昨日予告したように1学期終業式における校長講話を調べた。
 ほぼ一日がかりの作業になるのでやめようと思ったこともあるが、ごく少数、この特集の愛読者がいるようなので続けている。

◆エアコン付けるけど使うなよ
 体育館へのエアコン設置が徐々に進んでいる。
 が、まだ未設置の学校が多い。
 それで、この暑さの中、体育館はないだろうということで、終業式はリモートで実施した学校がほとんどである。

 しかし、仮に設置が完了したとしても災害対策用ということになっているので普段はそう簡単には使えないらしい。熱中症警戒アラートが発表されているなどの条件を満たす必要がある。
 付けといて使うな。
 だったらなんで付けた。
 まあ電気代が半端なくかかるという事情も分かるが。
 
◆ホームページ掲載された校長講話
 以下、各校ホームページからピックアップした校長講話である。
 (県立、私立の順で校名五十音順)
  
●朝霞(伊藤孝人校長)
令和7年度第1学期終業式
「自学自習を通じて知識や技能を身に付け、それを日ごろの授業や他人との協働を通じて実践的な力へと高めていっていくことを期待します。そして、スキマ時間をうまく活用し、コツコツを積み上げていっていただきたいと思います」

●朝霞西(佐藤成美校長)
7月18日 終業式【校長室より】
 ※スライド原稿を掲載

●浦和一女(山崎正義校長)
7月全校集会 校長講話
 ※生成AIについて。パワポ資料を掲載。

●大宮(松中直司校長)
「自分一人だったら リーダーはいらない」
「広く学校の外にも目を向けてください。身の回りで起きている出来事や社会の問題など、いろいろなことに対して関心を持ってほしいと思います。そして、社会の一員であることを自覚してほしいと願っています。皆さんには単なるリーダーではなく、未来を創るリーダーであってほしいからです」

●大宮光陵(矼 秀年校長)
令和7年度 第1学期終業式 校長の話
「みなさんは、美術館でへんてこな作品を見たことがありますか? 「え? 何これ、これが芸術なの?」と、びっくりしたことがあると思います。例えばこのイスやゴミのように見える作品が展示されていたら、どう感じるでしょうか。実は、そういう作品こそ、「現代アート」とよばれる新しい芸術なんです」

●春日部(角坂清博校長)
【校長ブログ】終業式校長講話 「試されている」
「私たちが日々使う「走りぬく」「やりぬく」「生きぬく」という言葉は、表面的には何気ない言葉かもしれないけど、その言葉に従って行動することで、私たちの人生そのものが試され、形作られていくものだと思います」

●春日部工業(齋藤 潤校長)
【校長のブログ】7/18 第1学期終業式を行いました。
「。挑戦と無謀とは違います。では、それを分けるものは何か。それはできる限りの準備をすることだと考えます。そしてその準備は、そのまま自身の成長につながります。言い換えれば、「挑戦とは成長」です。夏休みは40日あります。自分を信じる、やってみる、チャレンジする、そんな「夏」にして欲しいと願っています」

●春日部東(谷ヶ崎 覚校長)
1学期終業式・表彰式を実施
「自分の人生は自分で切り拓いていくものです。人から言われたことを確実にやることはとても大事なことですが、それだけでは受け身の姿勢になってしまいます。自分から何か発信をしたり、行動を起こしたり、何かにチャレンジしたりするなど、「自分から動く」ということをぜひ、心がけてほしいと思います」

●川口(上原一孝校長)
【校長ブログ】GRITな坂本龍馬~1学期終業式~
「皆さんにも、勉強・部活動・趣味・人間関係…いろいろな「うまくいかないこと」があると思います。でもそのときこそ、自分に問うてみてください。「自分は、あきらめたいのか。それとも、あきらめたくないのか?」この問いに、正直に向き合うことが、GRITの第一歩です」

●川口東(井上一也校長)
【校長室】1学期が終了しました
「。頑張っていれば必ず見ていてくれる、認めてくれる人がいる。逆に悪いことも誰かに見られていると思います。皆さんも努力を継続してください。きっと誰かが見てくれていると思います」

●川越女子(西野 博校長)
校長日誌 全校集会
「均一な集団は居心地は良いですが、進化と発展、自身の成長は見込めません。そして、多様な集団を維持するには、他を思いやり、気遣いながら対話を重ねること、自分自身も大切にすることなど、多くのスキルが1人1人に必要になります。そのスキルは生まれ持った能力ではありません。日常に溢れる多様性の中で、皆さんが試行錯誤して身につけるものです」

