埼玉県教育委員会は1月8日(木)、第2回進路希望状況調査の結果を発表した。
(昨年は9日発表なので1日早まった)
昨年末(2025年12月15日現在)の調査結果である。
学校・学科ごと倍率など詳細データはこちらで見ることができる。
令和8年3月中学校等卒業予定者の進路希望状況調査(令和7年12月15日現在)
発表内容は次のとおり
1 調査の概況
ご利用に当たって
調査の概況
2 統計表
統計表は第1表から第13表まである。
PDF版とエクセル版がある。
統計表(エクセルデータ)のうち、皆さんの関心が高いと思われる学校、学科ごとの志願者及び倍率については、「第1表」に全日制普通科、「第1表続」に全日制専門学科と総合学科のデータが出ている。
私立の希望状況については「第4~6表」に出ている。
報告書全体を一括ダウンロードすることもできる。
◆全体倍率と学科別倍率
本日は主に公立普通科校の倍率を見て行くが、まず全体倍率と学科別倍率を見ておこう。
カッコ内左側は昨年同期、右側は一昨年同期の倍率である。
●全日制全体
1.07倍(1.12倍 1.13倍)
●普通科
1.14倍(1.21倍 1.19倍)
●専門学科
0.87倍(0.90倍 0.96倍)
●総合学科
0.87倍(0.86倍 0.99倍)
全日制全体の倍率は大きく下がった。
普通科の倍率も大きく下がった。普通科の倍率低下がそのまま全日制倍率の低下につながっている。
専門学科はやや下がり、総合学科は僅かに上がった。
普通科の倍率上位校を見てみよう。
普通科は全部で102の学校(学科とコース合わせて)がある。
校名左側は順位でカッコ内は昨年同期順位。また、校名右側は今回倍率でカッコ内は昨年同期と一昨年同期の倍率である。
◆普通科倍率上位校(1位~10位)
01(02) 市立浦和 2.35(2.36 2.34)
02(01) 川口市立 2.17(2.43 1.71)
03(03) 市立川越 2.04(2.24 2.64)
04(08) 大宮 1.97(1.76 1.70)
05(04) 上尾 1.87(2.05 1.61)
06(05) 浦和南 1.82(1.85 1.56)
07(07) 浦和西 1.71(1.79 1.72)
08(06) 越谷南 1.65(1.84 1.61)
09(22) 所沢 1.56(1.44 1.67)
10(09) 大宮北 1.55(1.73 1.40)
順位に若干の変動はあるが、上位10校の顔ぶれは昨年同期とほぼ同じだ。川越南に代わって昨年同期22位の所沢が急浮上した。
いずれも高倍率であるが、昨年同期より上がったのは大宮、所沢の2校だけだ。
◆普通科倍率上位校(11位~20位)
11(14) 川口市立(スポーツ科学)
1.54(1.54 1.68)
12(14) 越ヶ谷 1.50(1.54 1.72)
13(27) 所沢北 1.47(1.32 1.14)
14(18) 杉戸 1.42(1.50 1.24)
15(30) 和光国際 1.39(1.29 1.69)
15(11) 鳩ヶ谷 1.39(1.60 1.44)
17(18) 川越 1.35(1.50 1.55)
18(10) 川越南 1.34(1.62 1.62)
19(20) 南稜 1.31(1.48 1.46)
20(24) 川口 1.30(1.41 1.47)
20(25) 不動岡 1.30(1.39 1.30)
所沢北、和光国際は倍率、順位ともに大きく上がった。
逆に川越南は倍率、順位ともに大きく下がった
越ケ谷、杉戸、川越、南稜、川口、不動岡などは昨年同期よりも倍率は下がっているが順位はむしろ上がっている。普通科全体倍率が大きく下がったので、このような現象が起きている。
◆普通科倍率上位校(22位~30位)
22(54) 朝霞西 1.29(1.08 1.26)
22(13) 蕨 1.29(1.55 1.59)
24(23) 大宮南 1.28(1.42 1.11)
25(44) 川越女子 1.26(1.17 1.26)
26(47) 熊谷西 1.25(1.15 1.52)
27(42) 坂戸 1.24(1.20 1.16)
28(31) 春日部 1.22(1.28 1.25)
29(52) 岩槻 1.21(1.10 1.19)
