週に一度、足首(アキレス腱損傷)のリハビリに通っている。
担当の理学療法士が決まっている。
専門的知識と技能をもった指導者、トレーナー、インストラクターという側面もあるが、伴走者でもある。
感情ケアも受け持ってくれる。つまり、常に励まし、回復を一緒に喜んでくれる。
こういう仕事、AIロボットにはできんな。
いや、できるかもしれんが、それでは一体感も生まれないし、ほめられたって何の感動もない。
私のような編集者の仕事はいずれすべてAIに取って代わられるが、パーソナルトレーナーの性格をもった理学療法士の仕事はAIに奪われることはないだろう。
という長めの前振りをしておいて今日の本題である。
専門学科は倍率「0.875倍」でオーケーという話だ。
専門学科は志願先変更時点で見ると、35校81学科において、志願者が定員に達していない状況である。
つまり、専門学科の6割強が定員割れ状態なのだが、この数字は、理数科や外国語科など上位進学校に設置された進学系専門学科も含んだ数字であるから、農業・工業・商業など職業系というか技能系の専門学科にしぼれば、定員割れ学科の割合はさらに高くなるだろう。
1倍を割った倍率を見て人々は、「人気がないんだな」と思うだろう。
まあ、大きく間違ってはいない。
しかし私は、ちょっと別の見方をしている。
それは、「倍率は0.875倍以上あればいいんじゃね」というものだ。
専門学科の多くは「40人(1クラス)募集」である。
一部に「80人(2クラス)募集」や、それ以上の学科もあるが、基本は「40人(1クラス)募集」だ。
で、ここに35人の志願者が集まったとする。
すると倍率は「0.875倍」だ。
これ、実習の多い専門学科ではちょうどいい人数。
「0.80倍」で32人でもいいくらい。
座学中心の普通科と、実習の多い専門学科で、1クラス人数の基準が違っても全然問題ない。むしろ一緒であることのほうがおかしいくらい。
そこで、40人定員で35人以上、80人定員で70人以上の志願者いればオーケーという基準で各校各学科の志願者数及び倍率を見なおしてみる。
【農業】
現状、6校18学科中、熊谷農業(食品科学)、杉戸農業(園芸・生活技術)の2校3学科だけが志願者40人超え(倍率1倍超え)だが、志願者「35人以上(又は70人以上)」でオーケーということにすると、4校11学科がこれをクリアする。熊谷農業は4学科すべて、杉戸農業は6学科中5学科でクリアする。引き続き厳しいのは、児玉、羽生実業、秩父農工科学あたりか。
【工業】
現状、13校45学科中、6校12学科で倍率1倍超え。ほぼ4分の3が定員割れ。
だがこれも、「35人以上(又は70人以上)」でオーケーということにすると、8校19学科が該当する。半分までは行かないが40%の学科がクリアする。元々3学科すべてで1倍超えの川口工業のほか、川越工業も5学科すべてで、熊谷工業も5学科中3学科でクリアする。
【商業】
現状、15校26学科中、6校9学科で倍率1倍超え。65%が定員割れ。
だが、「35人以上(又は70人以上)」でオーケーということにすると、11校15学科が該当する。元々3学科すべてで1倍超えの深谷商業のほか、浦和商業や狭山経済も2学科でクリアできる。また、商業科全体でも0.91倍であるから、目標の0.875倍をクリアできている。
【家庭】
現状、4校8学科中、2校3学科で倍率1倍超え。
だが、「35人以上(又は70人以上)」でオーケーということにすると、鴻巣女子の2学科(保育と家政科学)がクリアできるので3校5学科と半数を超え、学科全体も0.96倍なので、こちらもクリアということになる。
つい定員割れイコール人気薄とみなしてしまうが、別の定規を当ててみると、手堅く集めているし、結果的にも職業学科にふさわしい良好な環境で教育活動が行われていることが分かるのである。
私は、行ったことがあるかという点なら全専門高校・専門学科を制覇しているのだが、一つ一つの学科について理解しているかというと、当然だがそこまではいかない。引き続き勉強である。

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