●川越初雁(服部 修校長)
令和7年度 第1学期終業式 校長講話
「養護教諭の浦野先生がバウンダリーについて講義をしてくださいました。(中略)どこまでが自分が負うべき「負荷」で、どこから先は他人にお願いしても良い「重荷」なのか判断する上で、バウンダリーをその境界線として意識する必要があるのだ、と受け止めました。講演会では、様々なケースが事例として紹介されましたが、皆さんには、バウンダリーを意識することでより良い人間関係を築き、自分も相手も大切にできる力を身に付けて欲しいと思います」

●川越南(石川良夫校長)
校長日誌 1学期終業式
「皆さんは、これから様々な体験をすると思います。そうした中で、何が正しいのかを判断しなくてはならないことがあると思います。SNSをはじめとして、様々な情報が飛び交う中、真実を見抜く目を持てるようになることも必要なのだと思います」

●北本(本城千晶校長)
生徒の言葉が映す北本高校の今
「北本高校は、普通科としての学びを大切にしながら、デジタルの力も身につけられる学校を目指し、文部科学省から「DXハイスクール」に指定されました。補助金はなんと1,000万円。県立高校で今年度選ばれたのは、県内でたった7校。近隣の普通科では本校だけです」

●鴻巣女子(秋元俊一校長)
終業式講話
「ここで、この夏のイベントを一つ紹介します。教室に掲示してありますが、私は夏休みに数学の講義を行います。難しいことはやりません。楽しく数字で遊びます。身の回りの数学には、教科書のように計算ばかりするものとは違って興味をひくものがたくさんあります。(中略)友達を誘って、教室に貼ってあるQRコードから申し込んでください」

●越谷西(橋本 淳校長)
令和7年度第1学期終業式・校長講話
「未来は、誰にも見えません。が、確かに言えることがあります。それは、“未来は与えられるものではなく、自分でつくっていくものだ”ということです。他人の評価や環境に左右されず、自分の足で立ち、自分の頭で考え、自分の手で切り拓いていく。そうした主体性を、ぜひこの夏に経験し、育ててほしいと思います」

●越谷南(相原博和校長)
「1,056」(第1学期終業式)
「無限の可能性と明るい未来が拓けている生徒諸君には、理想の自分を手に入れるために、自分自身で時間の使い方をコントロールできるこの長期休業期間を有効に活用して、しっかりと自分を磨き、やがて来るべき社会生活でライバルたちと競い合うときに備えて、自分なりの武器を手に入れてほしいと願います」

●狭山工業(田中克典校長)
令和7年度 第1学期終業式 校長講話
「この夏休みをぜひ「本物を見て、体験する」時間にしてほしいと思います。例えば、博物館や美術館を訪れて歴史や文化に触れる、自然の中で新しい発見をする、地域の伝統行事に参加するなど、身近なところにも多くの学びの機会があります」

●狭山清陵(小久保 守校長)
【終業式】充実した夏休みを!
「「習慣は第二の天性である」という言葉があります。この意味は、いい習慣がつけば、生まれつきいい素質を持っていることと同じだ、という意味です。「知識は荷物にはなりません」この夏休み中に、読書の習慣を身につけてください」

●杉戸(中村修二校長)
【校長日誌】第1学期終業式
「いま世界は、様々な困難に直面して、たくさんの課題であふれています。できれば、今自分が持っている夢や本当に好きなことを通じて、課題を解決することができないか、社会に貢献することはできないか、考えてほしいと思っています。ただその際に大切なことは、一人ではなく仲間とともに考えることをめざしてほしいと思っています。そうすることで、様々な視点から考えられるようになり、さらに夢が膨らむからです」

●新座総合技術(佐久間博正校長)
第1学期の始業式を行いました
「。今年は、先の大戦が終結した昭和20年(1945年)から80年目に当ります。
つまり節目の年です。また、夏季休業中の8月15日(金)は「終戦の日」です。これを機に、皆さんには、1冊でもよいので、この夏、先の大戦に関する本を読むことをお勧めします。特に、実際に戦地で従軍された方々の「戦記」(将兵の手記)がお勧めです」

●蓮田松韻(鈴木紀幸校長)
令和7年度 第1学期終業式 「夏に挑戦、夏で成長 ~一歩ずつ、できたを積み重ねる夏に~」
「一つ目は、「スモールステップ」です。これは、小さな一歩を積み重ねることを意味します。二つ目は、「自己効力感」です。「自分ならできる」と感じる力のことです。小さな積み重ねが、自分の自信に繋がっていきます。一気にゴールを目指すのではなく、小さな目標をクリアしていくことが大切です。この夏は、この二つを意識して生活し、自分の中で育ててほしいと思います」

●松山女子(黒田勇輝校長)
令和7年度 第1学期終業式 校長講話
「みなさん、是非とも「夏休み」40日間の自身の行動を「見える化」してみてください。そして、そこにいろんなやりたいことを盛り込んでください。勉強はもちろんです。高校生なので、勉強は毎日必ず入れてください。そして、「夏休み」だからこそできる勉強も入れてください」