29(27) 越谷北 1.21(1.32 1.25)
29(29) 所沢西 1.21(1.31 1.25)
倍率、順位ともに大きく上がったのは朝霞西、川越女子、熊谷西、岩槻など。
逆に大きく下がったのは蕨。
◆普通科倍率上位校(32位~41位)
32(32) 伊奈学園 1.20(1.27 1.27)
32(34) 鷲宮 1.20(1.24 1.03)
34(12) 志木 1.19(1.58 1.44)
35(35) 浦和北 1.18(1.23 1.42)
36(17) 浦和 1.16(1.51 1.33)
37(39) 入間向陽 1.14(1.21 1.14)
38(51) 豊岡 1.13(1.12 1.40)
39(35) 浦和一女 1.12(1.23 1.32)
39(67) 川越西 1.12(0.95 0.93)
41(16) 浦和東 1.11(1.53 1.42)
41(48) 草加西 1.11(1.14 0.87)
ここには順位、倍率を大きく上げた学校がない。強いて言えば川越西だが、これは定員削減効果だろう。
志木、浦和、浦和一女、浦和東などが、倍率も順位も大きく下げている。
浦和は、第2回倍率としては令和3年度の1.30倍を下回り過去最低。浦和一女も第2回倍率としては平成31年度の1.21倍を下回り過去最低。
◆普通科倍率上位校(43位~50位)
43(48) 越谷東 1.10(1.14 0.98)
43(61) 坂戸西 1.10(1.03 1.08)
45(52) 鴻巣 1.09(1.10 1.22)
45(60) 越谷西 1.09(1.04 1.08)
45(35) 草加 1.09(1.23 1.06)
45(43) 深谷第一 1.09(1.18 1.11)
45(86) ふじみ野 1.09(0.79 0.81)
50(39) 本庄 1.08(1.21 1.12)
ふじみ野は定員削減効果もあり倍率、順位を上げた。
草加と本庄は、倍率、順位ともにやや大きく下がっている。
◆普通科倍率上位校(51位~56位)
51(67) 三郷北 1.05(0.95 1.11)
51(38) 八潮フロンティア
1.05(1.22 1.05)
53(48) 草加東 1.03(1.14 1.25)
54(26) 大宮光陵 1.01(1.35 1.18)
54(32) 草加南 1.01(1.27 1.18)
56(39) 川口青陵 1.00(1.21 1.09)
56(58) 川口東 1.00(1.05 1.02)
中途半端な区切りだが、ここまでが1倍以上の(=定員割れではない)学校だ。
八潮フロンティアの昨年までのデータは八潮南のものなので、あくまでも参考として見ていただいたほうがいいだろう。
とりあえず今日はここまで。
だが。
ここに登場しない各地域の主要な学校も見ておこう。いずれも現時点では定員割れである。
◆その他、主な定員割れ校
58(65) 熊谷 0.99(0.96 0.92)
58(81) 熊谷女子 0.99(0.87 0.86)
64(57) 松山女子 0.96(1.07 0.98)
66(45) 与野 0.93(1.16 1.34)
68(74) 春日部女子0.92(0.89 1.21)
68(45) 川口北 0.92(1.16 1.40)
70(70) 春日部東 0.90(0.91 0.99)
88(77) 松山 0.72(0.88 0.88)
昨年同期は1.0倍を上回った学校が63校(コース含む)あったが、今年は56校(同)に減っている。その分、定員割れ校が増えたということだ。
ここにあげた学校は、いわゆる伝統校や、かつては地域で人気を誇った学校なので最終的には定員を満たすことになるだろうが、途中経過とは言え、定員割れ状態にあることが、現在の公立高校の苦しい状況を表している。
以上、大至急、普通科の一部についてまとめた。
専門高校(専門学科)、総合学科についてもできるだけ早くまとめ記事を書く予定だ。
【こちらnoteの記事】
普通科全校、倍率順。
「2026埼玉県公立入試 第2回進路希望調査 普通科全校 倍率順」

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