今日は通信制高校の話題。
 ここは守備範囲外ということにしておこうか。
 そう考えてきたが、昨今の希望者の増加を見ると、完全スルーというわけにも行かない。
 そんなわけで、少しずつ情報を集め、学校にも足を向けようと努力している。
 ただ、若い時のように、ガガガっと一気に物事を進めることができない。そのあたりが後期高齢者の辛いところだ。

 先般発表された第2回進路希望調査の結果を見てみよう。
 希望者は次のとおりとなっている。
 カッコ内は前年同期。

 県内公立通信制  288人(280人)
 県内私立通信制  672人(744人)
 県外通信制    3117人(3146人)
 計        4077人(4204人)

 とりあえず、今の中学3年生が生まれた15年前くらいからの数字を追ってみる。
 グラフにするとこんな感じだ。

 平成24年度入試から令和7年度入試まで、一度も前年同期を下回ることなく、一貫して上昇してきた。
 平成24年度が776人、平成28年度に4ケタに乗り1095人、令和3年度に2000人超え、同5年度に3000人超え、同7年度に4000人超えと、信じられないスピードで増加してきた。
 平成26年度入試の時点では、希望者割合が定時制が1.4%に対し、通信制1.2%と、定時制の方が高かった。だが、翌27年度入試で両者1.4%と並び、28年度には定時制1.3%に対し通信制1.7%と逆転した。以後、今日まで、定時制は1.4%から1.5%とある意味安定していたが、通信制の方は、平成30年度入試で2%超え、令和2年度入試で3%超え、4年度入試で4%超え、5年度入試で5%超え、6年度入試で6%超えと、これまた驚異的なペースで割合を増やしてきたのである。定時制の割合がほとんど減っていないということは、夜の生徒が通信制にうつってきたのではなく昼の生徒がうつってきたと見るべきだろう。
 
 これまで順調に希望者数、希望者割合を増やしてきた通信制だが、今年の調査では初めて前年同期を下回った。
 人数で言うと93人、割合で言うと0.1ポイントの減少だ。
 まあ、誤差の範囲と見ることもできるが、もしかしたら少し勢いが止まったかもしれない。ただしこれは、今年度入試における実際の出願者や入学者、あるいは次年度の希望者数(割合)を見てみないと分からない。

 圧倒的に希望者数が多いのは、全国から入学者を募るN高やクラークといった大手だが、具体的な校名は分からない。
 校名が分かるのは県内通信制だ。
 
【県内私立通信制の希望者数(第2回調査)】
 カッコ内は前年同期人数
 
 大川学園  38人(26人)
 開智    2人(ー)
 霞が関   35人(42人)
 国際学院  8人(8人)
 志学会   46人(73人)
 聖望学園  14人(6人)
 創学舎   5人(9人)
 本庄第一  34人(ー)
 松栄学園  88人(91人)
 松栄学院大宮分校
       24人(29人)
 松栄学園越谷レイクタウン分校
       97人(114人)
 武蔵野星城 68人(86人)
 わせがく夢育131人(167人)

 全日制高校の生徒募集に多少なりとも関わっている身としては、通信制高校の隆盛は必ずしも歓迎するものではないが、子供たちの選択肢を増やすという意味では良いことなのだろう。