●三郷工業技術(高橋正行校長)
1学期終業式(7/18)
「習慣化のコツは、「小さく始める(いきなり1時間勉強ではなく、まず5分から)」、「毎日同じ時間・場所でやる」、「やったら自分をほめる」そして、失敗しても気にしないで、また始める。みなさんも、今日から「考える前に動く」を意識して、少しずつ習慣を作っていきましょう」

●宮代(松本剛明校長)
【校長日誌】1学期終業式
「今日のお願いは、ぜひこの夏休みの間に、時間管理についてしっかりと考えてもらいたい、そして、誰かに起こされるのではなく、少なくとも一人で起きることを含めて、朝の毎日の習慣を自分ひとりでこなせるようになってほしいということです。そのためには、夏休み中であっても、規則正しい生活がベースとなります。せっかく自由に過ごせるのだからと言って夜遅くまでゲーム三昧という生活はもってのほかです」

●妻沼(有賀弘一校長)
令和7年度 1学期終業式
「立ち止まっていてはなにも変わりません。「一歩あゆみを進めれば、必ず見える景色が変わる」はずです。焦りや不安もあると思いますが、担任の先生をはじめ、学年、進路指導の先生方は、皆さんを全力で支援しますので、安心して先生方を頼り、全力で取り組んでください」

●八潮南(福島 聡校長)
令和7年度第1学期終業式 校長講話
「来年度、八潮フロンティア高校に入学してくる新入生に「学校名やカリキュラムは変わるけど、目指すべき姿は、八潮南高校の伝統である「何事にも全力で取り組む姿勢なのだよ」と伝えてほしい。皆さんの頑張りが八潮南高校の歴史の最後に華を添えるとともに、皆さんが引き継いでいく八潮南高校の伝統が新校を動かす大きな原動力となるのです」

●寄居城北(新井康之校長)
1学期終業式における校長講話(令和7年7月18日)
「皆さんには、これからの長い休みの中で、ひとつでもいいから、当たり前のことがものすごいことの実現につながっていることや、当たり前のことが実はすごいことであるということや、当たり前のように自分を支えてくれる周りの人の行いが実はとても尊いものであることなどに、気づく機会を持ってほしいと思います」

●和光国際(堀 尚人校長)
1学期が終了しました
「私たちは様々な課題に直面しています。国内外で課題が山積し、そのいずれもが正解のない、あるいは正解が一つとは限らない複雑で困難な時代です。そのような世の中を生きていくには、専門分野に限定せず、様々な分野の知識を得ることが大切です。「すぐに役に立たないかもしれないが、生涯にわたって役に立つ本物の知識、人間力をつける」、まさに「教養(リベラルアーツ)」が必要です」

●鷲宮(相模幸之校長)
第1学期終業式
「実は私、相模は、6月中旬過ぎに自宅で倒れ、緊急入院と手術、その後は療養生活となり2週間ほど学校に出勤できませんでした。(中略)私は、これまでよりもさらに、健康であることや命の大切さを身に染みて実感しました。そこで今日、皆さんにお伝えしたいことは、皆さんも、皆さん自身はもちろん、家族、友だち、周りの人々にとっていかに命が大切であるか、をあらためて再認識してほしいということです」

●蕨(小川 剛校長)
全校集会 校長講話(夏休みにあたって)
「アニメのセリフで、胸に刺さるセリフがたくさんありますので、この夏休みを前にみなさんに紹介するのに適したものを探してきました。宇宙兄弟というアニメの中で、宇宙飛行士を目指す兄弟の兄の南波六太のセリフから、「俺の敵はだいたい俺です。」というセリフを紹介します。うなずける人も多いのではないでしょうか」

●浦和南(相坂賢将校長)
令和7年度 第1学期終業式校長講話
「明日から44日間の夏休みです。「夏を逃げた者は、言い訳を語る。夏を戦った者は、夢を語る。」これは、受験勉強でも、部活動でも共通する言葉です。習慣になった努力を、実力と呼びます。今の自分に必要なことを、徹底的にやり抜く。そんな夏休みにしてください」

●大宮北(関田 晃校長)
校長メッセージ 終業式
「明日から長い夏休みが始まります。そんな長期休業の中で、もし静かに我が身をかえりみる時間と機会があれば、2学期の自分の生活や学習をどうプロデュースしようか、考えてみることをお勧めします。今日渡される通知表を活用して、1学期での自分自身の取組を振り返ってみて、4月からの約3ヵ月で何ができて、何ができなかったのか、なぜできなかったのか、どうすればできるようになるのか、我が身をかえりみて考えてみるといいと思います」