めない。
いつか必ず大きなトラブルになるのだ。
ゆっくりが好き、ゆっくりが体質に合っている。
そういう人もいるだろう。
その場合は、そういう人同士組めばいい。
案外うまく行くんじゃないか。
まあ、かくいう私もレスポンスが遅れ迷惑をかけている場面はある。
これからは、秒速でレスポンスしよう。
何なら連絡が入る前にレスポンスしてやろうか。
2024-09-26 at 01:22
「急ぎの仕事は忙しいヤツに頼め」(ソニー元副社長・大曽根幸三の言葉だそうです。)という言葉も同義語ですね。