昨日、秩父高校を訪問したことは書いた。
 紹介記事は7月3日付埼玉新聞折り込み特集に掲載される。
 
 再編による6つの新校のうち、昨年同期、岩槻・大宮科学技術・和光国際は紹介済みなので、今年は残る3校(秩父・越生翔桜・八潮フロンティア)を紹介。
 紹介記事は埼玉新聞担当者が執筆するので、私は行く必要がないのだが、秩父高校には興味があったし、言っておきたいこともあったので、ここだけは同行。

 言いたかったことの一つは、「学校WEBサイト(ホームページ)のトップページ何とかしてくれ」である。
 せっかく秩父まで行き、校長・教頭・広報責任者に会えるのだから、これは言っておかないと。
 ということで、一連の取材が終わり帰り際、これだけは是非とお願いした

 で、結論を先に言っておくと、夕方会社に戻り、同校からの取材御礼メールを見ると、「トップページ改善しました」との報告があった。
 改善された秩父高校WEBサイト・トップページがこちら。
 「県立秩父高校 ホームページ(トップページ)」
 では、昨日午前中まではどうだったかというと、それがこちら。

 前にどこかにチラッと書いたかもしれないが、これ、見る者をちょっとイラっとさせる。
 玄関を入ると、また玄関がある。しかも二つ。
 「さあ、あなたの欲しい情報はどっちでしょう?」と訪問者を迷わせるシステム。クイズやってる場合じゃないんだよ。
 
◆ネット社会は秒単位の勝負
 現代のネット社会は、「秒単位の勝負」と言われている。
 「ミリ秒単位」と言う人もいる。

 一般的にユーザーがWebサイトで情報を見た際に、その内容を読み続けるかどうかを判断するまでの限界時間は3秒と言われている(3秒の壁)。
 ユーザーは待ってくれない。
 表示速度が遅く、仮に3秒かかったとすると、その時点で半数以上が離脱する。

 こんな時代に、「玄関の中にまた玄関」という構造はありえない。
 訪問者にはダイレクトにトップページを見せなければならない。
 秩父高校はこれまで、この「もうワンクリック(ワンタップ)」のために、どれだけの途中離脱者を発生させてきたか。もったいないことをしてきた。

 むろん、欲しい情報がはっきりしている人は、隅々まで探し回るだろうが、新規の顧客を獲得したければ「秒単位の勝負」に挑まなければならない。

◆秩父高校さん、次はこれ
 まあ、ともあれ、アドバイスを聞いてくれて、すぐに実行してくれたことは有難い。
 行って良かった。
 言って良かった。

 さて、そうなると、もうお気づきと思うが、もう1か所早急に改善すべき部分がある。
 冒頭に、「特設サイトはこちら」というバナーが貼ってあり、ここから別サイトに飛んで、日々のニュースが見られるわけだが、どんなニュースがあるかは「クリックしてみてのお楽しみ」という構造になっている。
 はっきり言って、これは「別に見てもらわなくてもいいよ」と言っているのに等しい。
 ここはヘッドラインニュースを5本ぐらい並べるべきところだ。
 たとえば、ニュースの中に「【緊急連絡】台風6号の接近に伴う臨時休校について(6月2日)」があるわけだが、これなどはページを開いた瞬間、何もしなくても目に飛び込んでこなければならないニュースだ。

 秩父高校(普通科)はここ4年間、欠員補充(定員割れ)が続いている。
 新設の国際教養科も40人募集のところ入学者13人と厳しい状況だ。
 背景には地域の人口減少があるが、それはいずこも同じ。
 募集に関わる広報活動についてはやるべきことはきちんとやっていると思うが、WEBサイトやSNSなどネット情報については、発信しているが到達していない状態であり、これは非常にもったいない。「秒単位の勝負」を強く意識し、さらに改善を進めてもらいたい。