夏休みと言えば宿題だ。みんな思い出あるよね。主に小学校、中学校。
 で、今日は宿題代行の話なのだが、これは以前書いているね。
 「宿題代行?ふざけるな!」
 6年前の旧ブログだ。

 読み返してみて、今もそれほど考え方が変わっていないことが分かった。
 一応、前回の内容をまとめてみると。
 1 民間企業は需要があれば何でもやるのだ(法の範囲内で)
 2 宿題は自分でやるから意味がある
 3 が、一方で子供には助けが必要だ
 4 塾はテストに出るとこ教えてるだろう
 5 そこは自分で考えるから頭が良くなるんだ
 6 下手すると代行業者と同じことになるぞ 
 と、大体こんなところだ。

 さて、あれから6年も経っているのだから、ちょっとは別のことを書かなければいけない。

◆世の中にはけしからん商売は山ほどある  
 宿題代行はけしからんと言っても、まさか法で規制するわけにも行くまい。
 そもそも世の中にはけしからん商売は山ほどあるのだ。一部の人にとってけしからん行為であっても、別の一部の人にとって喜びや満足が得られるものであれば商売として成立する。
 商売が成立するかどうかは需給関係による。
 よって、宿題は自分でやるべきだから、そういう商売は子供のために良くないといくら言っても無駄なのだ。
 
◆代行できない宿題を出す
 宿題代行業者への依頼が多いのは、読書感想文・作文、自由研究らしい。ドリルの要望も多いようだ。
 作文だったら1文字何円、ドリルだったら1問何円といった値付けがなされているようだ。それを学生アルバイトにやらせる。

 さてそこで、宿題代行業者を撲滅するにはどうしたらいいかである。
 別に私個人は撲滅運動をする気はないが、頭のトレーニングとして考えてみる。

 まず普通に思い浮かぶのが、代行が難しい宿題を出すことだ。
 もちろんその前に、「宿題は自分のためだから、自分の力でやりましょう」という指導があるのは当然だ。

 代行が難しい宿題案
 夏休みはおうちのお手伝いをしましょう。
 熱中症に注意して外で体を動かしましょう。
 夜はしっかり寝ましょう。
 ダイエットなどせず、いっぱい食べましょう。
 たまにはお料理してみましょう。
 家族や親せきと食事やパーティをしましょう。
 家族みんなで遊びに行きましょう。
 少しはお勉強もしましょう。
 学校が始まったら、以上のうち一番面白かったことをみんなの前で発表(プレゼン)してもらいます。

 さあ、代行してもらおうじゃないか。

◆宿題なんてやめちまえ
 要は宿題出すのをやめればいいんだ。これが究極の宿題代行業者撲滅策。出てないんだから代行しようがない。
 1か月やそこら教科書から離れたって、そう急にバカになるわけじゃない。
 夏休みは子供を家庭や地域に返そう。
 学校も先生も休みにして、その間は家庭や保護者が責任をもって子供を指導する。
 これは先生の働き方改革にもつながるよ。

 親の負担が増える?
 たしかにそれぞれ事情があり、簡単ではないのは分かる。
 でもね、夏休み中も学校や先生に子供を管理させようというのは、代行に頼む発想と大差ないってことに気づいてもらわないと。