大相撲、令和最初の優勝者は日本人の朝乃山となったが、今場所は不可解なことが二つあった。
一つは中日を終えて7勝1敗、翌9日目で8勝1敗と、鶴竜と並んで優勝争いのトップに立った朝乃山をなぜ上位陣と当てなかったかということ。
朝乃山は前頭8枚目だから、上は東西5~7枚目、下は東西9~11枚目あたりが主たる対戦相手となる。今場所も10日目まではこの範囲で組まれた。が、幕内下位力士の成績がいい場合は、後半は役力士など上位と当てられるのが普通だ。
ところが、11日目の相手はまさかの13枚目佐田の海。13枚目と言えば通常でも当たるかどうか微妙な相手だ。
う~ん、これは何かあるな。
二つ目の不可解。
12日目は通常では当たる可能性が少ない3枚目玉鷲と当てたが完敗。そして13日目、関脇栃ノ心戦を迎える。やっと役力士と当てた。物言いがつき長い審議の末、行司差し違えで朝乃山の勝ちとなったが、判定に迷った場合、普通なら「取り直し」だろう。なぜ、取り直しにしなかった。
う~ん、これは何かあるな。
しかし、今日千秋楽の土俵を見て、これら不可解の謎は解けた。
トランプ大統領の観戦、そして土俵上での優勝者へのトロフィー授与。
トランプ大統領や安倍首相がカップやトロフィーを手渡す相手は、モンゴル出身の鶴竜やジョージア出身の栃ノ心じゃなく、できれば日本人がいい。大方そんなところだろう。相撲協会が考えそうなことだ。今回はトランプ場所として記憶に留めておこう。
それにしても豪栄道は何やってんだ。白鵬がいなかったんだから、豪栄道や貴景勝が頑張ってれば、こんな不自然なことしなくてよかったんだよ。
以上。朝乃山に何の罪もない。来場所は上位で活躍してもらおう。できれば初日に栃ノ心戦を組んでもらうと面白い。
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